スズキレーシングレポート
トップ ロードレース世界選手権 全日本ロードレース選手権 全日本モトクロス選手権
2016 MotoGP
ROUND1
ROUND2
ROUND3
ROUND4
ROUND5
ROUND6
ROUND7
ROUND8
ROUND9
ROUND10
ROUND11
ROUND12
ROUND13
ROUND14
ROUND15
ROUND16
ROUND17
ROUND18
2016 MotoGP
2023 鈴鹿8耐 スペシャルサイト
スズキ株式会社 国内二輪 X(旧Twitter)公式アカウント
MotoGP
2016年6月5日
MotoGP 第7戦 カタルニアGP 決勝
場所:スペイン バルセロナ カタルニアサーキット

ビニャーレス、ホームGPカタルニアで健闘の4位
ROUND7
チームスズキエクスターのマーベリック・ビニャーレスが、MotoGPクラスで2度目のレースとなるホームGPカタルニアで、レース前半、トップグループに喰らいつく激しい走りを見せ、大健闘の4位入賞。オープニングラップではスターティングポジションの6番手からひとつ順位を上げ、5番手に。5周目にはコースレコードタイムの1'45.971をマークするも、中盤からタイヤグリップの低下によりペースダウンを強いられ、惜しくも表彰台を逃すこととなった。

チームメイトのアレイシ・エスパルガロは、電子制御系の不具合により、トラクションコントロールがうまく作動せず、序盤から苦戦を強いられる。中盤にタイヤのグリップが低下してからは状況がさらに悪化し、走行不能と判断したライダーが、残り7周で自らピットイン。期待のホームGPを、痛恨のリタイアで終えることとなった。

チームスズキエクスターは、このままカタルニアサーキットに残り、IRTAテストに参加する。今日のレースデータを基に、今後のレースに向け、エボリューションシャーシおよび電子制御系のセットアップをさらに詰めていく。

ROUND7 ROUND7
ROUND7 ROUND7

マーベリック・ビニャーレス <予選6番手、決勝4位>

「レース結果は悪くなかったけど、後半のタイヤグリップの低下が思った以上に酷くて、最後までペースをキープすることができなかったことが残念だよ。スタートがうまく決まり、序盤はトップグループについて行くことができたのに、途中のオーバーテイクに手間取ったせいで、タイヤにより負担を与えてしまった。あのオーバーテイクをもっとスムーズにできていたら、絶対に表彰台争いができたと思うよ。リヤタイヤのグリップには相変わらず問題を抱えているので、明日のテストでは、シャーシテストを含め、色々とセットアップを試し、次戦はさらに上を目指したい。今日は、金曜日の事故で亡くなった親友サロム選手に誇れる走りができたと思っているよ。」

アレイシ・エスパルガロ <予選13番手、決勝DNF>

「ホームGPという、自分にとって最も楽しみにしていたレースだっただけに、トラブルでリタイアという結果には本当に残念だ。トラクションコントロールの不具合で序盤からパワーデリバリーがうまくいかず、我慢の走行を強いられた。中盤以降、タイヤグリップが低下したらさらに問題が悪化したので、自らピットインを決意したんだ。サロム選手の事故から始まり、今週はあまり良いことがなかったから、この週末のことは早く忘れ去りたい。次のアッセンは自分にとって相性の良いサーキットなので、気分を一新し、明日のテストでしっかり走り込んで、完璧な状態で挑むよ。」

河内 健 テクニカルマネージャー

「まず最初に、今週末、大切な友人を亡くした悲しみの中、プロとしての仕事をしっかりと全うしてくれたふたりのライダーに、心から感謝の気持ちを伝えたいです。特にマーベリックは、序盤にMotoGPトップライダー達のグループで堂々とトップ争いを繰り広げてくれ、本当に良い仕事をしてくれたと思っています。後半、タイヤのグリップが低下してからは苦戦を強いてしまいましたが、それは今後我々のマシンが解決していかなくてはいけない部分だと理解しています。表彰台こそ逃してしまいましたが、今日のマーベリックのパフォーマンスは、とても価値のある4位だったと思っています。アレイシに関しては、結果としては電子制御系の不具合でリタイアとなったものの、今週末はずっと良いセッティングが見つからないまま決勝を迎えることになってしまったので、明日のテストでは、この週末の問題を解決すべく、きっちり解決策を見つけ、次戦の準備を完璧に行うよう努力したいと思っています。」

MotoGP
1V・ロッシ(ヤマハ)44'37.589
2M・マルケス(ホンダ)+2.652
3D・ペドロサ(ホンダ)+6.313
4マーベリック・ビニャーレス(スズキ)+24.388
5P・エスパルガロ(ヤマハ)+29.546
DNFアレイシ・エスパルガロ(スズキ)+7Laps

MotoGP
1M・マルケス(ホンダ)125
2J・ロレンソ(ヤマハ)115
3V・ロッシ(ヤマハ)103
4D・ペドロサ(ホンダ)82
5マーベリック・ビニャーレス(スズキ)72
7アレイシ・エスパルガロ(スズキ)49

MotoGP
1ヤマハ165
2ホンダ135
3ドゥカティ92
4スズキ78
5アプリリア37