2021 MotoGP
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MotoGP レースレポート
2021年6月26日
MotoGP 第9戦 オランダGP(ダッチTT) 予選 場所:オランダ TTサーキット・アッセン
チームスズキエクスター、ダッチTT予選は共にトップ10ポジションを獲得
ダッチウェザーと言われるほど天候が安定しないことで知られるアッセンTTサーキットで行われたダッチTT2日目は、前日の天気予報に反して薄曇り時々晴れのドライコンディションとなった。
初日共にトップ10圏内のタイムを記録したジョアン・ミル、アレックス・リンスはそのポジションを死守すべくFP3でもさらなるタイムアタックを繰り返し、ミル5番手、リンス6番手でセッションを終え、揃ってダイレクトQ2行きを決める。 FP4ではマシンセットアップ後に様々なタイヤのテストおよびレースシミュレーションを行い、ふたりのライダーは共に安定した速いペースで周回を繰り返し、ミル5番手、リンス7番手でGSX-RRの好調ぶりをアピール。 最後の予選となる15分間のQ2では、セッション開始と共に予選ポジションを賭けてチームスズキエクスターペアが揃ってピットアウト。リンスはフロント、リア共にミディアム、ミルはフロントミディアム、リアソフトのコンビネーションでアタックを開始する。2度目のピットアウトでラップタイムを僅かに上げるも上位へのポジションアップには至らず、リンスは残り数分でベストラップ更新中のアタックラップに8コーナーで転倒を喫してセッションをそこで終了。ミルは10番手でセッションを終えて、明日の決勝はリンス3列目、ミル4列目からのスタートとなる。 佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「ドライコンディションとなったFP3では、ふたり共Q2にダイレクトに進めるタイムを出しながら同時にレースのセットアップもうまく作り上げて、レースの準備も順調に行うことができました。またFP4では引き続きタイヤの確認をし、レースに向けての準備をさらに完全なものとするよう努めました。予選Q2でのタイムアタックではアレックスが最後のアタック中に転倒して、ジョアンも攻めきることが出来ず、ベストなリザルトとはなりませんでしたが、アレックスには怪我もなく、ふたり共マシンのフィーリングは良いので、明日の決勝に向けては前向きな形で臨むことができそうです。明日のウォームアップで最終確認と調整を行い、今回も追い上げのレースとはなりますがシーズン前半戦をいい形で締めくくることが出来るようベストリザルトを狙いたいと思います。」アレックス・リンス
「今週はマシンのフィーリングがかなり良いし、特に完全なドライコンディションとなった今日のFP3、FP4は良い走りができたと思う。予選Q2での転倒は残念だったけど、怪我している右手首をさらに痛めたりするようなことがなかったのが救いだったよ。ベストタイムを出していたアタックラップだったし、転倒がなければグリッド2列目を獲得できた可能性があるからその点は悔やまれるけどね。決勝を見据えて色々とタイヤのコンビネーションを試したけど、まだどのタイヤを使うかは現時点では決めていないんだ。ここはヤマハ勢がかなり調子良いけど、自分もトップグループで争えるチャンスが十分にあると思っているから、しっかり集中して決勝に挑むよ。」ジョアン・ミル
「全体的にはポジティブな1日だったと思うけど、いつも同様予選でタイムが出せないことが相変わらずの課題だね。予選のタイムがFP3のベストタイムより悪かったし、順位もこの週末の全てのセッションで一番悪かった。マシンのポテンシャルは高いし、レースペースも良く、さらにアッセンは僕らのマシンと相性が良いから特にチャンスがあるのに、決勝を後方からスタートしなくてはいけないことが本当に残念だよ。とにかく予選でしっかりタイムが出せるよう、今後しっかり対処していかなくてはならないと思っている。今回もまた追い上げレースになるけど、いつも通り序盤でトップグループに入り込んで、できるだけ上位でフィニッシュできるよう全力を尽くすよ。」MotoGP 第9戦 オランダGP 予選結果
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