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2016年6月4日
MotoGP 第7戦 カタルニアGP 公式予選 場所:スペイン バルセロナ カタルニアサーキット
ホームGPカタルニアで、ビニャーレスがセカンドロースタート
チームスズキエクスターは、今週のカタルニアGPに、今までのシャーシに加え、先週のバレンシアプライベートテストで試したエボリューションシャーシを持ち込み、昨日のフリー走行では両シャーシを比較走行。しかし、昨日午後のMoto2フリー走行中に起きたルイス・サロム選手の死亡事故を受け、今朝の走行からコースレイアウトが改修。マシンセットアップの変更や、コース改修された部分のライン取りを短時間で習得することに加え、友を失った悲しみの大きさが、ふたりにとっては何よりも大きな痛手となる走行セッションとなった。 マーベリック・ビニャーレス 予選6番手 「ルイスとは仲が良かったので、昨日の事故の事を考えると、今日マシンに跨ることすら憂鬱だった。しかし僕らはプロライダーとして仕事を続けていかなければならない。今週末の流れは良く、フリー走行の3セッションは常にほぼトップタイムで走行が出来ていたのだが、予選では気温が上がったせいで、トラクションとグリップが落ち、6番手まで順位を落としてしまった。しかしトップタイムから遠くはないし、セカンドローからのスタートなので、決勝ではまだまだチャンスがあると思っている。コース改修により、スズキにとってのアドバンテージは多少下がってしまったが、ライダーの安全を第一に考慮してくれたことに感謝している。」 アレイシ・エスパルガロ 予選13番手 「昨日の悲しいニュースの後は、今週のレースを辞退しようと本気で思っていた。とてもレースをできる心境ではなかったよ。しかし他のライダー達と話し合い、ルイスのためにレースをすることを決め、頑張ることにしたんだ。コース改修された部分のセットアップがなかなか決まらず、最後のセクターでのタイムロスが大きかったことと、グリップ不足が原因で、タイムを上げることができず、Q2進出を逃してしまった。タイヤのタレが思った以上に高いことが、明日のレースに対しての一番の不安要因だが、逆にそのせいでレース展開が面白くなる可能性もある。後方からのスタートとなるが、ペースは悪くないので、地元の力を味方に、良い結果を残せるよう、最後まで諦めずに頑張るつもりだ。」 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー 「いつもと同じように午前の走行を迎えたが、ピット内の雰囲気は暗く、悲しみに満ちていた。でも前向きになろうと皆が一生懸命努力し、そのお陰でマーベリックは午前の走行で、変わらず素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。予選ではトップタイムには届かなかったが、その差は僅かなものだし、決勝には期待できると思っている。アレイシはQ2入りを逃してしまったことで後方からのスタートを強いられることとなってしまったが、明日のウォームアップでフロントのセッティングを変更し、決勝を良いペースで走れるように願っている。」
公式予選結果
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