二輪車トップ > 2015 SUZUKA 8 Hours > TOP10トライアル(公式予選) レポート
2015 SUZUKA 8 Hours
トップ エントラント イベント情報 レースレポート
2015 鈴鹿8時間耐久ロードレース
第2回公開合同テスト
公式練習/公式予選
ライダートークショー
TOP10トライアル(公式予選)
決勝
2015 鈴鹿8時間耐久ロードレース
Racing Report
2015年7月25日(土)
鈴鹿8時間耐久ロードレース TOP10トライアル(公式予選)
場所:三重県・鈴鹿サーキット

ウイーク初の路面温度60度を記録。猛暑がライダーを苦しめる

午前中の4時間耐久が午後1時半にゴール。レースが進むに連れて気温が上昇し、午後2時15分から始まるフリー走行スタート時には、35度、路面温度は60度という灼熱でのセッションとなってしまった。

午後3時半からスタートしたトップ10トライアルの最初の5チーム、10名のライダーが走行するセッションは、その灼熱地獄の中でのタイムアタックとなってしまった。

最初に登場したMoto Map SUPPLYの青木宣篤は着実にマシンを走らせ、2分11秒681を記録。4番目には、Team KAGAYAMA清成龍一が登場。ダンロップコーナー立ち上がりでリアタイヤがブラックマークを路面に残す激しいライディングを見せ、2分8秒806を出した。Moto Map SUPPLYの生形秀之は2分11秒019、Team KAGAYAMAの加賀山就臣は2分7秒990と、ギリギリで7秒台へタイムを入れ、サーキットを沸かせる。

トップ10トライアル後半のグループになって気温が下がり、好タイムが連発

ここで若干のインターバルを挟み、残り5チームのセッションがスタートとなる。午後4時を過ぎ、気温も下がり、路面コンディションも回復していく。

このセッションでは4番手としてヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンスのアレックス・ローズがコースイン。2分7秒144を記録する。また津田は、スプーン立ち上がりで縁石に乗り上げるギリギリの走りを見せ、2分6秒516を出した。

この結果、明日の決勝はヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンスが4番手から、Team KAGAYAMAが5番手から、MotoMap SUPPLYが10番手から、浜松チームタイタンが65番手から、それぞれ8時間後のゴールを目指すこととなった。

   

ヨシムラスズキシェルアドバンス 津田拓也

「トップ10トライアルのことだけを考えればその前のフリー走行を走っておく方が良かったのですが、アレックスは事前テストに1回しか参加できていませんし、ジョシュは今回のレースウイークが今年の鈴鹿の初走行なので、できるだけ周回をさせたかったことから、自分は走りませんでした。ただ、マシンのセットアップをそのセッションでも二人が行ってくれていて、モニターで見ていると、二人とも良い仕事をしてくれていたので、安心して見ていることができました。トップ10トライアルは、去年のようにポールポジションを獲ることができませんでしたが、現状でのベストは尽くしました。悔しくないといえば嘘になりますが、大事なのは明日なので、頭を切り換えて、決勝に集中します。」

ヨシムラスズキシェルアドバンス アレックス・ローズ

「トップ10トライアルは自分にとって初めての経験ですが、1周だけのタイムアタックというのはとても興味深いシステムだと感じました。最初のセクションでミスをしてしまい、そのこともあって自分の走りはパーフェクトなものにはなりませんでした。フリー走行、トップ10トライアルのセッションを通じて、決勝へ向けてはいいマシンセッティングが見付かっているので、明日が本当に楽しみです。」

Team KAGAYAMA 加賀山就臣

「うちのパッケージングで現状持っているパフォーマンスはフルに発揮できた、今日のセッションでした。予選では2分7秒5を出すことができていたので、それ以上をもちろんねらっていましたが、思った以上に気温が上がったこともあり、トップ10トライアルでのスーパーラップは厳しかったです。うちのチームの強みは、三人のライダーが合計で6勝、この鈴鹿8耐でしているということです。その経験をフルに活かし、明日はベストを尽くします。」

Team KAGAYAMA 清成龍一

「昨日、転倒してしまったこともあり、今日のフリー走行では別のセッティングを試そうとしたのですが、ミスもあり思うような周回ができない状態でトップ10トライアルを迎えてしまいました。結果的にトップ10トライアルは昨日のセッティングに戻して走ったのですが、やはりフィーリングはそちらの方が良かったです。でも前半でミスしてしまい、それもあって最後まで攻めきれずに終わって、ちょっとフラストレーションの残るトップ10トライアルになってしまいました。この悔しさは明日、晴らします。」

MotoMap SUPPLY 青木宣篤

「今日はフリー走行、トップ10トライアルともに路面温度が60度近くまで上がってしまい、とても我々の持っているハードのパフォーマンスを発揮させるのは厳しい状況になってしまいました。明日は置かれた環境の中に合わせた走りをし続けることが重要になると思うので、できるだけ高いアベレージを維持できるよう集中したいと思います。」

MotoMap SUPPLY 生形秀之

「今日のフリー走行では、3、4台を抜きながら2分10秒7が出ていたので、普通に走れば2分9秒台は出せると思ったのですが、逆バンで大きくミスしたこともあり、平凡なタイムで終わってしまいました。」