
2020 全日本モトクロス選手権
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2020年11月28・29日
全日本モトクロス選手権 第6戦 関東大会 場所:埼玉県 ウエストポイント・オフロードヴィレッジ
IA2の内田篤基が両ヒート表彰台を獲得(3-2位)して総合2位、ランキング4位で終える。
IB Openは98%レーシング 福村 鎌がチャンピオンに輝く!!
2020年シーズンの最終戦となる全日本モトクロス選手権 第6戦 関東大会が、埼玉県の川越市と桶川市に跨がるウエストポイント・オフロードヴィレッジで開催された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初のスケジュールが大幅な変更や中止も相次いだため、実際には全4戦の短期決戦となった今シーズン。11月末の全日本開催も異例ではあるが、感染対策を徹底する中で、滞りなくレースが運営された。週末の天候は、土曜日が快晴となり、この時期特有の強い西風が吹きつけたのに対し、日曜日は午後に雲が広がったものの穏やかな天候となり、公式発表で土日合わせ4,500人のファンが来場し、コースを取り囲んで今シーズン最後のレースを楽しんだ。
スズキのサポートライダーは、IA1クラスに参戦する小林秀真(RM-Z450/SRMマウンテンライダーズ)が予選を11番手で通過すると、第1ヒートは1周目11番手から追い上げて9位。ファイナルレースとなった第2ヒートは、何度も中盤の混戦に競り勝って7位でチェッカーを受け、総合8位で締めくくり、ランキング9位となった。 IA2クラスでは、内田篤基(RM-Z250/SRMマウンテンライダーズ)が予選2位、4番グリッドを得て決勝に駒を進めると、両ヒートとも得意のスタートを決めて第1ヒートは序盤にトップに浮上すると終盤までレースをリード。最後にポジションを落としてしまったが3位をキープし表彰台に登壇。第2ヒートは2番手で1コーナーをクリアすると優勝にこそ手が届かなかったものの後続を寄せつけることなく終始単独2番手を走行してフィニッシュ。内田は今季4回目、自身初となるW表彰台登壇を果たしてランキング4位となった。予選A組を6位で通過した真野凌輔(RM-Z250/マウンテンライダーズ)は8-12位で総合11位。池田 凌(RM-Z250/SRMマウンテンライダーズ)は、ヒート1はスタートで大きく出遅れ16位に甘んじたが、ヒート2は1周目12番手から4台をパスし8位でフィニッシュし、総合12位でシーズンを締めくくった。 IB Openクラスでは、タイトルに王手をかけて臨んだ福村 鎌(RM-Z250/98%レーシング)が、土曜日に行われた第1ヒートはスタート直後の1コーナーで転倒するも、最後尾から激しく追い上げて7位。福村は日曜日の第2ヒートも混戦の中で転倒し、一時は20番手前後まで順位を落したもののそこから4位まで巻き返してランキングポイントのリードを死守し、今シーズンのチャンピオンに輝いた。 小林 秀真(SRMマウンテンライダーズ・IA1クラス・RM-Z450・総合8位・ランキング9位)
「今シーズンを最後に一旦レースを離れる決断をしていたので、地元で両ヒート入賞して終わりたかったのですが、スタートが悪くてそれは叶いませんでした。ただ、スズキとチームに支えられ、最高峰クラスで走らせてもらえて、トップライダーたちとバトルすることもできるようになってきたし、自分なりに成長を感じ取ることができたシーズンでした。これからは別の形で、育ててもらったモトクロス界に恩返しができればと思っています。」内田 篤基(SRMマウンテンライダーズ・IA2クラス・RM-Z250・総合2位・ランキング4位)
「怪我から復帰した前回の九州大会から、インターバルは2週間しかありませんでしたが、体調はベストまで戻せたと思っています。予選決勝とスタートが決まったし、両ヒート表彰台で総合2位になれたので、RM-Z250のポテンシャルをアピールできたと思うし、結果として悪くないのかもしれませんが、自分としては勝つこと、チャンピオンになることを目標としてきたので、トップから離されてしまい、悔しい気持ちの方が強いですね。来年こそ常にトップを狙えるライダーになれるよう、一から出直します。」福村 鎌(98%レーシング・IB Openクラス・RM-Z250・総合4位・ランキング1位)
「B級3年目ですが、本格的に全日本を回るようになったのは今年で2シーズン目です。去年は怪我もありましたが全くの力不足でした。今年こそはと準備してきて、今まで経験のないシーズンでしたが、1戦1戦が大事な短期決戦でチャンピオンを獲得できて本当に嬉しいです。タイトル決定のレースは緊張もありましたが、まさかあんな展開になるとは思っていませんでした。それでもみんなに支えられてチャンピオンを獲ることができました。チームや家族、中部の仲間たちにも感謝します。ありがとうございました。ゼッケン01を付けて走る来シーズン、今年のルーキーはレベルが低いなんて言われたくないので、1年目からバトルに加われるようにしっかりと準備して来年の開幕を迎えたいと思っています。」第6戦 関東大会 IA1 決勝第1ヒート結果 (21周)
第6戦 関東大会 IA1 決勝第2ヒート結果 (21周)
第6戦 関東大会 IA2 決勝第1ヒート結果 (21周)
第6戦 関東大会 IA2 決勝第2ヒート結果 (21周)
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