MotoGP レースレポート
2022年10月22日
MotoGP 第19戦 マレーシアGP 予選
マレーシア セパンインターナショナルサーキット
マレーシアGP予選でアレックス・リンスがセカンドローを獲得。
2022 MotoGP
セパンインターナショナルサーキットで開催中のMotoGP マレーシアGP2日目は、予報されていた雨予報が覆り、予選は鉛色の空から青空に変わり好コンディションで行われることとなった。
ダイレクトQ2行きを決める午前のFP3はいつも通りの激しいタイム争いとなり、前日の暫定タイムが次々と更新されていく。チームスズキエクスターのアレックス・リンスとジョアン・ミルも共に渾身の走りを見せ、灼熱の中ラップを重ねていく。セッション終盤に雨粒が落ち始め、ライダー達がほんの一瞬スローダウン。しかし雨はすぐに止み、リンス、ミルは間髪を入れず再びアタックを開始。セッション終了間際にはふたりともトップ10圏外となっていたが、最後のアタックでミル5番手、リンス8番手にポジションを上げてふたり揃ってダイレクトQ2行きを決める。
引き続きドライコンディションでの走行となった午後のFP4では、いつも通りリンス、ミル共に決勝を見極めたマシンセッティングと中古タイヤでのレースシミュレーションを入念に行う。
Q1から勝ち上がった2人のライダーを迎え、12人のライダーで行われるQ2はいつも通りの激しい展開となるが、リンスは最終ラップのアタックで一気に5番手にポジションアップ。クリアラップが取れずアタックに苦戦するミルは最後のアタックラップで他車の転倒を避けたためタイムアップができず、11番手からポジションを上げることなくセッションを終了。明日のマレーシアGP決勝はそれぞれ2列目、4列目からスタートすることとなった。
ダイレクトQ2行きを決める午前のFP3はいつも通りの激しいタイム争いとなり、前日の暫定タイムが次々と更新されていく。チームスズキエクスターのアレックス・リンスとジョアン・ミルも共に渾身の走りを見せ、灼熱の中ラップを重ねていく。セッション終盤に雨粒が落ち始め、ライダー達がほんの一瞬スローダウン。しかし雨はすぐに止み、リンス、ミルは間髪を入れず再びアタックを開始。セッション終了間際にはふたりともトップ10圏外となっていたが、最後のアタックでミル5番手、リンス8番手にポジションを上げてふたり揃ってダイレクトQ2行きを決める。
引き続きドライコンディションでの走行となった午後のFP4では、いつも通りリンス、ミル共に決勝を見極めたマシンセッティングと中古タイヤでのレースシミュレーションを入念に行う。
Q1から勝ち上がった2人のライダーを迎え、12人のライダーで行われるQ2はいつも通りの激しい展開となるが、リンスは最終ラップのアタックで一気に5番手にポジションアップ。クリアラップが取れずアタックに苦戦するミルは最後のアタックラップで他車の転倒を避けたためタイムアップができず、11番手からポジションを上げることなくセッションを終了。明日のマレーシアGP決勝はそれぞれ2列目、4列目からスタートすることとなった。
リビオ・スッポ チームマネージャー
「アレックス、ジョアン共にペースが良いので、明日の決勝がこのままドライコンディションで行われればふたりとも強いバトルを見せることができると思っています。予選で苦戦することが多かったのでアレックスがセカンドローを獲得できたことを大変嬉しく思いますが、その反面、同様のポテンシャルがありながら、アタックラップで前を走行するライダーの転倒を避けてタイム更新ができなかったジョアンの予選順位には悔やまれもします。いずれにしても今日はふたり揃ってダイレクトにQ2に行くことができましたし、ライダーも十分にポテンシャルを見せてくれているので、決勝には自信を持っています。」アレックス・リンス
「今日のパフォーマンスには満足しているよ。FP3では全体的にペースも良くダイレクトにQ2に行くことができたし、FP4では中古タイヤで安定した良いペースで走ることができたしね。予選では久しぶりに上位グリッドを獲得できて、そこは喜ぶべきところだけど、問題があるとしたらポールポジションからちょっとタイムが離れていることかな。決勝はタフなレースになるだろうから、タイヤの使い方をよく考え、オーバーテイクのタイミングをしっかり見極めて冷静にレースをマネージメントすることが大切だと思っているよ。」ジョアン・ミル
「全て順調に進めることができたし、ポジティブな1日だったと思う。マシンのフィーリングが改善されたことで、より自信を持って走ることができるようになったからね。ただ予選ではなかなかクリアラップのチャンスがなく、やっとアタックできたラップでは目の前でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が転倒したために、それを避けようとしてオーバーラン気味になってしまったためにタイムを上げることができなかったんだ。グリッドは4列目と後方からのスタートになってしまったけど、ここはタイヤマネージメントが大きな鍵となるから、自分のペースできっちり戦うつもりだよ。」MotoGP 第19戦 マレーシアGP 予選結果
順位 | No. | ライダー | チーム名 | タイム | トップ差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 89 | J・マルティン | Prima Pramac Racing | 1'57.790 | - |
2 | 23 | E・バスティアニーニ | Gresini Racing MotoGP | 1'58.246 | 0.456 |
3 | 93 | M・マルケス | Repsol Honda Team | 1'58.454 | 0.664 |
4 | 72 | M・ベツェッキ | Mooney VR46 Racing Team | 1'58.490 | 0.700 |
5 | 42 | アレックス・リンス | Team SUZUKI ECSTAR | 1'58.575 | 0.785 |
6 | 10 | L・マリーニ | Mooney VR46 Racing Team | 1'58.579 | 0.789 |
7 | 21 | F・モルビデリ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 1'58.654 | 0.864 |
8 | 12 | M・ビニャーレス | Aprilia Racing | 1'58.766 | 0.976 |
9 | 63 | F・バニャイア | Ducati Lenovo Team | 1'58.862 | 1.072 |
10 | 41 | A・エスパルガロ | Aprilia Racing | 1'58.935 | 1.145 |
11 | 36 | ジョアン・ミル | Team SUZUKI ECSTAR | 1'59.145 | 1.355 |
12 | 20 | F・クアルタラロ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 1'59.215 | 1.425 |
13 | 33 | B・ビンダー | Red Bull KTM Factory Racing | 1'59.053 | (Q1) |
14 | 43 | J・ミラー | Ducati Lenovo Team | 1'59.064 | (Q1) |
15 | 35 | C・クラッチロー | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | 1'59.256 | (Q1) |
16 | 49 | F・ディ・ジャンアントニオ | Gresini Racing MotoGP | 1'59.278 | (Q1) |
17 | 44 | P・エスパルガロ | Repsol Honda Team | 1'59.363 | (Q1) |
18 | 5 | J・ザルコ | Prima Pramac Racing | 1'59.690 | (Q1) |
19 | 88 | M・オリベイラ | Red Bull KTM Factory Racing | 1'59.699 | (Q1) |
20 | 87 | R・ガードナー | Tech 3 KTM Factory Racing | 1'59.803 | (Q1) |
21 | 73 | A・マルケス | LCR Honda CASTROL | 2'00.008 | (Q1) |
22 | 25 | R・フェルナンデェス | Tech 3 KTM Factory Racing | 2'00.077 | (Q1) |
23 | 45 | 長島 哲太 | LCR Honda IDEMITSU | 2'00.803 | (Q1) |
24 | 40 | D・ビンダー | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | 2'10.717 | (Q1) |