2021 MotoGP
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MotoGP レースレポート
2021年4月3日
MotoGP 第2戦 ドーハGP 予選 場所:カタール ロサイル・インターナショナルサーキット
ドーハGP予選、チームスズキエクスターは揃って3列目グリッドを獲得
ドーハGP予選日のロサイルサーキットは朝から強風が吹き荒れ、午後になっても風は止むことなく吹き続けて路面に多くの砂や埃を運んだ。また風に巻かれた砂が砂嵐となってサーキットは視界も悪く、各ライダー達は難しいコンディションでの走行を強いられた。FP3では前日のラップタイムを上回るライダーはなく、チームスズキエクスターのアレックス・リンス、ジョアン・ミルはこのセッションを主にマシンセッティングに費やし、リンス2番手、ミル3番手でセッションを締めくくる。
日が落ちて夜になってもコンディションは大きく改善せず、各ライダーはFP4セッションで様々なタイヤオプションを試して予選に備える。ミル、リンス共にセッション終盤にフィーリングが向上し、それそれ3番手、6番手にポジションを上げてセッションを終了。 Q1ではミルが先週末に続き再び素晴らしいパフォーマンスを見せ、この週末のベストタイムを記録してトップタイムでQ2行きを手にし、2週連続ふたりのライダーでQ2に挑む。 最終予選ではふたりのライダーが共に2度のピットアウトでタイムアタック。2度目のアタックでどちらもタイムを上げ、ふたりのライダーが揃って先週末よりそれぞれひとつポジションを上げてリンス8番手、ミル9番手となり、明日の決勝は共に3列目グリッドからのスタートとなった。 佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「今日は朝から非常に風が強く、路面に砂がたくさん浮いている状態だったのでマシンの評価をするには非常に難しい1日でしたが、アレックスは昨日のFP2の結果でダイレクトにQ2に進むことができ、またジョアンもQ1を勝ち進んでQ2を戦い、共に3列目を獲得することができたことは我々にとっては非常に前向きな予選だったと思います。正直言えばもう1列前のグリッドを狙っていましたが、明日スタートを確実に決め、また良いレース運びをして先週よりも高い順位でレースをフィニッシュできるよう精一杯頑張ります。」アレックス・リンス
「今日は1日中砂嵐が吹き荒れ、路面を砂が覆ってコンディションが悪かったためにタイムを上げるのに苦労したけど、予選では先週よりひとつポジションを上げて8番手で終えることができたしポジティブな1日だったと思っているよ。明日のレースは先週末以上に接戦になるだろうから、トップグループで争うためには序盤が大きな鍵になる。とにかくスタートから全開で行くよ。」ジョアン・ミル
「コンディションは決して良くなかったけど、僕らにとっては前向きな日だったよ。Q1からQ2へもうまく行くことができたし、新品のソフトタイヤでラップタイムを上げることもできたしね。ただ予選の課題はまだ解決できないままなんだ。アグレッシブに攻めてタイムアタックしてもなかなか良いタイムが出ず、ロングランのようにリラックスして周回する時の方がタイムを出すことができるから、ライディングスタイルの見直しが必要なんじゃないかと考えているんだ。いずれにしても今日のグリッドポジションには満足だし、2列目グリッドのライダー達とのタイム差も少ないから決勝では十分チャンスがあると思っているよ。」MotoGP 第2戦 ドーハGP 予選結果
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