8月2~3日、2014MX-GP(FIMモトクロス世界選手権)シリーズ第15戦ベルギーGPが、ベルギーのロンメルで開催され、ロックスターエナジースズキでワークスマシンRM-Z450を駆るケビン・ストライボスが第1レース5位、第2レース8位で総合5位となり計29ポイントを獲得、ポイントランキングを前大会の4位から3位に上げた。
ベルギー出身のストライボスだけに、ロンメルは慣れ親しんだ地元のコース。しかしながらロンメル特有のサンド路面には、やはり苦戦を強いられた。深いギャップやわだちにスピードを奪われ、さらに第2レース後半は暑さに加えて突然の雷雨にも見舞われる中、会場に詰め掛けた2万1000人の地元ファンの声援を受けながら、ストライボスはサンドと格闘した。
第1レース、スタートダッシュを上手く決めたストライボスはA・カイローリ(KTM)に次いで2番手につけると、3ラップ目にカイローリをパスしてトップに立つ。その後4ラップに渡ってトップをキープしたものの、今ひとつ走りのリズムをつかみきれず、中盤以降順位を下げ、同じベルギー出身ライダーで4番手のK・デダイカー(KTM)を追うも5位でフィニッシュ。
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続く第2レースも、初盤からストライボスらしさが発揮されない状況のまま、終始トップ10圏内でサンド路面の攻略に苦戦、最後は8位でチェッカーを受けた。
この結果、前大会までポイントランキンング3位にいたチームメイトのクレメン・デサールに代わり、ストライボスがランキング3位に浮上、デサールはランキング4位となった。デサールは骨折のためレースを欠場しており、復帰のために治療中であるが、今回は自国開催のホームレースでもあり、コースに元気な姿を見せてくれた。
また、同日に行われた若手選手によるEMX125クラスレースにおいて、スズキRM125を駆る、ロックスターエナジースズキ―ヨーロッパチームのブライアン・シュー選手(16)が総合3位となり、EMX125クラスの年間チャンピオンを決めた。
同じくロックスターエナジースズキヨーロッパチームのグレン・コルデノフ選手(MX2クラス)が春先のケガから復帰し、総合10位となった。
今シーズンのMXGPも残すところ2大会となり、次戦は5週のブランクを挟んで9月7日、ブラジル・ゴイアス州のトリンダーデで開催される。
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