2021 全日本モトクロス選手権
ROUND05 [中止] 近畿大会
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全日本モトクロス選手権 レースレポート
2021年11月27・28日
全日本モトクロス選手権 第2戦 中国大会 場所:広島県 世羅グリーンパーク弘楽園
IA1星野 裕は両ヒート10位、総合は今季ベストに迫る9位。
IA2福村 鎌は10-7の総合7位、最終戦で自己ベストを更新。IB Open町田勘太はタイトル獲得ならず
当初5月1~2日に予定されていたスケジュールが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となり、シーズン最終戦として行われることになったD.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 第2戦 中国大会は、11月27~28日に広島県世羅郡世羅町の世羅グリーンパーク弘楽園で開催された。11月末の開催は昨年の最終戦関東大会も同じ時期にあったが、今大会の世羅グリーンパーク弘楽園は広島県のほぼ中央、山間部に位置するため明け方の気温が0℃を下回り、日中も10℃前後と真冬並の寒さの中での大会となった。起伏に富んだコースは全体が真砂土で、硬く締まったハイスピードなレイアウトが特徴。その中に大小のコーナーと数々のジャンプが設置され、ダイナミックな走りが堪能できる。天候は土曜日の夜明け前に雨が降り、日中は青空が広がったものの時折分厚い雲が通過して小雨を降らせるなど不安定な天気だったが、日曜日は快晴に恵まれた。開催自体が危ぶまれた大会だったが、関係者が力を合わせて準備した今シーズンのクライマックス。全クラスのタイトル決定が最終戦までもつれ込んだこともあり、関西や九州からのファンも含め公式発表で土日を合わせて2,185人の観客が観戦に訪れた。
今シーズン、国内最高峰IA1クラスには、Team SBEから星野 裕、SRF関東オートスポーツ清水からルーキーの西 元気と上原 巧がRM-Z450で参戦。10月のHSR九州大会で足を負傷した星野は、インターバルの調整でほぼ完治させて地元での最終戦に臨んだ。土曜日の予選を9番手でクリアした星野は、課題としてきたスタートが決まらず混戦に巻き込まれるが、第1ヒートはオープニングラップ11番手から序盤一つ順位を落とすも後半盛り返して10位でフィニッシュ。続く第2ヒート、1周目12番手で戻ってきた星野は激しいバトルを繰り広げながら最後までしぶとく走りきってこのヒートも10位。総合は9位となり最終戦で今季自己ベストのリザルトをマークした。西は22-20位、上原は24-21位で完走こそ果たしたもののポイント獲得はならなかった。 IA2クラスでは、RM-Z250で参戦する98%レーシング所属のルーキー福村 鎌が第1ヒートを今季最高成績となる10位でフィニッシュすると、第2ヒートはオープニングラップ14番手から鋭い追い上げを披露して、第1ヒートで記録した自己ベストを大きく更新する7位でフィニッシュ。総合も7位で福村は最終戦で初のシングルリザルトをマークした。またTeam SBEの近藤雄紀は地元で両ヒート15位で総合17位と健闘し開幕戦以来となるポイントを獲得した。 IB Openクラスでは、ランキングトップで最終戦を迎えたオートスポーツ清水の町田勘太が初タイトルを目指すも、土曜日の予選スタート直前にブレーキトラブルが発生。大きく遅れてスタートした町田は直後に転倒を喫して決勝進出を逃し、残念ながらタイトル獲得はならなかった。 星野 裕(Team SBE・IA1クラス・暫定ランキング14位)
「足の怪我も完治し、地元でシングルフィニッシュを狙っていましたが、課題のスタートが決まらず両ヒートとも混戦にのまれるレースになってしまいました。トップ10に入れたとは言え、もちろん納得できる成績ではありません。そんな中で決勝朝の練習走行では全体5番手のタイムを記録することができました。コロナ禍で難しいシーズンではありましたが、後輩たちを引っ張る立場でもあるし、まだまだ上位で戦いたいという気持ちに加え手応えも得ることができたので、来シーズンの目標をシングルフィニッシュと6位入賞を目標に定めて、開幕戦までのシーズンオフにもう一度自分を鍛え直すつもりです。」第2戦 中国大会 IA1クラス 決勝第1ヒート結果 (25分+1周)
第2戦 中国大会 IA1クラス 決勝第2ヒート結果 (25分+1周)
第2戦 中国大会 IA2クラス 決勝第1ヒート結果 (25分+1周)
第2戦 中国大会 IA2クラス 決勝第2ヒート結果 (25分+1周)
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