全日本ロードレース選手権 レースレポート
2023年10月14日-10月15日
2023 全日本ロードレース選手権 第8戦 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
鈴鹿サーキット(三重県)
レース1で津田拓也、レース2で亀井雄大がそれぞれ3位表彰台獲得
2023 全日本ロードレース選手権

10月14日(土)、15日(日)に三重県・鈴鹿サーキットで、全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦 第55回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿が開催された。このレースにスズキ勢からは、JSB1000クラスにYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINの亀井 雄大と渥美 心、AutoRace Ube Racing Teamの津田 拓也らが、ST1000クラスにはTeam TKR performanceの村瀬健琉が参戦した。また開幕戦で負傷し、復帰に向けたトレーニングを重ねてきた生形秀之(S-PULSE DREAM RACING・ITEC)が今回のレースにエントリーしたが、金曜日の走行で転倒し負傷したため、レースへの出場はキャンセルとなった。
通常であれば1週間前に事前テストが行われるが、この最終戦に関してはないため、木曜日に特別スポーツ走行が設けられ、1日長いレースウイークとなった。
木曜日は晴れて1本目の走行で津田が4番手に付け、さらに亀井が5番手、渥美11番手、生形17番手となった。2本目では津田が4番手、渥美6番手、亀井7番手、生形13番手と続いた。
金曜日の1本目は津田が2'06.208で2番手に付け、亀井4番手、渥美6番手とスズキ勢が上位に付ける。午後の2本目では渥美が5番手、6番手に亀井、7番手に津田となった。
土曜日の予選時は曇りで気温20℃を少し上回る程度で、やや寒さを感じるコンディションの中で行われた。予選時間は40分。今回は2レースの制のため、ベストタイムがレース1の、セカンドベストがレース2のスターティンググリッドとなる。予選時間半ばを過ぎたところで亀井がセクター1、セクター2でファステストタイムを出し、2'05.313でトップに出る。さらに津田が2'05.418のタイムを出し、スズキ勢が1、2番手に並ぶ。ラスト10分を切るとライバル勢もタイムを詰め、1、2番手の座を奪われるがそれでも亀井はレース1、レース2ともにフロントロー3番手を獲得。津田はレース1を4番手、レース2が5番手、渥美も5秒台へ入れる2'05.845でレース1が8番手、レース2は7番手となった。
土曜午後に行われたレース1のスタートで津田は上手く飛び出し、3番手で1コーナーへ飛び込む。対するフロントロースタートの亀井はフロントを浮かし、加速したいところで再びウイリーしたため、集団に飲み込まれてしまう。渥美はまずまずのスタートを切り9番手、亀井はその後ろに続くオーダーとなった。1周目の130Rで津田は1台にパスされ4番手に。津田は3周目に2'06.926と6秒台へ入れ、前の3台に付いていこうとするが、6周目に 2'06.360をマーク後は2分6秒後半から7秒台に落ちてしまい、前の3台から離されてしまう。一方、スタートで出遅れた亀井は2分6秒台中盤でコンスタントにラップ。前車を抜くタイミングで7秒台に落ちる周があるものの、安定したペースでラップし、3周目に渥美を抜くと、4周目8番手、5周目7番手と着実にポジションを上げていく。津田は6番手まで順位を落としたが、14周目に1台抜いて5番手に浮上。最終ラップのシケインでトップ争いをする2台が絡んで転倒したため、3位でチェッカーとなった。亀井は5位、渥美はなかなかペースが上がらず、2分7秒台でラップして8位。
土曜日の夕方から本降りとなった雨は日曜日の朝まで降ったため、ウォームアップ走行は全クラスがウエットコンディションで行われた。そこから路面はどんどん乾いていき、最初のJ-GP3クラスから全車スリックタイヤでレースは行われた。
JSB1000クラスのレース2は、気温25℃前後まで上がる中でスタートが切られることとなった。なおスターティンググリッドは、レース2でポールポジションを獲得した中須賀克行選手(ヤマハ)が負傷リタイヤしたため、全車一つずつ繰り上がりとなった。またAutoRace Ube Racing Teamはこのレース2のためだけに、今年の鈴鹿8耐のスペシャルステージで使用したスズキMotoGPカラーを施したスペシャルカラーのGSX-R1000Rを用意した。
スタートで津田が出遅れ、後ろの集団に飲み込まれてしまう。亀井も上手く飛び出せず、1コーナーは6番手渥美、7番手亀井のオーダー。1周目のヘアピン入口で渥美が前車のインを刺し、5番手に浮上する。さらに渥美はプッシュし、オープニングラップを4番手で戻ってくる。2周目の1コーナーでクラッシュが発生し、その救助のためにセーフティカーが入る。ここから3周ほどセーフティカーが入った。セーフティカーが解除された後、トップグループはすぐに2分6秒台に上げていく。しかし渥美は2分7秒台からペースを上げられず、苦しい走りとなってしまう。このため、順位も7周目5番手、9周目6番手と落ちてしまう。また1周目に6番手まで順位を落としていた亀井だが、2周目に5番手に上がると、セーフティカー明けの7周目には4番手、さらに3番手に上がる。終盤になって名越哲平選手(ホンダ)と3位表彰台をかけたテールtoノーズのバトルとなり、13周目には抜き返されてしまう。しかしラスト2周となる16周目のシケイン飛び込みで前に出ると、そのままのポジションをキープしてチェッカーとなり、スズキ移籍後初表彰台獲得となった。渥美6位、津田は8位でゴールした。
ST1000クラスの村瀬は初日の1本目を2'11.588のタイムをマークし、9番手でスタート。午後はトラブルがあり11番手となってしまう。翌金曜日はマシンも本来の速さを取り戻し、1本目で2'09.519とタイムを詰め、9番手となった。午後のセッションでは10番手。
土曜日の予選は、2周目に2'08.730とこのレースウイークベストを更新。3周目にはさらに2'08.501のタイムを出し、このタイムが村瀬の予選タイムとなった。さらに村瀬は4周目も2'08.839と2分8秒台をマーク。安定して2分8秒台を記録する速さを見せた。この結果、予選は8番手、トップとのタイム差は0.965秒と、表彰台も見える位置で決勝を迎えることとなった。
ウエットコンディションのウォームアップ走行も積極的に走行し、7番手となった。
決勝はドライコンディションでスタート。まずまずの飛び出しを見せ、1周目を10番手で戻ってくる。さらに順位を上げたいところだったが、この日は最終コーナーから1コーナーに向けて時折強い風が吹き、ライダーを後ろから押す。この風に押されたようで、2周目の1コーナーで複数のマシンがオーバーラン。村瀬もこれに巻き込まれ、転倒はなんとか免れてコースに戻ろうとしたところ、ホワイトライン上に砂が載っていたようで、リアが大きくスライド。アクセルを戻して立て直そうとしたことからハイサイドを起こし、転倒してしまいリタイヤとなった。
通常であれば1週間前に事前テストが行われるが、この最終戦に関してはないため、木曜日に特別スポーツ走行が設けられ、1日長いレースウイークとなった。
木曜日は晴れて1本目の走行で津田が4番手に付け、さらに亀井が5番手、渥美11番手、生形17番手となった。2本目では津田が4番手、渥美6番手、亀井7番手、生形13番手と続いた。
金曜日の1本目は津田が2'06.208で2番手に付け、亀井4番手、渥美6番手とスズキ勢が上位に付ける。午後の2本目では渥美が5番手、6番手に亀井、7番手に津田となった。
土曜日の予選時は曇りで気温20℃を少し上回る程度で、やや寒さを感じるコンディションの中で行われた。予選時間は40分。今回は2レースの制のため、ベストタイムがレース1の、セカンドベストがレース2のスターティンググリッドとなる。予選時間半ばを過ぎたところで亀井がセクター1、セクター2でファステストタイムを出し、2'05.313でトップに出る。さらに津田が2'05.418のタイムを出し、スズキ勢が1、2番手に並ぶ。ラスト10分を切るとライバル勢もタイムを詰め、1、2番手の座を奪われるがそれでも亀井はレース1、レース2ともにフロントロー3番手を獲得。津田はレース1を4番手、レース2が5番手、渥美も5秒台へ入れる2'05.845でレース1が8番手、レース2は7番手となった。
土曜午後に行われたレース1のスタートで津田は上手く飛び出し、3番手で1コーナーへ飛び込む。対するフロントロースタートの亀井はフロントを浮かし、加速したいところで再びウイリーしたため、集団に飲み込まれてしまう。渥美はまずまずのスタートを切り9番手、亀井はその後ろに続くオーダーとなった。1周目の130Rで津田は1台にパスされ4番手に。津田は3周目に2'06.926と6秒台へ入れ、前の3台に付いていこうとするが、6周目に 2'06.360をマーク後は2分6秒後半から7秒台に落ちてしまい、前の3台から離されてしまう。一方、スタートで出遅れた亀井は2分6秒台中盤でコンスタントにラップ。前車を抜くタイミングで7秒台に落ちる周があるものの、安定したペースでラップし、3周目に渥美を抜くと、4周目8番手、5周目7番手と着実にポジションを上げていく。津田は6番手まで順位を落としたが、14周目に1台抜いて5番手に浮上。最終ラップのシケインでトップ争いをする2台が絡んで転倒したため、3位でチェッカーとなった。亀井は5位、渥美はなかなかペースが上がらず、2分7秒台でラップして8位。
土曜日の夕方から本降りとなった雨は日曜日の朝まで降ったため、ウォームアップ走行は全クラスがウエットコンディションで行われた。そこから路面はどんどん乾いていき、最初のJ-GP3クラスから全車スリックタイヤでレースは行われた。
JSB1000クラスのレース2は、気温25℃前後まで上がる中でスタートが切られることとなった。なおスターティンググリッドは、レース2でポールポジションを獲得した中須賀克行選手(ヤマハ)が負傷リタイヤしたため、全車一つずつ繰り上がりとなった。またAutoRace Ube Racing Teamはこのレース2のためだけに、今年の鈴鹿8耐のスペシャルステージで使用したスズキMotoGPカラーを施したスペシャルカラーのGSX-R1000Rを用意した。
スタートで津田が出遅れ、後ろの集団に飲み込まれてしまう。亀井も上手く飛び出せず、1コーナーは6番手渥美、7番手亀井のオーダー。1周目のヘアピン入口で渥美が前車のインを刺し、5番手に浮上する。さらに渥美はプッシュし、オープニングラップを4番手で戻ってくる。2周目の1コーナーでクラッシュが発生し、その救助のためにセーフティカーが入る。ここから3周ほどセーフティカーが入った。セーフティカーが解除された後、トップグループはすぐに2分6秒台に上げていく。しかし渥美は2分7秒台からペースを上げられず、苦しい走りとなってしまう。このため、順位も7周目5番手、9周目6番手と落ちてしまう。また1周目に6番手まで順位を落としていた亀井だが、2周目に5番手に上がると、セーフティカー明けの7周目には4番手、さらに3番手に上がる。終盤になって名越哲平選手(ホンダ)と3位表彰台をかけたテールtoノーズのバトルとなり、13周目には抜き返されてしまう。しかしラスト2周となる16周目のシケイン飛び込みで前に出ると、そのままのポジションをキープしてチェッカーとなり、スズキ移籍後初表彰台獲得となった。渥美6位、津田は8位でゴールした。
ST1000クラスの村瀬は初日の1本目を2'11.588のタイムをマークし、9番手でスタート。午後はトラブルがあり11番手となってしまう。翌金曜日はマシンも本来の速さを取り戻し、1本目で2'09.519とタイムを詰め、9番手となった。午後のセッションでは10番手。
土曜日の予選は、2周目に2'08.730とこのレースウイークベストを更新。3周目にはさらに2'08.501のタイムを出し、このタイムが村瀬の予選タイムとなった。さらに村瀬は4周目も2'08.839と2分8秒台をマーク。安定して2分8秒台を記録する速さを見せた。この結果、予選は8番手、トップとのタイム差は0.965秒と、表彰台も見える位置で決勝を迎えることとなった。
ウエットコンディションのウォームアップ走行も積極的に走行し、7番手となった。
決勝はドライコンディションでスタート。まずまずの飛び出しを見せ、1周目を10番手で戻ってくる。さらに順位を上げたいところだったが、この日は最終コーナーから1コーナーに向けて時折強い風が吹き、ライダーを後ろから押す。この風に押されたようで、2周目の1コーナーで複数のマシンがオーバーラン。村瀬もこれに巻き込まれ、転倒はなんとか免れてコースに戻ろうとしたところ、ホワイトライン上に砂が載っていたようで、リアが大きくスライド。アクセルを戻して立て直そうとしたことからハイサイドを起こし、転倒してしまいリタイヤとなった。
YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN No.5 亀井 雄大
(JSB1000クラス レース1 予選3番手・決勝5位/レース2 予選3番手・決勝3位)
「今年の鈴鹿8耐は走れずにチームのサポートでしたが、レースを見ていて、自分なりにイメージを作っていたので、そういう意味ではこの最終戦を楽しみにしていました。さらにチームメイトとして渥美選手が加わると聞き、鈴鹿2&4ではその渥美さん、さらに津田拓也さん二人には同じGSX-R1000Rに乗るライダーとして負けているので、この1シーズンの自分の成長を最終戦の結果で証明したいと強い気持ちをもって臨みました。木曜日と金曜日の走行でも渥美選手にタイムで負けていましたが、フィーリング自体は良く、アベレージも悪くなかったし、さらにタイムを上げられる要素も明確に分かっていたので、レースに向けた準備としては順調でした。そうした流れの中で迎えた予選では、2'05.313と5秒台前半を出すことができ、自己ベストを更新しました。レース1は、すべてがスタートの失敗で終わりました。でもレース中のペース自体は2分6秒中盤から7秒前半でしたし、そこは悪くなかったと思います。出来ればこのレース1のフィードバックを施したセッティングで日曜日のレース2も走りたかったのですが、朝のウォームアップ走行がウエットになってしまい、確認せずにセッティングを変えるのは不安なので、レース1と同じ仕様で走りました。結果的に気温もそれほど上がらず、しかもセーフティカーが入ったりレース終盤には雨が落ちてきて気温も上がらなかったので、そこは良かったですね。自分にとってラストチャンスと覚悟を決め、今年チームを移籍しましたが、最終戦が終わってやっとスタート地点に立てた気がします。今回のレースでトップグループの走りも見ることができましたし、自分たちの武器、足りない部分も把握出来ました。これをしっかり来年に繋げ、とにかくまずはこのチームで一勝したいですね。応援、ありがとうございました。」(JSB1000クラス レース1 予選3番手・決勝5位/レース2 予選3番手・決勝3位)
AutoRace Ube Racing Team No.37 津田 拓也
(JSB1000クラス レース1 予選4番手・決勝3位/レース2 予選5番手・決勝8位)
「木曜日の走り出しからフィーリングが良く、これならレースで勝負できるという手応えを感じながらのウイーク初日となりました。ただ、自分の想定以上に全体のペースが上がり、ちょっと厳しくなるかなと、最初の自分のイメージから状況が少しずつ変わっていきました。着実にセットアップを進めていった結果、予選では自己ベストを更新でき、2分5秒前半までタイムを上げられて、バイクのフィーリングと自分のリズムがうまく噛み合いました。これなら良いレースが出来るという自信を持ってレース1をスタートしたのですが、ヤマハ2台、ホンダ2台のトップ4台が速く、自分はそれを見ながら何も出来ずに付いていったら、前の転倒によってラッキーな3位表彰台獲得となりました。レース2に関してはレース1の反省を生かし、気温が高くなりそうということとレース1より周回数が多いこともあり、ハード目のタイヤを選択したのですが、序盤にセーフティカーが入り、さらには終盤に雨がパラつき、自分たちのタイヤ選択のアドバンテージを活かせるコンディションにはなりませんでした。自分たちは勝つためにレースをしていますし、手堅く戦うやり方もあったのですが、勝利を得るため攻めに出た結果なので仕方ないと思っています。チーム結成2年目、JSB1000クラス参戦1年目でデータがない状態からスタートし、今季は表彰台にも登りましたし、全日本開催コースのデータもすべて手に入れることが出来ました。これをベースに、来年は勝ちに行ける体制をしっかりと整えたいと思います。」(JSB1000クラス レース1 予選4番手・決勝3位/レース2 予選5番手・決勝8位)
YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN No.82 渥美 心
(JSB1000クラス レース1 予選8番手・決勝8位/レース2 予選7番手・決勝6位)
「今回の参戦が決まったのは、ボルドール24時間レースのウイーク中でした。ボルドールのときはバイクに慣れることを第一に走りましたが、それはこのレースウイーク初日も同じでした。ボルドールでチームのバイクに一度乗っていますし、全日本、鈴鹿8耐でも他チームのGSX-R1000Rには乗っていますので、そこは違和感なく乗れました。ウイーク初日に乗り出したときの印象は、やはり他チームで乗ったGSX-R1000Rよりレベルが高くて走りやすいな、と感じました。ただ、全日本でカーボンニュートラル燃料を使うが初めてだったので、そこの擦り合わせに手間取りました。スロットルレスポンスのところや加速の部分、エンジンブレーキが難しかったですね。最終的には安定させる領域までたどり着きましたが、そこへ行くまでにかなりの時間を費やすことになってしまいました。そうした状況下、バイクのベースのレベルが高かったので、初日からそこそこのペースで走れたのは助かりました。マシンのフィーリングもどんどん良くなっていたので、予選で5秒台は入れられるだろうと思っていましたが、セッションが始まって最初の位置取りが悪く、2本目の新品タイヤを入れたところでようやく5秒台に入りましたが、最初の位置取りがもう少し良かったらもっとタイムは詰められたと思います。レース1はソフト側のタイヤを履き、それは亀井選手と同じタイヤで、最初はトップグループに付いて行けたのでそのままキープしようと思っていたところでタイヤのグリップが急にドロップし、そこからペースを維持するのが難しくなってしまいました。僕の乗り方の問題もありますし、セットアップもこのレースウイークでスタートさせたものなので、上手くバランスが取れなかったのだと思います。日曜の朝はウエットコンディションでしたが、今までGSX-R1000Rでのウエットはヘビーレインしか経験がありませんでした。でも今日のようなウエットコンディションで走れてマシンの感覚も掴むことができ、テスト的な意味合いからも、走ることが出来て良かったですね。ああいうコンディションでも自信を持って走ることが出来ると分かったので、そこは今後に向けて大きな収穫です。もちろん問題点は出てきますけど、それでもある程度走れてそれを経験し、対策もある程度想定出来たので、貴重なウエット走行となりました。レース2は気温が上がることを想定し、さらにチームも自分の体重に合わせて車体バランスを考えてくれたので序盤はすごく乗りやすかったのですが、中盤から後半にかけて厳しくなってきて、そこはもう少し乗り方で合わせられたのではないかと反省しています。来年へ向けて起用してくれたチームへアピールしたいと思い、最低でもスズキユーザーの中でトップになることを目標としていましたが、実際は難しかったですね。でもマシンの特性も理解できましたし、ウエットも走れたので、次に走行機会をいただけるのであれば、もっと良い状態に仕上げられる自信があります。来年どうなるか分かりませんが、ぜひあのGSX-R1000RでEWCをヨシムラのライダーとして戦いたいですね。本当に貴重なレースウイークとなりました。チャンスをくださったチームの皆さんに感謝します。ありがとうございました。」(JSB1000クラス レース1 予選8番手・決勝8位/レース2 予選7番手・決勝6位)
Team TKR performance No.9 村瀬 健琉
(ST1000クラス 予選8番手・決勝リタイヤ)
「今年は第2戦鈴鹿2&4と鈴鹿8耐でこのコースはたくさん走っているので、自分なりにイメージをしてレースウイーク入りしました。残念ながら初日はトラブルが出てしまってあまり走行出来なかったのですが二日目はそれも解消してペースも上がり、アベレージ自体も去年の最終戦より1秒くらい上げることが出来ました。その状態で予選に臨み、自己ベストを更新出来、1年前より1秒5ほど短縮することに成功しました。予選8番手、3列目からスタートし、2周目に風に押されたのか、複数台のマシンと一緒に1コーナーを飛び出してしまい、コースに戻る途中の白線でリアが大きくスライドしてしまい、ハイサイドで転倒してリタイヤとなってしまいました。今年の後半戦に向けてライディングを変えたのが功を奏し、バイクも良く曲がるようになり、タイムも上がってきたのは良かったのですが、それを結果に結び付けられないのは反省しなければいけないと感じています。でもバイクとタイヤの使い方もだいぶ分かってきましたし、来季はさらに上位を走るイメージが出来ていますので、良い準備をして頑張りたいと思います。」(ST1000クラス 予選8番手・決勝リタイヤ)
第8戦 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 JSB1000 レース1 決勝結果(15Laps)
順位 | No. | ライダー | チーム名 | メーカー | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 36 | 水野 涼 | Astemo Honda Dream SI Racing | HONDA | 31'40.652 |
2 | 10 | 清成 龍一 | TOHO Racing | HONDA | 31'41.021 |
3 | 37 | 津田 拓也 | AutoRace Ube Racing Team | SUZUKI | 31'46.602 |
4 | 15 | 名越 哲平 | SDG Honda Racing | HONDA | 31'47.408 |
5 | 5 | 亀井 雄大 | YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN | SUZUKI | 31'47.663 |
6 | 38 | 伊藤 和輝 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | HONDA | 31'54.086 |
7 | 7 | 岩田 悟 | Team ATJ | HONDA | 31'54.395 |
8 | 82 | 渥美 心 | YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN | SUZUKI | 31'55.911 |
9 | 9 | 関口 太郎 | SANMEI Team TARO PLUSONE | BMW | 31'56.672 |
10 | 60 | ザクワン・ザイディ | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 32'03.515 |
11 | 61 | アンディ・ファリド・イズディハール | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 32'06.204 |
12 | 12 | 秋吉 耕佑 | MurayamaUnso.Honda Dream.K.W | HONDA | 32'06.465 |
13 | 4 | 作本 輝介 | AstemoHondaDreamSIRacing | HONDA | 32'22.878 |
14 | 35 | 杉山 優輝 | Sofukai Honda Suzuka RT | HONDA | 32'32.804 |
15 | 13 | 津田 一磨 | Team BabyFace | YAMAHA | 32'36.278 |
16 | 22 | 星野 知也 | TONE RT SYNCEDGE4413 BMW | BMW | 32'45.751 |
17 | 27 | 新庄 雅浩 | Team TATARA aprilia | APRILIA | 32'46.078 |
18 | 14 | 中冨 伸一 | WaveinnR | YAMAHA | 32'46.522 |
19 | 17 | 児玉 勇太 | Team Kodama | YAMAHA | 33'02.216 |
20 | 3 | 岡本 裕生 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 | YAMAHA | 29'33.663 |
DNF | 11 | 柳川 明 | KRP SANYOUKOUGYO RSITOH | KAWASAKI | 10'46.061 |
失格 | 1 | 中須賀 克行 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | YAMAHA | - |
第8戦 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 JSB1000 レース2 決勝結果(17Laps)
順位 | No. | ライダー | チーム名 | メーカー | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 36 | 水野 涼 | Astemo Honda Dream SI Racing | HONDA | 37'35.463 |
2 | 3 | 岡本 裕生 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 | YAMAHA | 37'35.359 |
3 | 5 | 亀井 雄大 | YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN | SUZUKI | 37'40.501 |
4 | 15 | 名越 哲平 | SDG Honda Racing | HONDA | 37'40.648 |
5 | 38 | 伊藤 和輝 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | HONDA | 37'48.068 |
6 | 82 | 渥美 心 | YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN | SUZUKI | 37'48.415 |
7 | 7 | 岩田 悟 | Team ATJ | HONDA | 37'49.325 |
8 | 37 | 津田 拓也 | AutoRace Ube Racing Team | SUZUKI | 37'50.544 |
9 | 4 | 作本 輝介 | AstemoHondaDreamSIRacing | HONDA | 37'51.945 |
10 | 9 | 関口 太郎 | SANMEI Team TARO PLUSONE | BMW | 37'55.292 |
11 | 60 | ザクワン・ザイディ | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 38'01.481 |
12 | 61 | アンディ・ファリド・イズディハール | Honda Asia-Dream Racing with SHOWA | HONDA | 38'01.851 |
13 | 17 | 児玉 勇太 | Team Kodama | YAMAHA | 38'08.150 |
14 | 22 | 星野 知也 | TONE RT SYNCEDGE4413 BMW | BMW | 38'28.167 |
15 | 27 | 新庄 雅浩 | Team TATARA aprilia | APRILIA | 38'28.499 |
16 | 35 | 杉山 優輝 | Sofukai Honda Suzuka RT | HONDA | 38'28.646 |
17 | 11 | 柳川 明 | KRP SANYOUKOUGYO RSITOH | KAWASAKI | 38'28.902 |
18 | 13 | 津田 一磨 | Team BabyFace | YAMAHA | 38'35.437 |
DNF | 12 | 秋吉 耕佑 | MurayamaUnso.Honda Dream.K.W | HONDA | 2'11.934 |
DNF | 10 | 清成 龍一 | TOHO Racing | HONDA | 2'12.003 |
DNF | 14 | 中冨 伸一 | WaveinnR | YAMAHA | 2'18.104 |
全日本ロードレース選手権シリーズ JSB1000クラス ライダーランキング(最終戦終了時・暫定)
順位 | No. | ライダー | チーム名 | メーカー | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 中須賀 克行 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | YAMAHA | 245 |
2 | 3 | 岡本 裕生 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 | YAMAHA | 208 |
3 | 36 | 水野 涼 | Astemo Honda Dream SI Racing | HONDA | 182 |
4 | 15 | 名越 哲平 | SDG Honda Racing | HONDA | 154 |
5 | 5 | 亀井 雄大 | YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN | SUZUKI | 125 |
6 | 37 | 津田 拓也 | AutoRace Ube Racing Team | SUZUKI | 116 |
7 | 10 | 清成 龍一 | TOHO Racing | HONDA | 109 |
8 | 4 | 作本 輝介 | AstemoHondaDreamSIRacing | HONDA | 105 |
9 | 38 | 伊藤 和輝 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | HONDA | 87 |
10 | 7 | 岩田 悟 | Team ATJ | HONDA | 84 |
13 | 82 | 渥美 心 | YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN | SUZUKI | 41 |
第8戦 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 ST1000 決勝結果(12Laps)
順位 | No. | ライダー | チーム名 | メーカー | タイム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 27 | 荒川 晃大 | MOTOBUM HONDA | HONDA | 25'55.731 |
2 | 1 | 渡辺 一馬 | Astemo HondaDream SI Racing | HONDA | 26'02.585 |
3 | 8 | 前田 恵助 | Team GYTR | YAMAHA | 26'06.987 |
4 | 13 | 豊島 怜 | DOG FIGHT RACING | YAMAHA | 26'16.180 |
5 | 6 | 岩戸 亮介 | Kawasaki Plaza Racing Team | KAWASAKI | 26'17.023 |
6 | 50 | カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン | YAMAHA GENBLU RACING TEAM ASEAN | YAMAHA | 26'29.423 |
7 | 18 | 中村 修一郎 | MATSUBA RACING PROJECT&RS-ITOH | KAWASAKI | 26'30.324 |
8 | 20 | 小島 一浩 | Honda Ryokuyoukai Kumamoto Racing | HONDA | 26'33.054 |
9 | 30 | 横山 尚太 | OGURA CLUTCH ORC with RIDE IN | YAMAHA | 26'33.204 |
10 | 14 | 中村 竜也 | MATSUBA RACING PROJECT&RS-ITOH | KAWASAKI | 26'36.113 |
11 | 15 | 柴田 義将 | Taira Promote Racing | YAMAHA | 26'41.221 |
12 | 22 | 吉田 光弘 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | HONDA | 26'49.022 |
13 | 38 | 仲村 優佑 | FEEVIL OKINAWA | YAMAHA | 26'49.594 |
14 | 21 | 松川 泰宏 | MOTOBUM HONDA | HONDA | 26'52.128 |
15 | 64 | 可部谷 雄矢 | Yamashina Kawasaki Ken Racing | KAWASAKI | 27'13.737 |
16 | 63 | 羽野 慎一 | AUTOLIFEHANO+ADF+RUNRUN | HONDA | 27'40.857 |
17 | 57 | 林 祥由 | TEAM TECHNICA | YAMAHA | 27'41.028 |
18 | 23 | 和田 留佳 | Team TATARA aprilia | APRILIA | 22'23.894 |
DNF | 36 | 高橋 巧 | JAPAN POST Honda Dream TP | HONDA | 17'15.270 |
DNF | 35 | 綿貫 舞空 | TONE RT SYNCEDGE4413 BMW | BMW | 20'56.662 |
DNF | 2 | 國峰 啄磨 | TOHO Racing | HONDA | 4'19.783 |
DNF | 9 | 村瀬 健琉 | Team TKR performance | SUZUKI | 2'13.019 |
失格 | 3 | 高橋 裕紀 | JAPAN POST Honda Dream TP | HONDA | - |
失格 | 32 | 榎戸 育寛 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | HONDA | - |
全日本ロードレース選手権シリーズ ST1000クラス ライダーランキング(最終戦終了時・暫定)
順位 | No. | ライダー | チーム名 | メーカー | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 渡辺 一馬 | Astemo HondaDream SI Racing | HONDA | 97 |
2 | 27 | 荒川 晃大 | MOTOBUM HONDA | HONDA | 92 |
3 | 2 | 國峰 啄磨 | TOHO Racing | HONDA | 77 |
4 | 32 | 榎戸 育寛 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | HONDA | 76 |
5 | 36 | 高橋 巧 | JAPAN POST Honda Dream TP | HONDA | 64 |
6 | 3 | 高橋 裕紀 | JAPAN POST Honda Dream TP | HONDA | 61 |
7 | 13 | 豊島 怜 | DOG FIGHT RACING | YAMAHA | 58 |
8 | 8 | 前田 恵助 | Team GYTR | YAMAHA | 55 |
9 | 6 | 岩戸 亮介 | Kawasaki Plaza Racing Team | KAWASAKI | 45 |
10 | 33 | 國井 勇輝 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | HONDA | 33 |
11 | 9 | 村瀬 健琉 | Team TKR performance | SUZUKI | 31 |