
2020 MotoGP
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2020年8月8日
MotoGP 第4戦 チェコGP 予選 場所:チェコ ブルノサーキット
チームスズキエクスター、チェコGP予選は9番手と11番手
2020年MotoGP第4戦チェコGP予選は、今シーズンで最も距離の長いサーキットながら稀に見る激しい接近戦となり、セッション最後のタイムアタックでドラマティックにポジションが入れ替わって終了。ふたたび予測のつかないスリリングな決勝が期待されることとなった。
午前のFP3はコースコンディションに恵まれ、ライダー達は次々にタイムアップを図る。セッション終了時、全ライダーのタイム差はトップから最後尾までわずか1.532秒とかなりの接近戦に。ジョアン・ミルとアレックス・リンスは共に1分56秒後半のタイムを記録し、どちらもトップからコンマ3秒差でありながらほんのわずかなタイム差が二人の明暗を分け、ミルはトップ10圏内に、リンスは僅差で圏外に漏れることとなる。 FP4ではリンス、ミル共に決勝に向けてのタイヤ確認とマシンのセットアップを重点的に行い、二人揃って安定した好ペースで走行。リンス4番手、ミル7番手とセッションをポジティブに締めくくる。 Q1出場のリンスは、肩の負傷による痛みに苦しめられながらも、気合いの走りで1'56.230のトップタイムを記録してQ2に進出。 予選最後のQ2にはふたりのライダーが揃って挑み、ハイペースかつコンスタントな走りでタイムアタック。その結果ミルは9番手、リンスは11番手ポジションを獲得し、明日の決勝にはそれぞれ3列目、4列目からのスタートとなる。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「正直予選順位はもう少し上位を期待していましたが、いずれにしても我々のチームは素晴らしい仕事をしてくれました。ジョアンは決勝3列目からのスタートとなりますが、マシンのフィーリングもレースペースも良いので、タイヤの選択が当たれば決勝には期待できると思っています。アレックスに関しては、まだ怪我の回復が完全ではないにも関わらず全力で挑み、Q1ではトップタイムを記録。今の状態で予選11番手を獲得できたことはもはや脅威と言ってもいいでしょう。決勝は長くて厳しい戦いになると思いますが、ふたりともペースが安定しているので、あとは全てを出し切って戦ってくれることを願うのみです。」ジョアン・ミル
「今日はレースペースに関していくつか進歩があったし、良いセットアップも見つけることができたからポジティブな日だったよ。予選で速いタイムが出せないのが現状の課題ではあるけど、9番手からのスタートは充分チャンスがあると思っている。明日は厳しいレースになるだろうし、タイヤの使い方とコンスタントな走りが大きな鍵になるだろうね。とにかくまずはスタートでできるだけ前に行けるようにしなくちゃね。」アレックス・リンス
「肩の痛みのせいで厳しい1日だったね。FP3でトップ10に入ってダイレクトにQ2に行ければ、Q1セッションを走らずその間に肩を休めることができると思って、とにかくFP3では全力を出し切った。でもほんのちょっとのタイム差でトップ10から漏れてしまったことで計算が狂ってしまったよ。FP4では痛みを忘れるために、レースペースでコンスタントに走ることだけに集中してみたけど、やっぱり痛みからは開放されなかったね。走行を重ねる毎に肩の痛みが増してきてQ1の時にはかなり辛かったけど、どうしてもQ2に行きたくて力の全てを出し切ったよ。このサーキットはタイヤの消耗が激しいから、決勝ではタイヤマネージメントが大切になる。11番手スタートでも充分チャンスはあると思うから、良い結果に繋げられるように決勝でもベストを尽くすよ。」MotoGP 第4戦 チェコGP 予選結果
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