MotoGP レースレポート
2022年10月1日
MotoGP 第17戦 タイGP 予選
タイ チャン・インターナショナルサーキット
チームスズキエクスター、タイGP決勝はリンス、ペトルッチのペアで挑む。
2022 MotoGP
タイ・ブリラムのチャン・インターナショナルサーキットで迎えたタイGP2日目の土曜日は、前日に続き雨の予報を覆してドライコンディションでスタートした。
前日をトップ10圏内で終えたアレックス・リンスは、ダイレクトQ2行きを決める午前のFP3で前日のタイムをさらに上げ、激しいポジション争いを制してトップ10を死守。またジョアン・ミルの負傷欠場により代役参戦となったダニーロ・ペトルッチは、GSX-RR初ライドながらこの午前のセッションでは誰よりも早く前日のタイムを更新し、徐々にマシンを自分のものにしていく。
午後も天候は安定し、気温が上昇して厳しい暑さとなるが、ペトルッチはFP4で11周をレースセットで走行。明日の決勝に向け貴重なデータを得る。同様にリンスも14周のレースシミュレーションを行い、リンスはレースペースの強さをアピールした。
Q1ではペトルッチが1'31.604を記録し、ここまでのベストタイムをマーク。しかしレギュラー勢の勢いは予想以上に激しく、ペトルッチは24番手で予選を終えた。
一方のリンスはQ2でセカンドロー獲得を目指して激しいタイムアタックを繰り返し一時6番手につけたものの、終盤にポジションを落とし、明日の決勝は4列目10番手からのスタートとなった。
前日をトップ10圏内で終えたアレックス・リンスは、ダイレクトQ2行きを決める午前のFP3で前日のタイムをさらに上げ、激しいポジション争いを制してトップ10を死守。またジョアン・ミルの負傷欠場により代役参戦となったダニーロ・ペトルッチは、GSX-RR初ライドながらこの午前のセッションでは誰よりも早く前日のタイムを更新し、徐々にマシンを自分のものにしていく。
午後も天候は安定し、気温が上昇して厳しい暑さとなるが、ペトルッチはFP4で11周をレースセットで走行。明日の決勝に向け貴重なデータを得る。同様にリンスも14周のレースシミュレーションを行い、リンスはレースペースの強さをアピールした。
Q1ではペトルッチが1'31.604を記録し、ここまでのベストタイムをマーク。しかしレギュラー勢の勢いは予想以上に激しく、ペトルッチは24番手で予選を終えた。
一方のリンスはQ2でセカンドロー獲得を目指して激しいタイムアタックを繰り返し一時6番手につけたものの、終盤にポジションを落とし、明日の決勝は4列目10番手からのスタートとなった。
リビオ・スッポ チームマネージャー
「上出来だったとは言い難いですが、今日はまずまずの結果であったと思っています。ダニーロは1シーズンMotoGPから離れていたにも関わらず、全く未知のバイクであったGSX-RRを短時間で乗りこなし、レースペースも良く、本当に素晴らしい仕事をしてくれとても光栄に思っています。アレックスはいつも同様にレースペースがかなり良いのですが、今回も予選のアタックで苦戦してしまいました。我々の予選の目標はセカンドロー以上であったため目標に届くことはできませんでしたが、決勝では彼の本来のポテンシャルを見せてくれると信じています。」アレックス・リンス
「レースペースも良いし、中古タイヤでのペースが安定しているから決勝には十分チャンスがあると思っているよ。ただグリッドが10番手とかなり後方になってしまったから、今回もまた序盤に勝負をしなくてはならないし、その分リスクもある。予選でもっと上位を獲得できればいいんだけど、新品タイヤでは中古タイヤと同じフィーリングを得ることができず、それはダニーロ(ペトルッチ)も同意見なんだ。残りのレースではそこをなんとしてでも克服しなくてはね。このサーキットはセクター1にハードブレーキングのコーナーが続くから、決勝では序盤にそこでオーバーテイクを狙うつもりだよ。」ダニーロ・ペトルッチ
「予選最下位はなんとか避けたかったけど、最下位になってしまっても楽しくて仕方ないんだ。予選のタイムアタックは、このマシンで初めての経験だったから、どう操ったら良いのか分からず上手くまとめることができなかったけど、レースペースは悪くないから決勝では良い走りができるんじゃないかと思っている。他のレギュラーライダー達は毎週末クレイジーな激しいタイムアタックをしているわけだから、この差は止むを得ないしね。マシンもチームも本当に最高で、チームスタッフは自分のために全ての手を尽くしてくれる。だから彼らのためにも決勝では良いところを見せたいと思っているよ。」MotoGP 第17戦 タイGP 予選結果
順位 | No. | ライダー | チーム名 | タイム | トップ差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 72 | M・ベツェッキ | Mooney VR46 Racing Team | 1'29.671 | - |
2 | 89 | J・マルティン | Prima Pramac Racing | 1'29.692 | 0.021 |
3 | 63 | F・バニャイア | Ducati Lenovo Team | 1'29.775 | 0.104 |
4 | 20 | F・クアルタラロ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 1'29.909 | 0.238 |
5 | 5 | J・ザルコ | Prima Pramac Racing | 1'29.963 | 0.292 |
6 | 23 | E・バスティアニーニ | Gresini Racing MotoGP | 1'29.988 | 0.317 |
7 | 43 | J・ミラー | Ducati Lenovo Team | 1'30.106 | 0.435 |
8 | 93 | M・マルケス | Repsol Honda Team | 1'30.133 | 0.462 |
9 | 10 | L・マリーニ | Mooney VR46 Racing Team | 1'30.214 | 0.543 |
10 | 42 | アレックス・リンス | Team SUZUKI ECSTAR | 1'30.337 | 0.666 |
11 | 88 | M・オリベイラ | Red Bull KTM Factory Racing | 1'30.485 | 0.814 |
12 | 33 | B・ビンダー | Red Bull KTM Factory Racing | 1'30.542 | 0.871 |
13 | 41 | A・エスパルガロ | Aprilia Racing | 1'30.202 | (Q1) |
14 | 21 | F・モルビデリ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 1'30.528 | (Q1) |
15 | 35 | C・クラッチロー | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | 1'30.542 | (Q1) |
16 | 25 | R・フェルナンデェス | Tech 3 KTM Factory Racing | 1'30.566 | (Q1) |
17 | 12 | M・ビニャーレス | Aprilia Racing | 1'30.578 | (Q1) |
18 | 87 | R・ガードナー | Tech 3 KTM Factory Racing | 1'30.602 | (Q1) |
19 | 44 | P・エスパルガロ | Repsol Honda Team | 1'30.641 | (Q1) |
20 | 73 | A・マルケス | LCR Honda CASTROL | 1'30.692 | (Q1) |
21 | 49 | F・ディ・ジャンアントニオ | Gresini Racing MotoGP | 1'30.794 | (Q1) |
22 | 45 | 長島 哲太 | LCR Honda IDEMITSU | 1'31.331 | (Q1) |
23 | 40 | D・ビンダー | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | 1'31.356 | (Q1) |
24 | 9 | ダニーロ・ペトルッチ | Team SUZUKI ECSTAR | 1'31.604 | (Q1) |