2021 MotoGP
|
MotoGP レースレポート
2021年5月29日
MotoGP 第6戦 イタリアGP 予選 場所:イタリア ムジェロインターナショナルサーキット
チームスズキエクスター、混戦予想のイタリアGP決勝に3列目グリッドから挑む
MotoGP第6戦イタリアGP2日目の走行が青空の下、ムジェロインターナショナルサーキットでスタートした。
午前のFP3ではアレックス・リンス、ジョアン・ミル共に強い走りで順調に速いラップタイムを刻み、揃ってトップ10圏内でセッションを終えて最初の目標であるダイレクトQ2進出を決める。リンス6番手、ミル8番手でセッションを締めくくるが、トップ10は僅か0.5秒内の接戦だった。 午後のFP4ではマシンのセットアップに加えタイヤオプションの確認、さらに短いレースシミュレーションを行い、このセッションでもリンス4番手、ミル8番手と好調ぶりをアピール。 Q2ではリンス、ミル共に最初のフライングラップで好タイムを記録。しかし2度目のピットアウト後はタイムアップに苦戦し、リンス8番手、ミル9番手で共に3列目グリッドから23周で行われる明日のイタリアGP決勝に臨む。 佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「午前のFP3までジョアンもアレックスもマシンのセッティングを進め、フライングラップタイムを出すことができてふたり共にダイレクトでQ2進出を決めることができました。さらにFP4ではレースペースを確認し、予選に向けて万全な体制で備えたつもりだったのですが、Q2では共に3列目グリッドに留まり、正直もっと上位グリッドを狙っていたというのが本音です。アレックスに関しては技術的なトラブルが生じ、最後のタイムアタック中にマシンを止めることとなってしまい彼には申し訳なく思っています。トラブルの内容はまだはっきりしていませんが、今調査をしているところです。しかし我々にとって3列目グリッドは充分にトップ争いのチャンスがあるポジションなので、良いスタートを決めて100%ポテンシャルを発揮できるよう頑張ります。」アレックス・リンス
「この週末はフィーリングもかなり良いし自信も感じているから予選ではもっと上位グリッドを獲得したかったんだけど、8番手ポジションでもそれほど悲観的ではないと思っている。FP3もFP4も順調だったのに予選が思い通りに行かなかったのはちょっと残念だったけどね。1周のタイムもレースペースも良いから決勝ではスタートで前に出てトップグループで戦えるよう全力を尽くすけど、強いライダーがたくさんいるからかなり激しいレースになると覚悟している。ストレートでは他車より遅れてしまうかもしれないけどコーナーでは僕らのマシンが強いから、そのアドバンテージをうまく活かしたレースをするよ。」ジョアン・ミル
「100%の力を出し切ることができたし、全体的にペースも良いから自分自身はポジティブな気持ちだよ。FP4でセッティングを少し変えてみたんだけど、期待したほど違いがなかったからまだ改善の余地がありそうだしね。いずれにしても今日はダイレクトでQ2に行くことができたし、3列目9番手グリッドもスタートポジションとしてはそれほど悪くないと思っている。ムジェロはいつもエキサイティングなレースになるから、何位でチェッカーを受けることができるか楽しみだね。とにかくベストを尽くすのみさ。」MotoGP 第6戦 イタリアGP 予選結果
|
- 二輪車トップ
- スズキレーシングレポート
- MotoGP 第6戦 イタリアGP 予選
SUZUKI RACING REPORT
スズキレーシングレポート