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2023 FIM 世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会
2023年8月5日(土)
予選2回目・トップ10トライアルレポート
トップ10トライアルに出場したスズキ勢3チームはヨシムラが5番手、オートレース宇部が7番手、エスパルスが9番手を獲得。NSTクラスはテラモトがクラス5番手、タイタンがクラス9番手から決勝に挑む。
鈴鹿8耐土曜日のプログラムはこれまで、アマチュアライダーにとっての夏の祭典、鈴鹿4時間耐久ロードレース(通称4耐)が行われることで、トップ10トライアル出場チームを除く多くの8耐参戦チームにとってはつかの間の休息を得られる貴重な時間となっていた。しかし4耐が7月に別開催されることとなり、公式予選が金曜日と土曜日に跨いで開催されることになった今大会では朝から各チームが慌ただしく準備に追われることとなった。
午前中のタイムアタックとなる予選2回目は気温、路面温度ともに昨日の午後と比較すると好条件となるため、ベストタイムを更新するべく各ライダー気合が入る。
10時5分よりスタートしたライダーブルーの走行では、#12 ヨシムラ SERT Motul(以下ヨシムラ)のグレッグ・ブラックが4番手。#95 S-PULSE DREAM RACING・ITEC(以下エスパルス)の渥美心が6番手。#76 オートレース宇部 Racing Team(以下オートレース宇部)のダン・リンフットが10番手となるが、それぞれ予選1回目のタイムを上回ることなく終了。
また、NSTクラスに参戦する#52 TERAMOTO@J-TRIP RACING(以下テラモト)の寺本幸司、#31浜松チームタイタン(以下タイタン)の武田数馬もタイムアップすることが出来ずにセッションが終了。
続くライダーイエローはヨシムラのシルバン・ギントーリが2分06秒283と昨日のタイムを約1秒更新して2番手に躍進。しかしオートレース宇部の津田拓也は昨日のタイムを更新することが出来なかった。
また、NSTクラスに参戦するタイタンの村瀬健琉は昨日のタイムをさらに更新する2分8秒534をマークしてクラス1位、総合でも9番手を獲得した。テラモトの佐野勝人も昨日のタイムを更新して2分10秒521をマークしてチームの平均ラップタイムを高めることに成功した。
徐々に気温と路面温度が上昇するなか、11時15分からライダーレッドの走行が開始となる。少しでも予選順位を上げたいと同時に、トップ10に残れるかどうかもチームとしては重要となる。ライバルチームがタイムアップするなか、エスパルスが一時トップ10圏外に落ちてしまうが、マーセル・シュロッターが渾身の走りをみせ、2分7秒215をマークして4番手となり、見事トップ10圏内に返り咲くことに成功した。ヨシムラのエティエンヌ・マッソンも自己ベストタイムを更新する2分7秒547を記録して7番手を獲得。また、NSTクラスではテラモトの石塚健も2分10秒177と昨日のタイムを更新してセッションを終了した。
2回の公式予選の結果により、スズキ勢はヨシムラが3番手、オートレース宇部が7番手、エスパルスも無事に9番手を獲得し、16時から始まるトップ10トライアルに駒を進めた。
また、NSTクラスはテラモトがクラス5番手となる28番グリッド、タイタンがクラス9番手となる34番グリッドが確定した。
トップ10トライアルは暫定順位をもとに、チーム内からライダー2名を選出。暫定順位下位のチーム内、タイムの遅いライダーから順番に、1人1周のタイムアタックを行い、最終グリッドを決定する予選方法である。暫定順位10位から6位までを2名のライダーが走行後に、5位から1位のライダーが走行するという出走順となる。雨天等で条件がイコールとならない場合は行われず、コロナ禍もあったため6年ぶりの開催となった。
2番目に登場したエスパルスの渥美心は、昨夜急遽組み上げたマシンでの走行を強いられたため、無理をせずにマシンを走らせる。後に走行したチームメイトのマーセル・シュロッターもそれは同様であった。
オートレース宇部のダン・リンフットは4番目に出走。スムーズな走りながら無理をせず、チームメイトの津田拓也にタイムアップを託す。
長年MotoGPマシンGSX-RRの開発ライダーを務めた津田はなんとスズキワークスカラーのGSX-R1000Rとレザースーツで登場。見事その時点でのトップタイムを記録してサーキットを湧かせる。
5チームの走行が終了した時点でオートレース宇部は2番手を死守。残りの5チームは流石にラップタイムが速く、次々と順位が刷新されていく。
ヨシムラのグレッグは初めてのトップ10トライアルで「経験不足だった」と語っており、十分に攻め込むことが出来なかったという。シルバンも自己ベストには届かないながら2分6秒720をマーク。スズキ勢トップのグリッドを獲得した。
最終的にヨシムラが5番グリッド、オートレース宇部が7番グリッド、エスパルスが9番グリッドを獲得して、日曜日11時30分のスタートから8時間後のゴールを目指す。
午前中のタイムアタックとなる予選2回目は気温、路面温度ともに昨日の午後と比較すると好条件となるため、ベストタイムを更新するべく各ライダー気合が入る。
10時5分よりスタートしたライダーブルーの走行では、#12 ヨシムラ SERT Motul(以下ヨシムラ)のグレッグ・ブラックが4番手。#95 S-PULSE DREAM RACING・ITEC(以下エスパルス)の渥美心が6番手。#76 オートレース宇部 Racing Team(以下オートレース宇部)のダン・リンフットが10番手となるが、それぞれ予選1回目のタイムを上回ることなく終了。
また、NSTクラスに参戦する#52 TERAMOTO@J-TRIP RACING(以下テラモト)の寺本幸司、#31浜松チームタイタン(以下タイタン)の武田数馬もタイムアップすることが出来ずにセッションが終了。
続くライダーイエローはヨシムラのシルバン・ギントーリが2分06秒283と昨日のタイムを約1秒更新して2番手に躍進。しかしオートレース宇部の津田拓也は昨日のタイムを更新することが出来なかった。
また、NSTクラスに参戦するタイタンの村瀬健琉は昨日のタイムをさらに更新する2分8秒534をマークしてクラス1位、総合でも9番手を獲得した。テラモトの佐野勝人も昨日のタイムを更新して2分10秒521をマークしてチームの平均ラップタイムを高めることに成功した。
徐々に気温と路面温度が上昇するなか、11時15分からライダーレッドの走行が開始となる。少しでも予選順位を上げたいと同時に、トップ10に残れるかどうかもチームとしては重要となる。ライバルチームがタイムアップするなか、エスパルスが一時トップ10圏外に落ちてしまうが、マーセル・シュロッターが渾身の走りをみせ、2分7秒215をマークして4番手となり、見事トップ10圏内に返り咲くことに成功した。ヨシムラのエティエンヌ・マッソンも自己ベストタイムを更新する2分7秒547を記録して7番手を獲得。また、NSTクラスではテラモトの石塚健も2分10秒177と昨日のタイムを更新してセッションを終了した。
2回の公式予選の結果により、スズキ勢はヨシムラが3番手、オートレース宇部が7番手、エスパルスも無事に9番手を獲得し、16時から始まるトップ10トライアルに駒を進めた。
また、NSTクラスはテラモトがクラス5番手となる28番グリッド、タイタンがクラス9番手となる34番グリッドが確定した。
トップ10トライアルは暫定順位をもとに、チーム内からライダー2名を選出。暫定順位下位のチーム内、タイムの遅いライダーから順番に、1人1周のタイムアタックを行い、最終グリッドを決定する予選方法である。暫定順位10位から6位までを2名のライダーが走行後に、5位から1位のライダーが走行するという出走順となる。雨天等で条件がイコールとならない場合は行われず、コロナ禍もあったため6年ぶりの開催となった。
2番目に登場したエスパルスの渥美心は、昨夜急遽組み上げたマシンでの走行を強いられたため、無理をせずにマシンを走らせる。後に走行したチームメイトのマーセル・シュロッターもそれは同様であった。
オートレース宇部のダン・リンフットは4番目に出走。スムーズな走りながら無理をせず、チームメイトの津田拓也にタイムアップを託す。
長年MotoGPマシンGSX-RRの開発ライダーを務めた津田はなんとスズキワークスカラーのGSX-R1000Rとレザースーツで登場。見事その時点でのトップタイムを記録してサーキットを湧かせる。
5チームの走行が終了した時点でオートレース宇部は2番手を死守。残りの5チームは流石にラップタイムが速く、次々と順位が刷新されていく。
ヨシムラのグレッグは初めてのトップ10トライアルで「経験不足だった」と語っており、十分に攻め込むことが出来なかったという。シルバンも自己ベストには届かないながら2分6秒720をマーク。スズキ勢トップのグリッドを獲得した。
最終的にヨシムラが5番グリッド、オートレース宇部が7番グリッド、エスパルスが9番グリッドを獲得して、日曜日11時30分のスタートから8時間後のゴールを目指す。
#12 ヨシムラ SERT Motul 加藤 陽平 チームディレクター
「予選では3人のライダー全員が自己ベストを更新したくらいチームとしては順調です。マシンもほとんど何も変更していませんし、ライダーが良いモチベーションを持って取り組んでくれていますね。それだけにトップ10トライアルの結果はライダーたちにとってはちょっとがっかりだったみたいですが、チームとしては5番手という順位はまったく問題ありません。スタートライダーはグレッグですから、本当にあまり関係ないかもしれませんね。それ以上に3人のライダーが良いアベレージで走れていることが重要です。スズキ勢はうちの他にも2チームがトップ10に入りましたし、スズキファンの皆さんの前で良いところを見せられるように気を引き締めて決勝に臨みたいと思います。明日はコンディションが読めないところもありますが、耐久チームらしくしっかり戦って上を目指したいと思います。」
#12 ヨシムラ SERT Motul グレッグ・ブラック 選手
「順調なレースウィークを過ごしているよ。今回チームが持ち込んだマシンは先月のテストでのものからポテンシャルアップされていて凄く良いフィーリングなんだ。自分のベストタイムも上げることが出来たし自信をもって走ることが出来ているんだ。トップ10トライアルは初めての経験だったから難しかったね。もうちょっとプッシュ出来たかもしれないけど、これも経験だからね。とはいっても5番手というポジションは悪くないよ。世界耐久レースのライバル勢は多くがもっと後ろだからね。いつだって8耐はハードなレースだよ。とくに明日はコンディションが不透明だからね。でも、そんな状況こそ僕達の得意なシチュエーションでもあるんだ。昨年に続いて表彰台に登れるように頑張るよ。昨年は3位だったから今年はさらに上を狙いたいね。」
#12 ヨシムラ SERT Motul シルバン・ギントーリ 選手
「ウィークを通してとにかく順調だね。もうなにも手を入れる必要がないくらい完璧に近い状態に仕上がっているよ。今日の予選も自己ベストが出せていい流れだった。トップ10トライアルでは少しマシンのフィーリングが違うように感じたり自分がミスをしたりで完璧なラップとはならなかったけど、明日の決勝のことを考えればさほど問題じゃないし、5番手というグリッドポジションは悪くないよ。明日は雨だって?まあ、どんな状況でも準備は整っているよ。昨年は走れなかったから、今年はしっかり走って表彰台に登りたいね。」
#12 ヨシムラ SERT Motul エティエンヌ・マッソン 選手
「鈴鹿でブリヂストンタイヤを使うのは今回のレースが初めてなんだけど、そこにアジャストするのに少し時間がかかってしまったかもしれない。でも走るたびに理解度が深まっているし今日は自己ベストを出すことにも成功したんだ。正直いえばまだタイムアップ出来るポイントはあるんだけど、グレッグとシルバンがすでに良いタイムを出してくれていたから無理し過ぎないようにしたんだ。マシンもチームもピットワークも、もちろんチームメイトも素晴らしくて気持ち良く走ることが出来ているよ。明日は雨の予報もあるけど、先月の雨のテストでもとてもいい感触があったから、個人的には降ってくれたほうが嬉しいかもね。いずれにしても準備は整っているよ。ヨシムラファンの前で良いレースが出来るように頑張るよ。」
#95 S-PULSE DREAM RACING・ITEC 藤原 克昭 クルーチーフ
「まずは昨日の転倒でジョシュが大事に至らなくて良かったです。一方で、マシンが大破してしまいました。1台はなるべく使わずに本番用にとっておき、同じ仕様のマシンを土曜日の予選が終わるまで使う予定でしたが、壊れてしまったことで急遽もう1台マシンを作ることになりました。メカニックやスタッフは夜中の1時過ぎまで掛かってマシンを修復してくれたんです。本当に感謝で一杯です。それでも同じマシンではないので、今日の予選やトップ10トライアルではライダーに申し訳ない気持ちです。もっとタイムが出せるはずでしたから。そんな状況のなかで、2人とも頑張ってくれてポテンシャルの高さを改めて感じさせてくれました。天候も含め、決勝はどういった状況になるかは分かりませんが、8時間後にみんなで笑顔でいられるように、チームで力を合わせて戦いたいと思います。」
#95 S-PULSE DREAM RACING・ITEC 渥美 心 選手
「ウィークを通して3人のライダーでセットアップを進めてきたのですが、その甲斐あってとても乗りやすいマシンに仕上がっていました。予選でも7秒4まで詰めることが出来ていてフィーリングは悪くありませんでした。ただ、昨日のジョシュの転倒でマシンが大破してしまったので今日の予選とトップ10トライアルは違うマシンで走らなくてはいけませんでした。そんな状況だったので今日はあまりタイムを意識せずに走りました。そのなかで7秒8というタイムは決して悪くはなかったと思います。耐久レースですので9番手というポジションは問題ありません。24時間レースも経験しているので、2人でも問題なく走れると思います。チームで力を合わせて表彰台に登りたいですね。」
#95 S-PULSE DREAM RACING・ITEC マーセル・シュロッター 選手
「ウィークを通してチームがとても良い仕事をしてくれているよ。今日の予選では良いタイムが出せてトップ10トライアルにも進むことが出来た。でも8耐のレベルは本当に高くなっているよね。以前来たときは9秒台でもトップ10に残れたと思ったけど、今は7秒台だろ? トップ10トライアルでの走りはちょっと残念だったよ。ライダーとしては自分のパフォーマンスを見せたいところだろ? でも、昨日のジョシュの転倒でマシンが大破してしまったから、無理が出来なかったんだ。決勝用のマシンを使うわけにはいかないからね。大切なのは8時間後というチームの考えには大きく賛同するよ。とはいっても9位というポジションは悪くないよ。マシンのポテンシャルは高いしチーム力も素晴らしい。明日は良いレースが出来ると思うよ。」
#76 オートレース宇部 Racing Team 中井 貴之 監督
「まずはトップ10トライアルに進出出来て良かったです。7番手という結果も初出場のチームとしては上出来だったと思います。トップ10トライアルでの津田選手のスペシャルカラーは多くの方の協力で実現出来ました。スズキファンの方が喜んでくれましたし、しっかりとタイムも出してくれましたので作った甲斐がありました。明日は天候の状況がわかりませんが、8時間後をしっかり想定して取り組めば結果は必ずついてくると信じています。引き続き応援宜しくお願いします。」
#76 オートレース宇部 Racing Team ダン・リンフット 選手
「このウィークでビッグステップを果たすことが出来たことが嬉しいね。金曜日の予選では2分7秒2までタイムを縮めることが出来たし、走るたびに感触が良くなっているよ。とはいえ普段使っているタイヤと今回のブリヂストンタイヤではキャラクターが全く違うからまだまだそこのアジャストが難しいんだ。素晴らしいグリップ力があって、ある程度のタイムまではすぐに出せるんだけど、その先がどうなるのかがまだまだ走り込み不足なところがあるんだ。もっとプッシュしたいけどクラッシュはしたくないだろ?トップ10トライアルではそんなことを考えながら走らせたよ。その中での7秒6は悪くないよ。明日は2人でこの暑い中8時間を走らなければいけないから大変かもしれないね。雨?イギリスは雨が多いからレインコンディションに関しては全く問題ないよ。ただ、ブリヂストンのレインタイヤは1度も使ったことがないんだけどね。まあ、どんなコンディションでも問題ないよ。」
#76 オートレース宇部 Racing Team 津田 拓也 選手
「金曜日の予選も自分自身の調子は良かったのですが、赤旗によってなかなかいいタイミングでアタック出来ませんでした。また、転倒車のオイルや路面温度の高さもあって想定したタイムには届かなかったというのが正直なところです。トップ10トライアルでのファクトリーマシンカラーはチームのアイデアで、この1周のためだけに作ったものです。MotoGPの撤退等、スズキファンの皆さんは寂しい思いをしていると思いますが、思いのほか反響が大きくて嬉しかったです。チームやスポンサーのおかげでこういったこともやらせてもらって、楽しんで走らせて貰える環境に感謝しています。走りで少しは恩返し出来たかもしれません。明日は雨の予報もありますが、これまでの経験を生かしてしっかり走り切って表彰台を目指したいと思います。」
#52 TERAMOTO@J-TRIP Racing 森 賢哉 監督
「昨日の予選は赤旗中断が多くてライダーもなかなか集中してタイムが出せなかった状況でした。アタック中に赤旗中断となってしまうと、タイヤのパフォーマンスの一番良いところを逃してしまったりするんですね。路面温度も高かったこともあって、狙っていたタイムには届かなかったんです。今日は仕切り直しでライダー全員にスーパーアタックをしてもらいましたが、3人共最高のパフォーマンスを見せてくれたと思います。また、チームの団結力がさらに強まったことも嬉しいですね。うちのマシンは全て誰でも買えるパーツで作っています。スズキはレースのワークス活動をやめてしまいましたが、GSX-R1000Rに乗っているライダーに「こんなに速いんだ!」と思ってもらえるような走りをみせられたらと思っています。そのためにも明日の決勝はチームで力を合わせて戦いたいと思います。」
#52 TERAMOTO@J-TRIP Racing 寺本 幸司 選手
「ウィークに入って転倒が1度あったのですが、それ以外は順調で決勝に向けて良い流れが出来ています。1発タイムはなかなか厳しいですが、アベレージを重視したセットアップも上手く決まってきている状況です。予選は昨日がちょっと路面温度が高くて良いタイムが出せませんでした。気持ちを切り替えて臨んだ今日の予選は気合が入っていましたし、良いポジション取りも出来たのでチャンスと思ったのですがちょっとした接触があって、ブレーキレバーの位置がズレてしまったんですね。一度ピットインすれば良かったのですが、ポジションが良かっただけにそのまま走ってしまったのがいけませんでした。やっぱり操作に違和感があってタイムアップが出来ませんでした。ライダーとしては悔しいところですが、若手2人が良いタイムを出してくれたのでグリッドも悪くないところからスタート出来ます。チームスタッフが本当に良い仕事をしてくれているので、昨年取り逃がした表彰台にみんなで登りたいですね。」
#52 TERAMOTO@J-TRIP Racing 佐野 勝人 選手
「昨日の予選1回目はちょっと8耐独特の雰囲気に飲まれてしまった面もありました。周りに海外勢やワークスライダーがいたりでちょっと緊張してしまい、自分の走りも空回りしてしまったように思います。今日はしっかり落ち着いて走ることを心がけました。ベストは尽くせたと思いますし、ラップタイムも悪くなく、楽しく走ることが出来ました。決勝は長いですが、焦らずしっかり走り切りたいです。チームのスタッフ皆が頑張ってくれているので、それにしっかり応えたいと思います。」
#52 TERAMOTO@J-TRIP Racing 石塚 健 選手
「9秒台が目標だったのであとちょっと足りなかったのは悔しいところですが、マシンのフィーリングはこれまでで一番乗りやすい状態に仕上がっています。アベレージも悪くなくて走っていてとても快適なマシンとなりました。天候の状況もあって決勝は心配もありますが、出来る限りの走りでチームの頑張りに応えたいと思います。自分の仕事をきっちりこなせれば結果は必ずついてくると信じています。応援宜しくお願いします。」
#31 浜松チームタイタン 上林 隆洸 監督
「ウィークを通してここまでとても順調に流れています。健琉君は今日もベストタイムを更新してくれてチームの士気もさらに高まっています。タイタンはスズキの社内チームですから純正パーツにこだわってマシンづくりをしていますが、自分たちが作り上げてきたマシンのポテンシャルが高かったことを証明出来たこともとても嬉しいことでした。ライダーだけでなく、GSX-R1000Rを知り尽くしている僕らだからこそのタイヤ交換の速さやメカニックの動きにも注目していただきたいですね。健琉君はベストタイムだけでなく、ロングランでのペースも速いですし、武田はステディに走り切る力があります。しっかり作戦通りに事が運べれば表彰台も夢ではないと思っています。チーム一丸となって頑張りますので応援宜しくお願いします。」
#31 浜松チームタイタン 武田 数馬 選手
「路面温度がとても高い状況だったのですが、自分は上手くアジャストすることが出来ませんでした。狙ったタイムにも届かなかったのが悔しいですが、決勝に向けて気持ちを切り替えていきたいと思います。予選の2回目は割り切って24リットルタンクをフル満タンで走らせました。ベストタイムはともかく、そこまでペースを落とすことなく周回出来たことはポジティブな面です。健琉君に速いタイムで走ってもらって、自分はなるべくそのポジションをキープしていく作戦です。2人での8時間なので大変だとは思いますが、しっかり走り切って良い結果を出せるように頑張ります。」
#31 浜松チームタイタン 村瀬 健琉 選手
「今日の予選では新品タイヤを履いてアタックをしたのですが、路面温度が高すぎたみたいで思うようなタイムが出せませんでした。1度ピットインして、昨日履いた中古タイヤで2度目のタイムアタックをしてベストタイムを更新することが出来ました。昨日も8秒台は出せていたのですが、ちょっと力みすぎてミスをしてしまったところがあったので、今日はスムーズに走らせることを心掛けながら上手く一周をまとめることが出来ました。この状況で8秒台を出せたことは自信にもなりましたが、大切なのは決勝です。一発タイムではなく、いかにアベレージをキープできるか、気持ちを切り替えて8時間を戦いたいと思います。決勝は2人で走るので体力面がちょっと心配ですがやるしかありません。落ち着いてしっかり走り切って上位を狙いたいと思います。」
RESULT
鈴鹿8時間耐久ロードレース スターティンググリッド
順位 | ゼッケン | クラス | チーム名 | ライダー | マシン |
---|---|---|---|---|---|
1 | #33 | EWC | Team HRC with Japan Post | 高橋 巧 長島 哲太 チャビ・ビエルゲ | HONDA |
2 | #7 | EWC | YART Yamaha Official EWC TEAM | ニッコロ・カネパ マーヴィン・フリッツ カレル・ハニカ | YAMAHA |
3 | #104 | EWC | TOHO Racing | 清成 龍一 國峰 啄磨 榎戸 育寛 | HONDA |
4 | #73 | EWC | SDG Honda Racing | 浦本 修充 名越 哲平 埜口 遥希 | HONDA |
5 | #12 | EWC | ヨシムラ SERT Motul | グレッグ・ブラック シルバン・ギントーリ エティエンヌ・マッソン | SUZUKI GSX-R1000R |
6 | #17 | EWC | Astemo Honda Dream SI Racing | 水野 涼 渡辺 一馬 作本 輝介 | HONDA |
7 | #76 | EWC | オートレース宇部 Racing Team | ダン・リンフット 津田 拓也 | SUZUKI GSX-R1000R |
8 | #71 | EWC | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | 伊藤 和輝 日浦 大治朗 荒川 晃大 | HONDA |
9 | #95 | EWC | S-PULSE DREAM RACING・ITEC | 渥美 心 ジョシュ・ウォータース マーセル・シュロッター | SUZUKI GSX-R1000R |
10 | #1 | EWC | F.C.C. TSR Honda France | マイク・ディメリオ アラン・テシェ タラン・マッケンジー | HONDA |
28 | #52 | NST | TERAMOTO@J-TRIP Racing | 寺本 幸司 佐野 勝人 石塚 健 | SUZUKI GSX-R1000R |
34 | #31 | NST | 浜松チームタイタン | 武田 数馬 村瀬 健琉 | SUZUKI GSX-R1000R |
47 | #27 | EWC | Dr.Dry Racing TMR with ACE CAFE | 大石 正彦 平野 ルナ 梶山 知輝 | SUZUKI GSX-R1000 |
48 | #29 | NST | TRIPOINT FUCHS Silkolene&DOG HOUSE with DOGHOUSE | 左村 英祐 岩谷 圭太 大須賀 俊晴 | SUZUKI GSX-R1000R |