2014年9月7日 モトクロス世界選手権MXGP
第16戦 ブラジル大会
ケビン・ストライボス、最終戦を待たずにシリーズランキング3位確定!
2014MX-GP(FIMモトクロス世界選手権)シリーズ第16戦が9月6~7日、ブラジルのゴイアニアで開催された。シルバン・ゲボス監督率いるロックスターエナジースズキは、ワークスマシンRM-Z450を駆るケビン・ストライボスが、第1レース3位、第2レース9位で総合6位を獲得、この結果、次週の最終戦を待たずに2014年シリーズランキング3位の座を確定した。 かつて3月のブラジルGPベトカヘロ大会で予選1位の経験もあるストライボスは、今大会でも公式練習から調子を上げ、土曜の予選はブーツに若干のトラブルがあり4位となったものの、スタートゲートから左ターンとなる第1コーナーまで長距離でワイドオープンなレイアウトに、ストライボスのグリッド順4番目も特に問題ではなかった。 |
陽光照りつける青空のもと開始された第1レース、スタートダッシュを決めたストライボスは、4番手ポジションから8ラップ目にはD・フェリス(ハスクバーナ)をパスして3番手に浮上、さらに前を走るS・フロサード(カワサキ)を追ったが逆転はならず3位でフィニッシュした。続く第2レースは、ストライボスがオープニングラップからフロサードの後方についてパスのチャンスを狙った。しかしながら、トラクションを失ったフロサード着地失敗で転倒、すぐ後方で咄嗟に衝突を避けようとしたストライボスは、大きくスライドしながらコースアウトを余儀なくされた。不運なオープニングラップで最下位となってしまったストライボスだったが、やがて再スタートをきると猛然と追撃を開始、最後は9位まで順位を上げた。2レースで計32ポイントを獲得したストライボスはこの日の総合6位とし、シリーズポイントでは530ポイントでランキング3位。残り1戦を残して、ランキング2位のJ・ファン・フォルベーク(ヤマハ)とは66ポイント差と、50ポイント以上の差があるため逆転はならないものの、みごとシーズンランキング3位を確定した。 2014MX-GPは9月13~14日、メキシコでの初開催会場となるレオンでいよいよシリーズ最終戦を迎える。 |
ケビン・ストライボス第1レース/3位 第2レース/9位 総合6位 「今日は調子も良かったので、ポディウムに上がりたかった。第1レースはスタートも上手くいったが、序盤でレースのリズムというか、ライン取りのリズムが上手くいかなかった。スタートから10分ほど経ってようやく自分らしくスピードも出てきて、前にいるフロサードを追いかけたが、追いつけなかった。第2レースもスタートは良かったがストレートで失速した。散水するのは良いのだが、スリッピーな路面が微妙な競り合いに影響した。サイティングラップのときに予想はついていたが、実際にフロサードがフロントを取られてクラッシュして、自分もブレーキングしたけれど転倒、さらに後ろからブラジルのライダーもぶつかってきた。すぐ再スタートできず時間をロスしたのは残念だったが、再スタート後は自分なりに納得できるスピードで走れた。とは言えさすがにポディウムを狙うのは無理だったが。」 |
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