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2016年10月29日
MotoGP 第17戦 マレーシアGP 公式予選 場所:マレーシア セパンインターナショナルサーキット
スズキ・エクスター、セパンは揃って3列目スタート
午前のドライコンディションでは安定したラップタイムを刻み、タイムアタックも順調に行ったエスパルガロだったが、路面が濡れてからは思うようなトラクションを得ることができずに苦戦。それでもラップを重ねるうちにトップとのタイム差を徐々に縮め、フィーリングを掴んでいく。予選セッションの終盤にタイムアップしたライダー達に押し出される形となり、エスパルガロ、ビニャーレス共に3列目に留まるも、ふたりの決勝でのパフォーマンスに期待がかかる。 午前のドライセッションではアグレッシブな走りでトップタイムを刻んだビニャーレスは、午後のウェットコンディションでも快調な走りを披露。しかしQ2セッションではタイヤのフィーリングが安定せず、思い通りのパフォーマンスを発揮できないまま、悔しい3列目スタートとなった。 アレイシ・エスパルガロ 「予選で路面のコンディションが変わってしまったことは残念だったけど、結果的には、ドライでもウェットでも良いフィーリングを得ることができたからハッピーだよ。最後のタイムアタックの時、ちょっとした問題があって思い通りにプッシュできなかったけど、トータルで見れば、今日はポジティブな1日だったと思う。予選順位だけを見れば決して満足とは言えないけど、この数戦、ウェットでは常に苦戦を強いられてきたので、それを考えれば大きな進歩だよ。最後のタイムアタックでミスしなければもっとスタートグリッドは上位だったかもしれないけど、今日は貴重なデータを得ることもできたし、明日の決勝に向けてかなりポジティブな気持ちさ。」 マーベリック・ビニャーレス 「ウェットコンディションだったFP4には、かなり満足しているよ。セッティングもうまく決まり、ペースも良かった。残念ながら予選では同じようなグリップ感を得ることができず、3列目スタートという結果となってしまったけど、今日のうちにエンジニアにその理由を確認してもらって、明日に向け、万全を尽くせるようにするよ。午前のドライでは全く無理せずに速いラップタイムを刻めたし、ペースも安定していたから、明日の決勝はスタートを決め、トップ争いに絡めるよう頑張るのみさ。間違いなく序盤が勝負のキーとなるだろうね。」 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー 「午後の雨のせいで路面のコンディションが大きく変わり、期待していた結果が得られなかったことが残念です。予選がドライだったら、マーベリックもアレイシももっとスタートポジションが良かったでしょうね。でも明日が完全なドライか、もしくは完全なウェットだったら、決勝はどちらのライダーにも十分チャンスがあると思っています。大切なことは、エンジニア達が今日のデータをきっちり解析し、明日、ライダー達により良いフィーリングを与えてあげることでしょう。今日のようなコンスタントなペースを維持できれば、3列目からの挽回は十分ありえると思っています。」
公式予選結果
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