SUZUKI RACING REPORT
スズキレーシングレポート
MotoGP レースレポート
2022年4月10日
MotoGP 第4戦 アメリカズGP 決勝
アメリカ サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
アメリカズGP決勝でアレックス・リンスが2位を獲得、スズキ500回目の表彰台を飾る。
2022 MotoGP
ROUND12 08.07 イギリスGP
ROUND13 08.21 オーストリアGP
ROUND14 09.04 サンマリノGP
ROUND15 09.18 アラゴンGP
ROUND16 09.25 日本GP
ROUND17 10.02 タイGP
ROUND18 10.16 オーストラリアGP
ROUND19 10.23 マレーシアGP
ROUND20 11.06 バレンシアGP
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2022年のアメリカズGPはFIM、Dorna、MSMA、IRTAとのパートナーシップで結成された ”Racing Together”のスローガンの元で迎える開催500回記念のレースとなり、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのMotoGP決勝前のグリッドには ”500GP”のモニュメントの前に歴代のアメリカ人ライダー達が一同に並び、アメリカ国歌が静かに流れて独特の雰囲気を醸し出した。チームスズキエクスターのふたりのライダーは共に3列目グリッドから決勝スタートに向けて呼吸を整える。

午後1時、全てのライダーがクリーンなスタートを切り、オープニングラップをアレックス・リンス7番手、ジョアン・ミル8番手とトップグループの後方、グリッドと同ポジションでホームストレートに戻ってくる。レース序盤、リンスとミルはトップグループのバトルを後方から様子を伺い、それぞれのペースを保って走行する。6周目にはリンスがアクションを起こしトップ5にポジションを上げ、さらにファステストラップを記録する。リンスはGSX-RRの優れたコーナースピードとパワーデリバリーを活かしてドゥカティ勢を猛追撃。特に7コーナーと11コーナーではドゥカティのマシンに並んでいく走りを何度も見せライバルにプレッシャーをかけていく。

その後、残り5周までリンスは前後と少し間が空いた形で単独3番手を走行する。その間にジョアン・ミルも着々と追い上げを続け、数台のドゥカティ勢をオーバーテイクし4番手まで順位を上げる。ミルはレース終盤もタイムを落とすことなくチームメイトを追いかけるが僅かに表彰台には届かず、アルゼンチンGPに続き4位でチェッカーを受ける。

安定したラップタイムで3番手を走行していたリンスは、レース終盤に再びペースを取り戻し、2番手を走行するジャック・ミラー(ドゥカティ)に迫る。そして最終ラップ、リンスはミラーとの差を詰め11コーナーでオーバーテイクするが、すぐにまたミラーにオーバーテイクされる。リンスはそれでも諦めることなく、最後のオーバーテイクチャンスとなる19コーナーで再びミラーを差してそのままミラーの前でチェッカーを受け、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで2位表彰台を獲得した。

このリンスの表彰台はスズキにとってロードレース500回目の表彰台となり、再び新たな歴史が作られた。

リンス、ミルはこの後ヨーロッパに戻り、2週間後に次戦ポルトガルGPを迎える。アメリカズGP後、ライダーズチャンピオンシップではリンスが2位、ミルが4位に、またチームチャンピオンシップではアルゼンチンGPからの1位を保持、さらにコンストラクターズチャンピオンシップでも3位に浮上した。

リビオ・スッポ チームマネージャー
「今日はふたりとも素晴らしいレースを見せてくれました。攻めるところでは攻め、抑えるところは抑え、最後まで速いペースを維持しながらスムーズな走りで2位と4位という結果を獲得できたことは評価すべきことだと思いますし、また今日のライダー、マシンのパフォーマンスは今後への自信にも繋がりました。今日はスズキにとって500回目の表彰台獲得という歴史的な1日でもあったので、この大切な日をスズキのメンバーと共に過ごすことができたことを心より誇りに思います。これからヨーロッパラウンドが始まるのでしっかりと地に足をつけ、さらに躍進できるようライダー、チームと共に頑張っていきます。」

河内 健 テクニカルマネージャー
「アルゼンチンに続いて、ここオースチンでも表彰台を獲得できたことを大変嬉しく思います。1周目のポジションはふたりともそれほど良くなかったのですが、周回毎に順位を上げて最終的に2位と4位というスズキらしい走りができたので悪くない結果だったと思います。アレックスは素晴らしいファイティングスピリットと最後まで諦めない強いレースを見せてくれ、またジョアンについても表彰台には届きませんでしたが、長いシーズンを考えれば非常に良い結果であったと思います。今回がスズキのロードレース500回目の表彰台、という事で、これまでのスズキライダー、先輩方の偉業に敬意を表すと共に、これからも一つ一つこの数字を増やしていきたいと思います。次戦からヨーロッパでのレースが始まりますが、ここからが本当のシーズンスタートだと思っていますので、このようなレースを続けて早く今シーズン1勝目を挙げたいと思います。」

アレックス・リンス
「今日の結果は本当に嬉しいよ。序盤ちょっと苦戦気味でいくつか順位を落としてしまい、表彰台獲得は難しいだろうと思っていたから余計にね。そこからポジションを挽回するためにとにかくタイヤをプッシュしてブレーキングを遅らせ、クリーンなオーバーテイクを続けていったんだ。3番手までポジションを上げた後、フロントが何回か切れ込みそうになって危なかった場面があったから、とにかく最後まで走り切ることだけ考えてペースをキープしていたんだけど、残り2周になったあたりで良いフィーリングが戻ってきたから再びペースを上げてジャック・ミラーをオーバーテイクすることができたんだ。500回目のこの表彰台は過去から今日までずっと努力を続けてきている全てのスズキ関係者と、ウクライナをはじめとした世界中で苦しんでいる全ての人々に捧げたいと思います。」

ジョアン・ミル
「ここオースチンは攻略が難しいサーキットだから、今日は今までのベストリザルトが獲得できて嬉しいし、正直あまり得意じゃなかったから4位で終えることができたなんて自分でも素晴らしいと思っているよ。チームの頑張りのお陰でレース毎に強くなっていっているし、その成果が今日のレースに現れたのだと思う。今日は序盤あまり無理することなく自分のペースで走るように心掛けて、リズムがしっかり掴めるようになってからペースを上げて少しずつ前をオーバーテイクしていくようにしたら4位までポジションを上げることができた。これからヨーロッパラウンドに入るとまた違うプレッシャーもあるけど、今のこの状態で次戦ポルトガルを迎えるのは楽しみでならないよ。」

MotoGP 第4戦 アメリカズGP 決勝結果
順位No.ライダーチーム名メーカータイム/トップ差
123E・バスティアニーニGresini Racing MotoGPDUCATI41'23.111
242アレックス・リンスTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+2.058
343J・ミラーDucati Lenovo TeamDUCATI+2.312
436ジョアン・ミルTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+3.975
563F・バニャイアDucati Lenovo TeamDUCATI+6.045
693M・マルケスRepsol Honda TeamHONDA+6.617
720F・クアルタラロMonster Energy Yamaha MotoGPYAMAHA+6.760
889J・マルティンPramac RacingDUCATI+8.441
95J・ザルコPramac RacingDUCATI+12.375
1012M・ビニャーレスAprilia RacingAPRILIA+12.642
1141A・エスパルガロAprilia RacingAPRILIA+12.947
1233B・ビンダーRed Bull KTM Factory RacingKTM+13.376
1344P・エスパルガロRepsol Honda TeamHONDA+17.961
1430中上 貴晶LCR Honda IDEMITSUHONDA+18.770
154A・ドビツィオーゾWithU Yamaha RNF MotoGP TeamYAMAHA+29.319
1621F・モルビデリMonster Energy Yamaha MotoGPYAMAHA+29.129
1710L・マリーニMooney VR46 Racing TeamDUCATI+29.630
1888M・オリベイラRed Bull KTM Factory RacingKTM+32.002
1925R・フェルナンデェスTech 3 KTM Factory RacingKTM+37.062
2087R・ガードナーTech 3 KTM Factory RacingKTM+42.442
2149F・ディ・ジャンアントニオGresini Racing MotoGPDUCATI+42.887
2240D・ビンダーWithU Yamaha RNF MotoGP TeamYAMAHA+1'42.171
DNF72M・ベツェッキMooney VR46 Racing TeamDUCATI15 laps
DNF73A・マルケスLCR Honda CASTROLHONDA18 laps
MotoGP ライダーチャンピオンシップランキング(第4戦 アメリカズGP 終了時)
順位ゼッケンライダーマシンポイント
123E・バスティアニーニDUCATI61
242アレックス・リンスSUZUKI56
341A・エスパルガロAPRILIA50
436ジョアン・ミルSUZUKI46
520F・クアルタラロYAMAHA44
633B・ビンダーKTM42
743J・ミラーDUCATI31
85J・ザルコDUCATI31
988M・オリベイラKTM28
1035J・マルティンDUCATI28
1144P・エスパルガロHONDA23
1263F・バニャイアDUCATI23
1393M・マルケスHONDA21
1412M・ビニャーレスAPRILIA19
1521F・モルビデリYAMAHA14
1630中上 貴晶HONDA12
1710L・マリーニDUCATI10
1872M・ベツェッキDUCATI7
1940D・ビンダーYAMAHA6
2073A・マルケスHONDA4
214A・ドビツィオーゾYAMAHA3
2287R・ガードナーKTM1
2325R・フェルナンデェスKTM0
2449F・ディ・ジャンアントニオDUCATI0
256S・ブラドルHONDA0
MotoGP コンストラクターチャンピオンシップランキング(第4戦 アメリカズGP 終了時)
順位コンストラクターポイント
1DUCATI86
2KTM59
3SUZUKI57
4APRILIA51
5YAMAHA44
6HONDA34
MotoGP チームチャンピオンシップランキング(第4戦 アメリカズGP 終了時)
順位チームポイント
1Team SUZUKI ECSTAR102
2Red Bull KTM Factory Racing70
3Aprilia Racing69
4Gresini Racing MotoGP61
5Pramac Racing59
6Monster Energy Yamaha MotoGP58
7Ducati Lenovo Team54
8Repsol Honda Team44
9Mooney VR46 Racing Team17
10LCR Honda16
11WithU Yamaha RNF MotoGP Team9
12Tech 3 KTM Factory Racing1