
2020 全日本モトクロス選手権
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2020年8月29・30日
全日本モトクロス選手権 第1戦 SUGO大会 場所:宮城県 スポーツランドSUGO インターナショナル モトクロスコース
新体制を得た内田篤基(IA2)が悲願の全日本初勝利!!
IA1の小林秀真は総合10位でシーズンスタート
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、スケジュールの変更、調整が幾度も行われてきた2020年シーズンの全日本モトクロス選手権の開幕戦が8月29~30日にようやく宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。
全4戦と例年の半分となったシリーズ戦。異例の8月スタートとなったSUGO大会は、土曜日が晴れのち曇り。日曜日は曇り一時雨の空模様。夏空が広がった土曜日は酷暑となったが、日曜日の明け方にかけてまとまった雨が降ったため、日曜日は比較的涼しく、またコースコンディションも土曜日がドライ、日曜日はコースの所々に水溜まりが残るウェットの状態から徐々に乾いて午後はほぼベストと言えるまでに回復。モトクロスらしい変化に富むコンディションでのレースとなった。 スズキのサポートライダーは、IA2クラスに参戦するSRMマウンテンライダース所属の内田篤基が土曜日の予選を2番手で通過し好調をアピールすると、日曜日の決勝ヒート1では鋭いスタートを決めてオープニングラップにトップに浮上。その後も内田は後続を従えて安定したペースでリードを広げ、最後は追い上げてきた小川孝平(カワサキ)の追撃を振り切ってトップでフィニッシュ。昨年まで所属したスズキの開発チームからSRMマウンテンライダースに移籍し新たな体制で迎えた中で、内田は念願のIA初優勝を達成した。ヒート2もスタートから上位に付け、総合Vを狙った内田だったが、レース終盤、3番手走行中にマシンに不調が出て最終コーナーでエンジンが止まってしまい、再スタートにも手間取って7位に後退。連続表彰台と開幕戦の総合Vこそ逃したものの、内田は僅差の総合2位で開幕戦を終え、自身が目標に掲げるチャンピオン獲得に向け、まずは好スタートを切った。同じくIA2クラスに参戦するSRMマウンテンライダースの池田 凌はヒート14-11位で総合14位、チームメイトの真野凌輔は18-15位で総合18位となり、それぞれポイントを獲得した。 国内トップカテゴリーのIA1クラスに参戦する小林秀真(SRMマウンテンライダース)は激しい混戦の中、しぶといレースを繰り広げ、ヒート1は中盤のミスを挽回して10位、ヒート2は上位グループを追送して9位でフィニッシュし総合10位。IB openクラスでは、土曜日に行われたヒート1でSRF関東オートスポーツ清水所属の上原 巧が3位でフィニッシュして全日本初表彰台に登壇。日曜日のヒート2では、98%レーシングに所属する福村 鎌がスタートから独走してこちらは全日本初表彰台が初優勝という快挙を達成した。 内田 篤基(SRMマウンテンライダース・IA2クラス・総合2位)
「勝つためにこの体制に移って準備してきたので、今回の初優勝は嬉しいというか、ほっとした気持ちはもちろんあります。ただ総合優勝が狙えたレースだったし、ヒート2では前の二人のペースが明らかに上だったので、まだまだ課題もあります。目標はあくまでチャンピオン獲得なので、短いシーズンではありますが、次戦に向けしっかりと取り組んで行きます。」小林 秀真(SRMマウンテンライダース・IA1クラス・総合10位)
「IA1クラス2年目の今シーズンは、去年とにかくスタートが悪すぎてほとんどレースをさせてもらえなかったので、まずスタートを課題に取り組んできました。今回予選、決勝とまずまずのスタートが切れたので、その点だけは良かったと思います。ただ、混戦の中を走ってみて、正直トップライダーとの差はまだまだ大きいです。内田君が同じチームに来てくれていつも一緒に練習しているのですが、すごく刺激になるし、切磋琢磨して自分もレベルアップできたらと思っています。」第1戦 SUGO大会 IA1 決勝第1ヒート結果 (16周)
第1戦 SUGO大会 IA1 決勝第2ヒート結果 (17周)
第1戦 SUGO大会 IA2 決勝第1ヒート結果 (16周)
第1戦 SUGO大会 IA2 決勝第2ヒート結果 (16周)
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