2021 全日本モトクロス選手権
ROUND05 [中止] 近畿大会
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全日本モトクロス選手権 レースレポート
2021年10月9・10日
全日本モトクロス選手権 第6戦 HSR九州大会 場所:熊本県 HSR九州 オフロードコース
IA1星野 裕は苦境に耐え総合12位。IA2福村と真野は総合14-15位。
D.I.D 全日本モトクロス選手権 2021シリーズ第6戦 HSR九州大会は、10月9~10日に熊本県菊池郡大津町のHSR九州オフロードコースで開催された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、第2戦中国大会が延期、第5戦近畿大会が中止となったため今シーズン4戦目のレース。前回6月に行われた第4戦SUGO大会から約4カ月のインターバルが出来たため、ライダーやファンにとって待ちわびたシーズン再開となった。現在コロナ禍が収束方向にあるとはいえ、今大会も入場時の健康診断や表彰台を観客から遠ざけるなど、感染対策を取りながらの開催となった。
会場のHSR九州オフロードコースは、ほぼフラットなエリアに造られた全日本会場の中では屈指のハイスピードコース。今大会に備え後半部分のレイアウトを大幅に変更。路面の掘り返しや散水など入念なメンテナンス作業が施されたが、大会期間中は土日とも快晴。強い日差しが照りつけたために日中は30℃を超え、また久しく雨が降らなかったことから散水が追いつかず、土日とも大量の砂ぼこりが舞う中でのレースとなった。 今シーズン、国内最高峰IA1クラスには、Team SBEから星野 裕、オートスポーツ清水からルーキーの西 元気と上原 巧がRM-Z450で参戦。ベテランの星野は土曜日の予選で他者と接触し転倒。足にダメージを受けた星野は走行を断念したためグリッドも最下位と不利な状況に追い込まれる。迎えた決勝、予選上位のライダーがイン側からゲートにマシンを並べる中、大外からのスタートとなった星野は1コーナーで一気にポジションを上げて、10番手にジャンプアップ。ここから丁寧なレース展開を見せた星野はヒート1が12位。ヒート2も同様の展開で11位でフィニッシュし総合は12位で貴重な9ポイントを獲得した。 初めて15分+1周のトリプルヒート制が採用されたIA2クラスでは、RM-Z250で参戦する98%レーシング所属のルーキー福村 鎌が17-7-25位で総合14位。オートスポーツ清水から出場した真野凌輔は、22-14-10位で総合15位と共に激しいバトルの中で健闘を見せた。 またIB Openクラスでは、オートスポーツ清水の町田勘太が土曜日のヒート1で表彰台にあと一歩と迫る4位。日曜日のヒート2は追い上げのレースで8位となり総合5位のリザルトをマークした。 星野 裕(Team SBE・IA1クラス・暫定ランキング14位)
「予選の転倒で右足の親指を骨折してしまい、正直決勝は無理かなと思ったほどでした。でも一晩様子を見たらいくらか痛みも引いたので、やれるところまで走ってみようと決勝のグリッドに着きました。無理の出来ない状況で完走を第一目標にしたのが良かったのかリラックスが生まれ、それが思った以上にいい走りに繋がった気がします。次のレースまであまりインターバルがないので、どこまで回復できるかわかりませんが、今回学んだこともあるので引き続きベストを尽くしていきたいと思っています。」第6戦 HSR九州大会 IA1クラス 決勝第1ヒート結果 (30分+1周)
第6戦 HSR九州大会 IA1クラス 決勝第2ヒート結果 (30分+1周)
第6戦 HSR九州大会 IA2クラス 決勝第1ヒート結果 (15分+1周)
第6戦 HSR九州大会 IA2クラス 決勝第2ヒート結果 (15分+1周)
第6戦 HSR九州大会 IA2クラス 決勝第3ヒート結果 (15分+1周)
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