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2016年3月20日
MotoGP 第1戦 カタールGP 決勝 場所:カタール ロサイル・インターナショナル・サーキット
ビニャーレスが開幕から自己ベストに並ぶ6位獲得
決勝でのビニャーレスは、3番グリッドからスタートダッシュを決めると、スタート直後の第1コーナーでは7番手に後退するも、序盤はトップグループで健闘。フリープラクティスや公式予選でマークしていたラップタイム1分55秒台に入らず、トップバトルは叶わなかったが、6位のポジションキープのままチェッカーを受けた。ビニャーレスが6位を獲得したのは昨シーズンのカタルーニャGP、オーストラリアGPに続いて3回目、自己ベストリザルトを追加した。 エスパルガロは、ウォームアップセッションの後にマシンセッティングを大幅に変更するという思いきった手段を選択。これが功を奏し、15番グリッドスタートから着実な追い上げが可能となり、11位までポジションアップした。チームは次戦への有効なデータを得ることができた。 マーベリック・ビニャーレス <予選3番手、決勝6位> 「6位は悪くはないが、しかし満足できる結果とも言えない。この週末はとても調子が良く、決勝前のウォームアップまでは1分55秒台のペースで走れていたが、決勝ではタイムが出なかった。正直なところその理由はわからない。マシンがスライドする感覚があり、思うような走りができず、なぜそうなったのか調べる必要がある。この週末は練習から予選まで本当に良い感じだったので、決勝は少しだけアンラッキーだったと思いたいほどだ。次のアルゼンチンGPがとても楽しみだし、GSX-RRのポテンシャルを駆使して上位を目指したい。タイヤのグリップとシームレスギアボックスのセッティングが上手くいけば、トップバトルは可能だと思う。サポートしてくれるチームに心から感謝している。期待に応えられるよう、頑張ります。」 アレイシ・エスパルガロ <予選15番手、決勝11位> 「この週末は全体的に苦しい展開で、決勝でもそれは同様だった。決勝前のウォームアップでどうしても調子が出なかったので、チームやスズキのエンジニアと相談してセッティングを大幅に変更した。大きな賭けだったが、幸いにも走りやすくなったので良かった。実際どのように良くなったのかデータ収集と分析をして、アルゼンチンでテストしたい。セッティングの方向性についてのいくつか良いヒントが得られたことが、今回の収穫だった。」 河内 健 テクニカルマネージャー 「開幕戦でこの成績は決して悪くはないものの、期待どおりの結果とは言えません。ビタースイート、嬉しくもあり苦しくもある状況です。この週末のマーベリックはラップタイムもコンスタントに1分55秒台に乗せて好調でしたが、肝心の決勝ではそのタイムが出なかった。路面状況の変化など要因は色々あるでしょうが、さらなるデータ分析で原因を探ります。一方のアレイシは、セッティングに苦戦していたこともあり、決勝で15番グリッドスタートから11位まで行けたことは収穫です。昨シーズンは6位獲得で満足だった部分もありましたが、今シーズンは6位では満足していません。我々はもっと上位を狙える状況にあります。ポディウム獲得へ向け、さらなる努力を続けます。」
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