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MotoGP レースレポート
2021年9月12日
MotoGP 第13戦 アラゴンGP 決勝
場所:スペイン モーターランド・アラゴン

アラゴンGP決勝はミルがコンスタントな走りで3位表彰台を獲得
アラゴンGP決勝日朝のモーターランド・アラゴンは霧に覆われ、ウォームアップのスケジュールがディレイした。しかし霧が晴れた後は灼熱の太陽がサーキットを照りつけ、13,500人の観客に見守られる中、オンタイムの午後2時にMotoGP決勝が幕を開けた。ジョアン・ミル、アレックス・リンスは共にフロントハード、リアソフトのタイヤコンビネーションを選択し、それぞれ7番手、20番手グリッドから23周のレースをスタート。

共に好スタートを決めたスズキペアはオープニングラップでミル5番手、リンス15番手とそれぞれポジションを上げ、後方から猛追撃を繰り広げるリンスは4周目には12番手までさらにポジションアップ。その後、各ライダーがタイヤの温存を意識し、数周にわたってレースが膠着状態となる。ミルはトップグループとの距離を保ちながら5番手走行を続けオーバーテイクのチャンスを虎視眈々と狙い、12周目に2台を抜いて一気に3番手に上がり、表彰台圏内となる。

一方のリンスはレース序盤に12番手まで順調にポジションを上げたものの、その後ウィーク中に経験したものとは異なるフロントフィーリングの違和感を感じペースアップに苦戦。中盤、ポル・エスパルガロ(ホンダ)にオーバーテイクを許し13番手にポジションを落とすが、粘りの走りで再びポル・エスパルガロを抜き返して12位でレースを終えた。

終盤までペースを落とすことなくバトルを繰り返すトップ2台とミルの差は徐々に広がり、ミルは後方から追い上げてくるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)との3位争いに照準を絞ってバトル。一時はすぐ後方まで迫ったアレイシ・エスパルガロの追い上げを振り切り3位を死守し、今季5度目の表彰台を獲得した。

アラゴンGPの決勝結果により、ミルは引き続きタイトル争い圏内のポジションに。またチームランキング、コンストラクターランキングは共に3位へと順位を上げた。


佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「ジョアンはレースウィークを通して安定したペースでセッティングを進めて決勝日を迎え、レースは3列目グリッドからのスタートでしたが焦ることなくスタートして徐々に順位を上げ、表彰台を獲得することができました。アレックスは昨日の予選タイムアタックでペースを上げられず20番グリッドからのスタートとなりましたが、決勝日朝から調子を取り戻したので好結果も期待できると思っていました。しかしレース序盤は毎周のように順位を上げることができたものの、後半には思うようにペースを上げられず12位という結果で終えることとなってしまいました。次回のミザノではジョアンとアレックスの二人が揃って表彰台に乗ることができるよう、マシンもライダーも調子を整えて臨みます。」

河内 健 テクニカルマネージャー
「アラゴンは昨年成績の良かったサーキットだったので期待して挑んだのですが、実際は予想以上に苦戦する結果となりました。その中でもジョアンは最大限の力を発揮し、しっかりと表彰台を獲得してくれたことを非常に嬉しく思います。一方アレックスですが、予選のポジションよりは決勝のパフォーマンスは改善されましたが、これが本来のアレックスの力ではないと思っていますので、しっかりとデータを検証し、ミザノからまたやり直したいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。」

ジョアン・ミル
「表彰台に乗ることはできたけど、思っていたようなペースで走ることができなかったことにちょっとがっかりしているよ。今日は優勝争いができるんじゃないかと思っていたからね。でも大事なことはレースを通して安定したペースでリスクなく最後まで走り切れたことだと思っているし、チームと自分自身の努力で3位を獲得できたわけだから、そこは素直に嬉しいよ。今週はウィークを通して気温も路面温度も高かったせいでタイヤのグリップも悪かったしセッティングにも苦労した。難しいウィークを表彰台で終えることができ、チャンピオンシップに貴重なポイントを加算することもできたわけだからポジティブなウィークだったと言うべきだろうね。残り5戦、タイトルのことは考えず、とにかく1戦1戦しっかり結果を出すことだけに集中して最後まで戦い続けるよ。」

アレックス・リンス
「今日のレースは本当に厳しかったね。スタートも含めて序盤は順調で、最初の数周で一気に何人かオーバーテイクしてポジションを上げることができたんだけど、頭では常にタイヤのことを考えて走らなくては、と自分に言い聞かせていた。このサーキットはタイヤの摩耗が激しくて、タイヤマネージメントが後半の勝負の鍵になるからね。ところが12番手までポジションを上げたあたりで急にタイヤのグリップが落ちた感じになってマシンのフィーリングが変わってしまい、勝負を賭けようと思っていた中盤以降はペースを上げることができなかったんだ。予選順位を考えれば決勝のパフォーマンスはそれほど悪くなかったとは思うけど、いずれにしてもこの週末は思うように行かなかった。気持ちを切り替えてまた次戦のミザノで頑張るよ。」

MotoGP 第13戦 アラゴンGP 決勝結果
順位ゼッケンライダーチーム名メーカータイム/トップ差
163F・バグナイアDucati Lenovo TeamDUCATI41'44.422
293M・マルケスRepsol Honda TeamHONDA+0.673
336ジョアン・ミルTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+3.911
441A・エスパルガロAprilia Racing Team GresiniAPRILIA+9.269
543J・ミラーDucati Lenovo TeamDUCATI+11.928
623E・バスティアニーニAvintia EsponsoramaDUCATI+13.757
733B・ビンダーRed Bull KTM Factory RacingKTM+14.064
820F・クアルタラロMonster Energy Yamaha MotoGPYAMAHA+16.575
989J・マルティンPramac RacingDUCATI+16.615
1030中上 貴晶LCR Honda IDEMITSUHONDA+16.904
1127I・レクオナTech 3 KTM Factory RacingKTM+17.124
1242アレックス・リンスTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+17.710
1344P・エスパルガロRepsol Honda TeamHONDA+19.680
1488M・オリベイラRed Bull KTM Factory RacingKTM+22.703
159D・ペトルッチTech 3 KTM Factory RacingKTM+25.723
1635C・クラッチローMonster Energy Yamaha MotoGPYAMAHA+26.413
175J・ザルコPramac RacingDUCATI+26.620
1812M・ビニャーレスAprilia Racing Team GresiniAPRILIA+27.128
1946V・ロッシPetronas Yamaha SRTYAMAHA+32.517
2010L・マリーニSKY VR46 AvintiaDUCATI+39.073
DNF96J・ディクソンPetronas Yamaha SRTYAMAHA+22 Laps
DNF73A・マルケスLCR Honda CASTROLHONDA0 Lap
MotoGP ライダーチャンピオンシップランキング(第13戦 アラゴンGP 終了時)
順位ゼッケンライダーマシンポイント
120F・クアルタラロYAMAHA214
263F・バグナイアDUCATI161
336ジョアン・ミルSUZUKI157
45J・ザルコDUCATI137
543J・ミラーDUCATI129
633B・ビンダーKTM117
741A・エスパルガロAPRILIA96
812M・ビニャーレスAPRILIA95
988M・オリベイラKTM87
1093M・マルケスHONDA79
1135J・マルティンDUCATI71
1242アレックス・リンスSUZUKI68
1330中上 貴晶HONDA64
1444P・エスパルガロHONDA55
1573A・マルケスHONDA49
1623E・バスティアニーニDUCATI45
1721F・モルビデリYAMAHA40
1827I・レクオナKTM38
199D・ペトルッチDUCATI37
2010L・マリーニDUCATI28
2146V・ロッシYAMAHA28
226S・ブラドルHONDA11
2326D・ペドロサKTM6
2432L・サバドーリAPRILIA4
2551M・ピロDUCATI3
2653T・ラバットDUCATI1
2735C・クラッチローYAMAHA 
2831G・ガーロフYAMAHA 
2996J・ディクソンYAMAHA 
MotoGP コンストラクターチャンピオンシップランキング(第13戦 アラゴンGP 終了時)
順位コンストラクターポイント
1DUCATI250
2YAMAHA242
3SUZUKI174
4KTM171
5HONDA135
6APRILIA97
MotoGP チームチャンピオンシップランキング(第13戦 アラゴンGP 終了時)
順位チームポイント
1Monster Energy Yamaha MotoGP309
2Ducati Lenovo Team290
3Team SUZUKI ECSTAR225
4Pramac Racing212
5Red Bull KTM Factory Racing204
6Repsol Honda Team141
7LCR Honda113
8Aprilia Racing Team Gresini100
9Tech 3 KTM Factory Racing75
10Esponsorama Racing73
11Petronas Yamaha SRT68