スズキ国内二輪公式
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2024 FIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会 事前テスト
2024年6月4日(火)・5日(水)
4メーカー合同テスト、タイヤメーカーテストレポート
チームスズキCNチャレンジが鈴鹿サーキットテストに初参加!
4メーカー合同テスト、タイヤメーカーテストが、6月4日(火)と5日(水)の2日間にわたり鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された。

鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けて開催された今回のテストは両日共に天候に恵まれ、チームは予定されていた計5回のテスト走行枠を走行した。

チームにとって初めて、タイヤ、燃料、オイル、ブレーキなどのサステナブルアイテムを同時に使用してサーキットを走る機会となった。

今回のテストには、鈴鹿8耐の本戦をチームスズキCNチャレンジのライダーとして走行する濱原 颯道、生形 秀之の2名に加え、FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦している「ヨシムラ SERT Motul」のライダーである渥美 心がテストに参加した。

6月4日(火)に開催された4メーカー合同テストは、国内二輪メーカーが主催する走行テストで、鈴鹿8耐参戦チームを中心に各メーカーから20チーム計37台が走行。チームスズキCNチャレンジは3名のライダーがマシン2台を使ってテストを進めた。

1回目の走行セッションで渥美が出走してほどなく2分7秒台をマークし上々のすべり出しとなった。それに続き濱原と生形も順調に走行を重ね、この日予定されていた3回の走行枠でマシンの確認を行った。

6月5日(水)に開催されたタイヤメーカーによる走行テストでは2回の走行枠が設定され、鈴鹿8耐参戦チームら36チーム69台が走行。1回目の走行セッションで、濱原が今回自身のベストタイムとなる2'08.029をマーク、続く生形もこのマシンで予定されていたテスト項目をこなしながら同時にマシンセットアップを進めた。午後に行われた今回のテスト最後となる走行セッションで渥美が2'07.992でラップし、2日間に渡る走行セッションを終えた。

チームスズキCNチャレンジは、6月19日(水)と20日(木)に鈴鹿サーキットで開催が予定される鈴鹿8耐事前テストに向け、更なるレベルアップを目指し準備を進めている。

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佐原 伸一 チームディレクターのコメント
「チームスズキCNチャレンジは、プロジェクトとして初めての鈴鹿サーキットでのテストを無事終えることができました。スズキの竜洋テストコース以外で行う初めての走行テストで、燃料やオイル、タイヤ等のサステナブルなアイテムを組み込んだ車両でのサーキット走行も初めてのことでした。また、先日発表したチームスズキCNチャレンジとして鈴鹿8耐本選を走行するライダー3名のうち、濱原選手と生形選手の2名が初めてチームに参加するということで、初めて尽くしのテストでした。走り始めから特に大きな問題はなく、転倒なくテストを終えられたことは、チームにとって今後の準備を進める上で、本当に良かったと思っています。今回のテストで明らかになったいくつかの課題について対策を進め、またマシンのセットアップとしてもレベルアップを狙い、次回のテストに向けて準備していきたいと思います。」
渥美 心 選手のコメント
「今回初めてチームスズキCNチャレンジのマシンをサーキットで走らせるということで、どんな感じなのかと走行前はワクワク、ドキドキしていたのですがヨシムラ SERT Motulのマシンがベースになっているということもあって、CN仕様になっても特に違和感なく良いフィーリングで初めからすんなりと乗れたので、すぐにいろいろな確認作業に入ることができ、いいテストになったなと思っています。また、今回初めてスズキのファクトリーチームで走るという経験をさせてもらい、自分自身もさまざまなことを学ぶことができました。」
濱原 颯道 選手のコメント
「僕自身1年半ぶりのスーパーバイクでの鈴鹿サーキット走行で、スズキのマシンに乗るのも7年ぶりです。マシンとしてはフレンドリーというか誰でも乗りやすいマシンだなと思いました。初日の目標ラップタイムとしては2分12秒が出せればいいなと思っていたのですが、2分10秒台を出せて初日としては結構うまくいったなというのが、1日目の感想です。1日目を振り返って、各コーナーをどうしたらよかったのか、というのをマシンの理解度を高めるのに一晩考えて、2日目のテストで2分8秒フラットまでタイムを出せたので、僕の中では順調に進められたと思っています。」
生形 秀之 選手のコメント
「この新しいコンセプトで始まったプロジェクトのマシンで、初めて鈴鹿サーキットを走りましたが、とてもいいテストができたと感じました。チームとしても、世界選手権を経験してきたベテランの人たちがいるので、非常に心強いし、安心だし、本当に頼りがいがあります。新しいスタッフも大勢いますし、その意味ではとても楽しいチームだなと感じました。マシンは、ベースがしっかりできているので、大きな問題はありませんでした。細かい部分はまだ調整が必要だと思いますが、次回のテストに向けて課題も見えていて、順調に進んでいると思います。僕自身は怪我からの復帰戦になるので、課題はいっぱいありますけれど、まずは次のテストに向けてしっかりコンディションを整えてレベルを上げていこうと思っています。頑張ります。」