
2020 MotoGP
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2020年11月7日
MotoGP 第13戦 ヨーロッパGP 予選 場所:スペイン サーキット・リカルド・トルモ
ヨーロッパGP予選は難しいコンディションの中、リンスが2番手、ミルが5番手を獲得
ヨーロッパグランプリ2日目は一日中雨が降り続き、難しいコンディションの中でセッションが行われたが、チームスズキエクスターライダーは慎重にウェットコンディションのセットアップを進め、徐々にラップタイムを縮めた。難しいコンディションをうまく攻略したふたりの予選順位は、チームとしての今シーズンここまでのベストリザルトとなった。
金曜日よりコンディションが悪化したFP3ではタイム更新が不可能となり、アレックス・リンス、ジョアン・ミルは共に前日に記録したタイムでトップ10を維持したままダイレクトQ2行きとなる。FP4では雨が降ったり止んだりのさらに難しいコンディションとなるも、ふたりとも安定した走りでミル2番手、リンス11番手でセッションを終える。 決勝グリッドを決定するQ2では雨で濡れた路面の上で激しいポールポジション争いが展開される。リンス、ミルは序盤からペースを上げ果敢にアタックを繰り返し、リンスは序盤にトップタイムを記録。またミルもリンスに続き3番手につける。セッション最後のタイムアタックではふたりのライダーが揃ってタイムアップし、リンスが1'40.475、ミルが1'40.704を記録。ミルは黄旗提示によりベストタイムを1周削られながらも5番手タイムでセッションを終了。リンスはわずか0.041秒差でポールポジションを逃すも、2番手タイムで決勝はフロントロースタートとなる。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「今日のような難しいコンディションでは何が起こってもおかしくないのですが、アレックスもジョアンも予選では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、本当に立派だったと思います。アレックスはかなり安定したペースで走ることができましたし、ジョアンも経験の少ないウェットコンディションの中で少しずつ攻略を重ね、5番手ポジションを獲得することができました。明日の決勝がどんなコンディションで行われるのかは不明ですが、各チームともドライでの走行をしていないので、ドライコンディションになるとギャンブルになる可能性もあるでしょう。」アレックス・リンス
「今日の予選のコンディションはかなり悪かったけど、そんな中で決勝を2番手フロントローからスタートできることになってとても嬉しいよ。予報では明日はドライコンディションになるようだけど、この週末一度もドライで走行していないから、朝のウォームアップでうまくセッティングを見つけなくちゃね。ここ数戦自分自身のコンディションも良いし、自信もあるから、きっと良い状態で決勝を迎えることができると信じているんだ。とにかくスタートを決めて、後は流れに任せるよ。」ジョアン・ミル
「この週末はまだ一度もドライで走っていないから、明日天候が回復して決勝がドライになるとマシンのセッティングがちょっと心配だね。でも今日のウェットでの走行はフィーリングも良かったし、予選でこの順位を獲得できたことにも満足している。チームも僕自身も本当に良い仕事ができたと思っているよ。決勝に向けての自信は持っているから、明日がどんなコンディションでも全開で頑張るのみさ。」MotoGP 第13戦 ヨーロッパGP 予選結果
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