2021 MotoGP
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MotoGP レースレポート
2021年5月1日
MotoGP 第4戦 スペインGP 予選 場所:スペイン ヘレスサーキット − アンヘル・ニエト
チームスズキエクスター、スペインGP予選を共にトップ10で終える
スペインGP土曜朝のFP3はセッションスタート直後から激しいタイム争いが繰り広げられ、前日のタイムを各ライダーが次々に塗り替えながら、コンマ2秒以内にトップから11番手までのライダーが名を連ねる稀に見る僅差の戦いとなった。チームスズキエクスターのジョアン・ミル、アレックス・リンスは共に最後のピットアウトでベストタイムを刻み、ミル4番手、リンス10番手で揃ってダイレクトQ2行きを決める。
午後のFP4は風が強く予想以上に気温が低いコンディションとなったが、ふたりのライダーは決勝を見据えたロングランを行い、1分38秒前半から中盤のタイムでコンスタントに走行。リンスはセッション終盤に5コーナーでスリップダウンを喫するが、ライダーに怪我はなく、すぐにピットに戻り再びピットアウトしてチェッカーを受け、リンス3番手、ミル7番手でセッションを締めくくった。 最終予選となるQ2では12人のライダー達が1000分の1秒を賭けてタイムアタックを繰り返し、FP3同様僅差のタイム争いが続く。ふたりのライダーは2度のピットアウトでそれぞれ3周のタイムアタックを行ったが、トップとの差は僅かながらリンス9番手、ミル10番手と決勝グリッドはそれぞれ3列目、4列目に留まり、明日の決勝で巻き返しを図る。 佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「今日のセッションでレースペースを確実に刻むことを確認し、またそのためのマシンセッティングも進めることができました。その中でタイムアタックを試みて、ジョアン、アレックス共にダイレクトでQ2に行くことができたことは我々にとってポジティブな要素だったと言えるでしょう。Q2はタイムが僅差とはいえアレックスが3列目、ジョアンが4列目となりベストなグリッドとは言い難いですが、決勝ではいつも通りスタートを確実に決め、ふたりのライダーが揃ってトップグループで戦うレースをしたいと思います。」アレックス・リンス
「今日はまずまずだったけど100%満足のいく日ではなかった。予選の最初のアタックは新品タイヤで良いタイムを出すことができたけど、2度目のアタックでは最初のアタックと同じようなフィーリングを得ることができずにタイムを更新できなかったんだ。FP4で良いフィーリングを掴めて予選に自信を持っていただけに残念だよ。FP4での転倒は予選のパフォーマンスに全く影響していないし、グリッドは9番手とはいえトップとのタイム差がさほどあるわけではないから、決勝ではとにかくスタートで前に出ていつも通り全力を尽くして戦うよ。」ジョアン・ミル
「総合的にはポジティブな1日だったと言うべきだろうね。トップとのタイムも僅差だし、ペース的にもアドバンテージがあると思っている。予選タイムがトップからわずかコンマ5秒落ちなのにグリッドが10番手なんてがっかりだし、びっくりだよ。予選タイムを上げることは常に目標のひとつだけど、レース毎にマシンのパフォーマンスは着実に上がっているし、今後まだまだ良くなっていくと思っているんだ。レースのマネージメントには自信があるから、明日の決勝を楽しみにしていてよ。」MotoGP 第4戦 スペインGP 予選結果
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