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MotoGP レースレポート
2021年11月14日
MotoGP 第18戦 バレンシアGP 決勝
場所:スペイン サーキット・リカルド・トルモ

チ―ムスズキエクスター、最終戦をミルが4位で終えてシーズンを締めくくる
2021年のMotoGP最終戦を迎えたバレンシア、サーキット・リカルド・トルモは70,000人を超える観客を迎え入れ、シーズン最後のレースだけではなく、バレンティーノ・ロッシのキャリア最後のレースを見送るために特別な空気が流れる中で決勝が幕を開けた。

共に2列目グリッドからスタートしたチームスズキエクスターのジョアン・ミルとアレックス・リンスは揃って好スタートを切り、ミルは3番手にジャンプアップ。リンスは一時7番手までポジションを落とすが、すぐにペースを取り戻して5番手にポジションを上げる。

その後、ふたりは揃って前を走るジャック・ミラー(ドゥカティ)をオーバーテイクし、リンス2番手、ミル4番手に浮上。決勝11周目まで共にポジションを維持し、リンスはさらなるチャージを賭けようと果敢に挑むが、6コーナーで僅かにレースラインを外しスリップダウンして、痛恨のリタイヤとなる。

GSX-RRは残り1台となり、ドゥカティ勢に囲まれる形となるもミルは虎視眈々とポジションアップを狙い、ドゥカティ勢との距離を縮めるために安定したペースで走行を続ける。しかし序盤からマシンフィーリングに良い感触を得ることができていなかったミルは徐々にペースダウン。トップグループとの差が少しずつ広がっていく。レース終盤には5番手を走行するファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がすぐ後ろまで迫るが、最後まで粘りの走りで4番手を守りチェッカー。ミルは前戦アルガルヴェGPでライダーチャンピオンシップランキングは3位に確定しており、最終戦を終えチームランキング、コンストラクターランキングも3位に確定となった。


佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「ジョアン、アレックスともウィークを通して高いモチベーションで速いペースを維持し、最高の状態でレースに臨めたので、今日は二人で表彰台に乗ることを狙っていました。しかしながら決勝でジョアンはマシンとタイヤに良い感触を得られず、最後はトップグループに離されてしまいました。アレックスは転倒リタイヤとなってしまいましたが、それまではトップグループの中でペースをマネージできていました。レース結果は期待通りのものではありませんでしたが、この結果を今の我々の実力として真摯に受け止め、二人のレースから得られたデータを分析して、より強いチームスズキとなるために2022年シーズンに向けて改善を続けていきます。そして応援いただいている皆さんに結果でお返しできるよう頑張ります。今日で引退するバレンティーノ・ロッシ選手の残した偉大な功績に対して、スズキからの最大の敬意を表したいと思います。」

河内 健 テクニカルマネージャー
「今回は金曜、土曜とうまく週末を進めることができたので、決勝はさらに良い成績を期待していました。しかし表彰台争いをすることはできたものの、残念ながら表彰台を獲得することはできませんでした。アレックスは転倒してしまい、またジョアンは後半のペースが表彰台を獲得するには足りず、非常に残念な思いです。今回のレースでの悔しい気持ちを忘れずに、またシーズンオフにしっかりと開発を進めて来シーズンの開幕にはさらに強いスズキで戻ってきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。ジョアン、アレックス、チームスズキエクスターの全スタッフ、国内の開発スタッフ、スポンサー、ファンの皆さんを含め、我々を1年間支えて下さった全ての皆様に心より感謝致します。最後になりましたが、バレンティーノ・ロッシ選手のMotoGPに残した偉大な功績に感謝の気持ちを伝えたいと思います。」

ジョアン・ミル
「この気持ちをどう説明したら良いか分からないくらいがっかりしているよ。今週は最初からずっと強い走りができていたし、トラブルもなく全て順調にきていたから、今日は絶対に有終の美を飾ることが出来るって確信していたんだ。でも決勝が始まってみたらフロントのフィーリングが全然変わってしまっていて同じようなパフォーマンスができず、4位で終えるのが精一杯だった。本当に悔しいよ。今シーズンはチャンピオンシップランキングを3位で終えたけど、自分が描いていたような戦いができなかった。来年は毎戦表彰台争いが出来るように、来週のテストで来シーズンに向けてしっかりマシンを作り込んでいくよ。」

アレックス・リンス
「今日は完全にツキに見放されてしまった感じだったね。ペースも良かったし、転倒するまではレースをしっかりマネージメントできていたから、こんな最悪な形で最終戦を終えることになってしまったことがただただ悔やまれるよ。転倒の原因は完全に自分のミスだった。ほんの少しだけラインを外してしまってスリップダウンしてしまったんだ。ラインを外した瞬間にこういう結果になることをすぐに理解したけど、もうどうにもならなかった。本当に残念だし、チームの皆にも申し訳ない気持ちで一杯だね。来週のヘレステストで来年のマシンをテストすることになっているから、もう一度今日の決勝データをよく検証しつつ来シーズンに向けてしっかりマシン作りをし、また強い戦いができるよう頑張るよ。」

MotoGP 第18戦 バレンシアGP 決勝結果
順位ゼッケンライダーチーム名メーカータイム/トップ差
163F・バグナイアDucati Lenovo TeamDUCATI41'15.481
289J・マルティンPramac RacingDUCATI+0.489
343J・ミラーDucati Lenovo TeamDUCATI+0.823
436ジョアン・ミルTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+5.214
520F・クアルタラロMonster Energy Yamaha MotoGPYAMAHA+5.439
65J・ザルコPramac RacingDUCATI+6.993
733B・ビンダーRed Bull KTM Factory RacingKTM+8.437
823E・バスティアニーニAvintia EsponsoramaDUCATI+10.933
941A・エスパルガロAprilia Racing Team GresiniAPRILIA+12.651
1046V・ロッシPetronas Yamaha SRTYAMAHA+13.468
1121F・モルビデリMonster Energy Yamaha MotoGPYAMAHA+14.085
124A・ドビツィオーゾPetronas Yamaha SRTYAMAHA+16.534
1373A・マルケスLCR Honda CASTROLHONDA+17.059
1488M・オリベイラRed Bull KTM Factory RacingKTM+18.221
1527I・レクオナTech 3 KTM Factory RacingKTM+19.233
1612M・ビニャーレスAprilia Racing Team GresiniAPRILIA+19.815
1710L・マリーニSKY VR46 AvintiaDUCATI+28.860
189D・ペトルッチTech 3 KTM Factory RacingKTM+32.169
DNF42アレックス・リンスTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+17 Laps
DNF30中上 貴晶LCR Honda IDEMITSUHONDA+23 Laps
MotoGP ライダーチャンピオンシップランキング(最終戦 終了時)
順位ゼッケンライダーマシンポイント
120F・クアルタラロYAMAHA278
263F・バグナイアDUCATI252
336ジョアン・ミルSUZUKI208
443J・ミラーDUCATI181
55J・ザルコDUCATI173
633B・ビンダーKTM151
793M・マルケスHONDA142
841A・エスパルガロAPRILIA120
935J・マルティンDUCATI111
1012M・ビニャーレスAPRILIA106
1123E・バスティアニーニDUCATI102
1244P・エスパルガロHONDA100
1342アレックス・リンスSUZUKI99
1488M・オリベイラKTM94
1530中上 貴晶HONDA76
1673A・マルケスHONDA70
1721F・モルビデリYAMAHA47
1846V・ロッシYAMAHA44
1910L・マリーニDUCATI41
2027I・レクオナKTM39
219D・ペトルッチDUCATI37
226S・ブラドルHONDA14
2351M・ピロDUCATI12
244A・ドビツィオーゾYAMAHA12
2526D・ペドロサKTM6
2632L・サバドーリAPRILIA4
2753T・ラバットDUCATI1
2835C・クラッチローYAMAHA 
2931G・ガーロフYAMAHA 
3096J・ディクソンYAMAHA 
MotoGP コンストラクターチャンピオンシップランキング(最終戦 終了時)
順位コンストラクターポイント
1DUCATI357
2YAMAHA309
3SUZUKI240
4HONDA214
5KTM205
6APRILIA121
MotoGP チームチャンピオンシップランキング(最終戦 終了時)
順位チームポイント
1Ducati Lenovo Team433
2Monster Energy Yamaha MotoGP380
3Team SUZUKI ECSTAR307
4Pramac Racing288
5Repsol Honda Team250
6Red Bull KTM Factory Racing245
7LCR Honda146
8Esponsorama Racing143
9Aprilia Racing Team Gresini135
10Petronas Yamaha SRT96
11Tech 3 KTM Factory Racing76