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2016年10月22日
MotoGP 第16戦 オーストラリアGP 公式予選 場所:オーストラリア フィリップアイランドサーキット
エスパルガロ&スズキ、フィリップアイランドでセカンドローを獲得
チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、午前フリー走行で何度も変化する路面のコンディションに惑わされ、わずか0.064秒差でQ2ストレートインのチャンスを逃してしまう。午後のフリー走行も走行開始と同時に雨が降り出し、全ライダー、ピットインを強いられる。レースを見据えての走行が不可能だったうえ、Q1セッションも天候が回復しないままスタートとなり、ビニャーレスは自己ベストタイムを上回ることなく、悔しい13番手に留まることとなった。 Q2進出をしたエスパルガロは、インターミディエイトタイヤのセッティングがうまく決まり、序盤ではトップタイムに近いラップタイムを刻む。ピットインではリヤタイヤのみスリックに付け替えて、最後のタイムアタックに挑み、アタック最終ラップで4番手、セカンドローにつけた。 アレイシ・エスパルガロ 「今日は本当にハードな1日だったけど、予選順位には満足しているよ。路面のコンディションが常に変わっていたので、運頼みみたいなところもあったけど、今日は運も僕に味方してくれたみたいだね。Q2ではインターミディエイトで良いタイムが出せたんだけど、ピットインのタイミングがちょっと遅れてしまったために、最後のアタックに向けて前後のタイヤを交換する時間がなく、リヤだけをスリックに替えてピットアウトしたんだ。タイムアップはできたけど、フロントローを獲得するには十分じゃなかった。明日の決勝がどうなるかは、誰も想像がつかないよ。昨日、今日と、一度も同じコンディションで走れていないので、レースはきっと大荒れになるだろうね。僕は前半から攻めてトップグループに喰らいついていくつもりだけど、タイヤのグリップが落ち始める15周目くらいからが本当の勝負になるだろうね。」 マーベリック・ビニャーレス 「とにかく難しい1日だったよ。ある意味、運任せみたいな感じだった。路面のコンディションは常に変わっていたけど、その状況下でも、僕はドライ、ウェット共に、数周コンスタントに走行ができて、どちらもフィーリングは悪くなかった。もし今日雨が降らなかったら、大好きなこのサーキットでもっと良いパフォーマンスを見せることができたと思うけど、天候ばかりは仕方ないね。明日の天候がどうなるかまだわからないけど、まだまだやるべきことは残っているし、幸いにも僕がチャンピオンシップで追いかけなくてはならないライバル達は、僕と近いグリッドからスタートするので、とにかく前を捕まえに行くのみだよ。」 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー 「今日は天候が災いし、本当に難しい1日でした。ふたりのライダーが共にこの厳しい状況をうまくマネージメントできることがチームとしての希望でしたが、残念ながら、うまく乗り切れたのはひとりだけという結果になってしまいました。アレイシが前列からスタートできることはチームにとっても朗報であり、彼がスタートを決めてくれ、トップグループにしがみついていければ、表彰台も可能だと思っています。マーベリックは僅かな差でQ2入りのチャンスを逃してしまったために、13番手と後方からのスタートとなりますが、フィリップアイランドは彼の大好きなサーキットでもあるので、明日天候が回復し、朝のウォームアップで快走できれば、状況が大きく好転することも可能でしょう。明日の決勝は、どちらのライダーにも期待しています。」
公式予選結果
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