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MotoGP
2016年8月21日
MotoGP第11戦チェコGP
場所:ブルノサーキット

ビニャーレス、複雑なコンディション下で我慢のトップ10フィニッシュ。
ROUND11
MotoGP400戦目となるチェコGPは、朝から降り続けた雨が上がったばかりの、極めて難しいコースコンディションで決勝がスタート。レース中にピットイン、マシン交換の可能性も視野に入れ、チームスズキエクスターライダーのふたりは共に前後ソフトタイヤを選択。しかしコースの乾きが思いのほか遅く、序盤こそ快走を見せたふたりが、共に徐々にペースダウン。レース終盤になって路面が多少乾き始めたものの、ほとんどのライダーがピットインなしでレース周回数を走り切り、フロントタイヤの消耗が激しかったビニャーレスはなす術がなく、我慢の走りでトップ10を死守。一方、朝のウォームアップでポジティブなセットアップを見つけたエスパルガロは、それを証明するごとく、レース序盤でアグレッシブな走りを見せていたものの、残り周回数を約3分の1残したところでエンジントラブルに見舞われ、無念のリタイヤとなった。

ROUND11 ROUND11
ROUND11 ROUND11

マーベリック・ビニャーレス

路面の乾きがもっと早く、Flag to Flagのレースになるだろうと想定し、ソフトタイヤを選択したことが失敗だった。結局レース終盤まで路面が乾かず、ピットインせずに最後まで走りきることになったから、タイヤが消耗してからは何もできず、とにかく転倒なく最後まで走りきろうと思ったんだ。でも、これまでの雨のレースを考えると、今週はかなり大きな進歩があったし、序盤はトップにも追いつける自信すらあった。タイヤ選択の問題を除けば、マシンのパフォーマンスはかなり良かったし、頑張ってくれたチームに本当に感謝している。

アレイシ・エスパルガロ

今シーズンは本当についてないね。今朝のウォームアップで、最後に変更したセッティングが当たり、決勝のスタート直後は無理なくトップ集団についていくことができたんだ。ところが突然エンジンに不調を感じて、結局そのままマシンを止めてリタイヤ。具体的な原因はエンジニア達が確認中だけど、この2年で初めてのエンジントラブルが、好調だったこのレースで起きたことが本当に悔やまれるよ。でもこれもレース。現実をしっかり受け止め、次もまたベストを尽くして頑張るよ。

河内 健 テクニカルマネージャー

結果は非常に残念なものでしたが、これまで苦手としてきた雨のレースで、今日は少し光明が見えた内容だったと思います。特にレース序盤は、ライダーふたりの頑張りもあり、苦戦したアッセン、ザクセンリンクとは違い、非常にポジティブな内容でした。路面のコンディションが微妙だったために、タイヤ選択が分かれ、それがレース結果に影響を与えた部分はありましたが、タイヤが摩耗するまではマーベリックも良い走りをしてくれましたし、アレイシに関しては、序盤から素晴らしい走りを見せてくれていただけに、エンジントラブルでリタイヤとなってしまったことは、大変申し訳なく思っています。結果こそ残りませんでしたが、内容に関しては手応えのあるものだったため、今週は大きな収穫があったと思っています。残り7戦、さらにステップアップできるよう頑張っていきたいと思います。

MotoGP
1C・クラッチロー(ホンダ)47'44.290
2V・ロッシ(ヤマハ)+7.298
3M・マルケス(ホンダ)+9.587
4L・バズ(ドゥカティ)+12.558
5H・バーベラ(ドゥカティ)+13.093
9マーベリック・ビニャーレス(スズキ)+24.581
DNFアレイシ・エスパルガロ(スズキ)(+9 laps)

MotoGP
1M・マルケス(ホンダ)197
2V・ロッシ(ヤマハ)144
3J・ロレンソ(ヤマハ)138
4D・ペドロサ(ホンダ)109
5マーベリック・ビニャーレス(スズキ)100
13アレイシ・エスパルガロ(スズキ)51

MotoGP
1ヤマハ222
2ホンダ221
3ドゥカティ162
4スズキ106
5アプリリア53