2014年9月14日 モトクロス世界選手権MXGP
第17戦(最終戦) メキシコ大会
ケビン・ストライボスが僅差の総合4位獲得、今季ランキング3位でシーズンを締めくくる
2014MX-GP(FIMモトクロス世界選手権)シリーズの今季最終戦となる第17戦が9月13~14日、メキシコのレオンで開催された。ロックスターエナジースズキでワークスマシンRM-Z450を駆るケビン・ストライボスは、第1レース2位、第2レース3位でフィニッシュし、総合優勝に1ポイント差、総合3位と同ポイントの激戦で、惜しくもポディウムには届かず総合4位を獲得した。 FIMモトクロス世界選手権では2回目の開催会場となったメキシコの、レオン北部のメトロポリタン公園に新設されたコースは、曇り空で涼しい気候の中、およそ3万人のファンが詰め掛けた。 第1レース、ストライボスは改心のスタートを決めるとみごとなホールショットを奪った。その後、前大会優勝のM・ナグル(ホンダ)にかわされ2番手となったものの、ナグルから離れることなく最後まで逆転のチャンスを狙い続け、フィニッシュラインでトップのナグルとの差はわずか1秒余り。ストライボスの第1レース2位獲得は、7月のチェコGPでの第1レース1位に続く好成績となった。 |
第2レースは逆転優勝を目指して臨んだストライボスだったが、スタートで思うように前に出ることができず、オープニングラップを終えて5番手の位置につける。そこからレース時間の約半分を費やして前にいたJ・ファン・フォルベーク(ヤマハ)をパスし、4番手に上がったストライボスは、さらにナグルを捉えようと猛追をかけ、レース終盤でとうとうナグルを捉えてパスし、3位フィニッシュを遂げた。2位/3位のストライボスの獲得ポイントは42ポイントで、3位/2位のA・カイローリ(KTM)と同ポイントだったが、第2レースの着順優位のレギュレーションにより、惜しくもストライボスは総合4位となった。 チームメイトのクレメン・デサールは、左手首骨折の治療のためシリーズ終盤3大会の欠場を余儀なくされたものの、怪我以前の好成績と獲得ポイントによりランキング4位でシーズンを終了した。現在のデサールは懸命のリハビリに取り組んでおり、数ヶ月のうちには来シーズンへ向けてテストライドを再開予定だ。 ストライボスは9月28日でラトビアのケグムで開催される『第68回モトクロス・オブ・ネイションズにベルギー代表として選抜され、ワークスマシンRM-Z450でオープンクラスに出場する。ロックスターエナジースズキの2014年レースシーズンは、モトクロスオブネイションズでいよいよエンディングを迎える。 |
ケビン・ストライボス第1レース/2位 第2レース/3位 総合4位 「今日はとても良い感じで走ることができ、結果にも満足している。特に第2レースは何とかして競り勝とうとして頑張ったにもかかわらず最後にポディウムに上がれなかったのは残念だったが、ランキング3位でシーズンを終えることができた。シーズン前の怪我で辛い時期もあったが、シーズン後半に向けて調子が出てきて成績が出せるようになったので良かった。毎週毎週、ひとつひとつ問題を解決しながらチーム全体で取り組み、第14戦のロケットで初優勝することができた。過去に何年も良い成績が出せないシーズンもあったことを思えば、今シーズンはトップ3に入ることができてとても嬉しい。」 |
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