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MotoGP
2016年4月10日
MotoGP 第3戦 アメリカズGP 決勝
場所:アメリカ サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

ビニャーレス・MotoGPクラス・ベストリザルトを獲得
ROUND3
午前の曇り空が一転し、陽が差し始めた午後、56,000人の観客に見守られながらスタートしたアメリカズGP、MotoGPクラス決勝で、チームスズキエクスターのマーベリック・ビニャーレスは、2015年に同クラス参戦以来のベストリザルトである4位を獲得。チームメイトのアレイシ・エスパルガロとのバトルを制し、エスパルガロはビニャーレスに続く5位でチェッカーフラッグを受けた。スズキMotoGPチームにとっても、ビニャーレスの4位は、2015年プロジェクト復帰以来のベストリザルトとなった。

2列目、4番手からスタートしたビニャーレスは、スタートの混戦に巻き込まれ、1コーナーでは10番手まで順位を落とし、そこから巻き返しのレースを強いられることとなる。しかし5周目にレディング(ドゥカティ)をオーバーテイクしてから一気にペースを上げ、11周目にはチームメイトのエスパルガロを捉えるが、エスパルガロの前に出た直後、リアタイヤのグリップに不具合を感じ、ペースを上げることができず、4位でレースを完走した。

一方、チームメイトのエスパルガロは、3列目9番手からスタートしたものの、スタートを決め、1周目で4位まで順位をアップし、安定したラップタイムでトップグループを追いかける。一時はチームメイト同士の激しいバトルを見せるも、ビニャーレスに先行を許すこととなった。

チームスズキエクスターは、このままサーキット・オブ・ジ・アメリカズに1日残り、ヨーロッパラウンド開始前に、さらなるステップアップを目指すためのプライベートテストを行う。

ROUND3 ROUND3
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マーベリック・ビニャーレス <予選5番手、決勝4位>

「レース中盤になって、リアタイヤのグリップに異常を感じるまでは、フィーリングも良く、表彰台圏内までいける自信があった。タイヤのグリップが落ちてからはどうすることもできず、4位のまま、とにかく完走を目指すしかなく、調子が良かっただけに悔やまれる。週末の流れは悪くなかったので、表彰台に届かなかったことは残念だが、4位はMotoGP参戦以来のベストリザルトなので、喜ぶべきだろう。明日のテストで、今日の問題解決の鍵を見つけ、ヨーロッパラウンドに挑みたい。」

アレイシ・エスパルガロ <予選9番手、決勝5位>

「開幕戦カタール、2戦目アルゼンチンでの苦戦からやっと抜け出し、霧が晴れたような思いだ。スタートも上手くいき、最後まで安定したラップタイムで、結果に繋げることができた。この週末、ソフトタイヤのセットアップがうまく決まっていたので、とにかくレース前半が勝負だと思っていた。レース中盤以降のタイヤグリップが落ちることをある程度想定していたが、前半のアドバンテージのお陰で、上位完走ができた。今日のレースは、これからのヨーロッパラウンドを前に、とても貴重な1戦だったと思う。現状の大きなテーマはトラクション不足なのだが、すでにチームが解決策を提案してくれているので、それがうまく働けば、さらに上を目指せるはずだ。」

河内 健 テクニカルマネージャー

「今週末、我々のペースはさほど悪くなかったとは思うが、表彰台を獲りにいくためには、まだ何かが足りなかったようだ。アルゼンチンではマーベリックが表彰台争いをしながらラスト3周で転倒してしまって結果が残せず、逆に今日はレース中に他のライダーが何人か転倒し、4位、5位というリザルトで終えることができた。どちらも、「それがレース」なので、結果は享受するべきだとは思うものの、今日のレース内容には満足していない。今日の結果の解析と、明日のテストデータを基に、表彰台獲得に不足しているものをしっかり補っていけるよう、さらに研究、開発を続けていくつもりだ。」

MotoGP
1M・マルケス(ホンダ)43'57.945
2J・ロレンソ(ヤマハ)+6.107
3A・イアンノーネ(ドゥカティ)+10.947
4マーベリック・ビニャーレス(スズキ)+18.422
5アレイシ・エスパルガロ(スズキ)+20.711

MotoGP
1M・マルケス(ホンダ)66
2J・ロレンソ(ヤマハ)45
3V・ロッシ(ヤマハ)33
8マーベリック・ビニャーレス(スズキ)23
10アレイシ・エスパルガロ(スズキ)21

MotoGP
1ホンダ66
2ヤマハ65
3ドゥカティ49
4スズキ28
5アプリリア18