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2016年9月11日
MotoGP 第13戦 サンマリノGP 決勝 場所:ミザノワールドサーキット/マルコ・シモンチェリ
ビニャーレス、サンマリノGPを5位でフィニッシュ
ウィークを通し、マシンのセットアップが順調に進んでいたチームメイトのアレイシ・エスパルガロは、その成果に期待を掛けるも、決勝ではタイヤマネージメントが思い通りに行えず、フロントエンドのフィーリングに苦しみながら、レースが後半に差し掛かったところで転倒。自力でコースには復帰したものの、そのままピットインし、リタイヤとなった。 マーベリック・ビニャーレス <予選3番手、決勝5位> 「表彰台に立てなかったことは悔しいけど、5位という結果にはとても満足しているんだ。僕らのマシンにとって、このミザノはレイアウト的に最も苦戦を予想していたサーキットのひとつだったし、今日は午後気温も上がったので、レースは厳しくなるだろうと覚悟していたんだ。気温が上昇するとグリップが悪くなって、思うように走れなかったレースが何戦もあったから、今日の結果は上出来だと思っている。フロントのフィーリングはかなり良かったんだけど、リアが全然グリップせず、ライディングスタイルを調整しながら走行していた序盤は、トップグループから遅れてしまった。でも中盤になって、もう少し行ける気がして、再びプッシュし、ポジションアップができた。今日のようなコンディションで、自信を持って走ることができるようになったことは、今後に向けての大きなアドバンテージになるはずさ。解決策を見つけるために、毎回必死に努力を続けてくれている僕のスタッフ達に、本当に感謝するよ。」 アレイシ・エスパルガロ <予選9番手、決勝リタイヤ> 「決勝での転倒はほんのちょっとのミスで起きたことで、怪我もなく、どうってことのないものだったけど、問題は、この週末、3度も同じような転倒をしたことだよ。こんなことは滅多にない。フロントのグリップ不足は、ウィークを通して結局解決できず、レースでは無理をしたために転倒してしまった。もしかしたらタイヤチョイスのミスだったかも知れないけれど、もう少し原因を追求する必要があると思っているよ。僕も、そして僕のスタッフ達も、皆本当に努力を続けているので、早く結果に繋げたいと願うばかりさ。」 河内 健 テクニカルマネージャー 「先週の優勝から考えると、今週末はもの足りない結果に終わってしまいました。ふたりのライダー共、ウィークを通じて、ロング・ラン等のレースに向けてのセットアップは比較的順調に進んでいて、決勝に期待が持てる状況でレースを迎えただけに、今日の結果は少し残念ではあります。まだ何か足りない部分がマシンにあると思うので、それを少しでも早く見つけるべく、開発を急ぎたいと思っています。アレイシは残念ながら転倒・リタイヤとなってしまいましたが、ウィークを通しての彼のペースも悪くなかっただけに、非常に残念です。次戦アラゴンには再び仕切り直しで、新たな姿勢で臨みたいと思っています。」
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