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2013年5月19日 WMX第7戦 デサール、ストライボスのスズキ勢が揃ってポディウム登壇!

デサール、ストライボスのスズキ勢が揃ってポディウム登壇!

WMX第7戦 デサール、ストライボスのスズキ勢が揃ってポディウム登壇!

 5月18日~19日、ブラジル・ベトカヘロで開催された2013FIMモトクロス世界選権シリーズ第7戦、ロックスターエナジースズキのクレメン・デサールが総合2位、ケビン・ストライボスが総合3位を獲得、2人揃って表彰台へ上がり、4万5000人の観衆の前でスズキの強さをアピールした。サンタカタリナ州フロリアノポリス北部に位置する会場は、あいにくの雨模様の曇り空で湿度の高いレースウィークとなった。土曜の夜も降ったりやんだりの雨が続き、決勝日も時折にわか雨に見まわれ、赤土の路面はスリッピーに荒れた。コースはジャンプやフープス、オフキャンバーが多彩に組み合わされ、さらに全体に幅が狭くコーナーが連続しているため、前のライダーをパスするにはかなりの熟練テクニックを要するレイアウトである。

 ヨーロッパ諸国以外での開催会場のレギュレーションにより、決勝第1レースは『MX1レース(グランプリレース1)』、決勝第2レースはMX1クラス及びMX2クラス混走での『スーパーファイナル』のレース形式でおこなわれた。土曜日の予選でデサールは好調な走りで2位となり、決勝日のMX1レースでの2番ゲートを手にした。スーパーファイナルでのゲートイン順は現ポイントランキング順となるため、3番目となる。

 この日24回目の誕生日を迎えたデサールは、MX1レースででM・ナグル(ホンダ)と激しい2位争いを展開した。特有の土質に少々手こずりながらも、前を走るナグルにぴたりと付いてチャンスをうかがいながら、デサールはラストラップでパスしようと仕掛けたがそれは叶わず、3位フィニッシュ。続くスーパーファイナルでもデサールは果敢に攻めて再び3位でチェッカーを受け、総合で2位を獲得、自身今季5度目のシャンパンファイトを手にした。

 チームメイトのストライボスもまた、本来の実力を存分に発揮した。MX1レ-スは6位で終了したものの、スーパーファイナルでのストライボスはスタートから鮮やかにトップを奪うと、そのまま全19ラップのうちの16ラップまでトップライドを披露した。最後は惜しくも2位となったが、ブラジルでのストライボスのポディウム登壇は昨年に続く2度目、2007年以来、自身のスズキファクトリーライダーとしては初めてのこととなった。

 デサールとストライボスはこの後アメリカへ向かい、Lucas Oil Pro MX選手権に参戦する。コロラド州レイクウッドのサンダーバレー、テネシー州ブラーントヴィルでレースのあとヨーロッパへ戻る。

 次戦は6月8日から9日、フランスのサーキットエルネーで開催される。

RIDER COMMENT

クレメン・デサール

クレメン・デサール
クレメン・デサール
第1レース/3位 第2レース/3位 総合2位

「前回のポルトガル大会での大クラッシュ以来、なかなか思うように練習ができかったが、今回ようやく調子を取り戻してきた。まだ完全復活できたわけではないし、特にスーパーファイナルは天気も路面コンディションも気にしながらのレースだったので、結果としてポディウムに上がることができて本当に良かった。MX1レースではマックス(ナグル)といいバトルができたものの、少しフラストレーションも残った。ゴーグルの調子が悪くてタイムをロスしたが、なんとか最後まで粘った。本当にレースの最初から最後までずっと連なったままという展開だった。ジャンプやフープスなどのセクションが多く、スピードが乗らないので決してトリッキーではないが、このコースは450マシンには少し短いのではと思う。路面についてはトラクションが効いてマシンコントロールが上手くいき、良い結果に結びついた。もっとシンプルなコースレイアウトであればさらに良い結果が出せたと思う。このあとはアメリカへ移動してAMAのレースに参戦するが、良いトレーニングになるのではと楽しみだ。」

ケビン・ストライボス

ケビン・ストライボス
ケビン・ストライボス
第1レース/6位 第2レース/2位 総合3位

「スーパーファイナルでは最高のレースができた。今回はマシンのセットアップが上手くいったことが大きかった。スーパーファイナル前に変更をおこなったリアショックの選択も正解だった。スタートからホールショットを取り、後ろにトニー(カイローリ)が来ているのを知って、なんとかしてアドバンテージを広げようと思い、必死に頑張った。レース終盤になって後ろにつかれ、自分が疲れたところでパスされてラスト2周は離されてしまったが、結果としてはポディウムに上がることができ、今シーズン初の総合3位は本当に嬉しい。シーズンオフからの努力の成果が結果に結びついた。この調子でもっとポディウムに上がれるよう頑張りたい。」

Moto1 RESULT

順位 ライダー メーカー Time/gap
1

A・カイローリ

KTM

39'15.493
2

M・ナグル

ホンダ

0'03.017
3

クレメン・デサール

スズキ

0'04.748
4 G・ポーリン

カワサキ

0'24.442
5

J・バンホービーク

カワサキ

0'30.333

6

ケビン・ストライボス

スズキ

0'36.445

OVER REULT

順位 ライダー メーカー ポイント

1

A・カイローリ

KTM

50

2

クレメン・デサール

スズキ

40

3

ケビン・ストライボス

スズキ

37

4

M・ナグル

ホンダ

37

5

G・ポーリン

カワサキ

36

MANUFACTURER POINTS

順位 マニュファクチャラー
ポイント

1

KTM

325

2

スズキ

279

3

カワサキ

278

4

ホンダ

225

5

ヤマハ

121

6

TM

112

SUPERFINAL RESULT

順位 ライダー メーカー Time/gap
1

A・カイローリ

KTM

40'49.230
2 ケビン・ストライボス

スズキ

0'02.830
3

クレメン・デサール

スズキ

0'25.606
4 G・ポーリン

カワサキ

0'31.078
5

K・デダイカー

KTM

0'41.121
6

M・ナグル

ホンダ

0'44.766

POINT RANKING

順位 ライダー メーカー ポイント

1

A・カイローリ

KTM

330

2

G・ポーリン

カワサキ

278

3

クレメン・デサール

スズキ

267

4

K・デダイカー

KTM

245

5

ケビン・ストライボス

スズキ

220

2013 MX1

  • 第1戦 3月2日 カタールGP
  • 第2戦 3月10日 タイGP
  • 第3戦 4月1日 オランダGP
  • 第4戦 4月14日 イタリアGP
  • 第5戦 4月21日 ブルガリアGP
  • 第6戦 5月5日 ポルトガルGP
  • 第7戦 5月19日 ブラジルGP
  • 第8戦 6月9日 フランスGP
  • 第9戦 6月16日 イタリアGP
  • 第10戦 6月30日 スウェーデンGP
  • 第11戦 7月7日 ラトビアGP
  • 第12戦 7月14日 フィンランドGP
  • 第13戦 7月28日 ドイツGP
  • 第14戦 8月4日 チェコGP
  • 第15戦 8月18日 ベルギーGP
  • 第16戦 8月25日 イギリスGP
  • 第17戦 9月8日 ベネルクスGP
  • Motocross of Nations 9月29日 ドイツ/トイッツェンタール