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全国各地から557台が来場!Vストロームで繋がり、広がる仲間の輪

第3回目を迎えた『Vストロームミーティング2017』が9月3日、
静岡県浜松市のスズキ株式会社本社内の特設会場で開催されました。
全国から557台にのぼるVストロームシリーズとVストロームファン総勢780名が来場、
多彩なプログラムを通じて共に繋がり、Vストロームの輪を広げながら、この夏の思い出を刻みました。

レポート

午前9時、開場を待ちわびたVストロームライダー達が長い列を作り、続々とスズキ本社正門から入場します。
「いらっしゃいませ!」そして「お帰りなさい!」と笑顔で迎えるスタッフ達。昨年に続くスズキ本社内での開催も話題となり、さらにエリアを拡大した駐車スペースに、各地のナンバーを付けたVストロームがぎっしり並びます。本州はもちろんのこと北海道から四国から九州から、日本のほぼ中心に位置する浜松に集結したVストロームは、前回を大幅に上回る557台。そして、Vストロームオーナーだけでなく、たくさんのVストロームファンにもお集まりいただいた「Vストロームミーティング2017」は、スズキ株式会社、鈴木俊宏社長による高らかな開会宣言とともに幕を開けました。

夏の名残りで気温がぐんぐん上昇する中、お客様は受付のあと冷たいウェルカムドリンクを受け取りほっとひと息、そして早速会場内のプログラムを楽しみます。
『Vストロームと私 ひとことスナップ撮影コーナー』では、ホワイトボードに自由に書き入れて、撮影したスナップが当サイトにアップされる恒例企画。ボードには走り心地や旅の思い出、これからの夢など、誰もがVストロームへの愛情一杯のメッセージを表現してくれました。
車両展示コーナーは、新型Vストローム1000ABS・650ABSと各XTモデル、Vストローム250が並び、自由に跨ることができます。ポジションやフィーリングを比較したり、装着の純正オプションをチェックするなど人気のコーナーでした。

MCの浜崎美保さんの涼やかな美声が青空に広がって、ステージプログラムが始まりました。第1部はVストローム設計スタッフによるトークショーです。
1000と650のチーフエンジニア安井信博氏、テストライダー佐藤省吾氏、250チーフエンジニア福留武志氏の3名に、二輪ジャーナリストでVストロームオーナーのノア・セレンさんが聞き手となって、本音の質問を繰り出します。毎回貴重なトーク内容とあって、熱気に包まれた会場の椅子席はすべて埋まり、立ち見の方も多く大盛況。各モデルのこだわりや開発テストの様子など話題は広範囲にわたり、エンジニアの方々の丁寧な回答と説明に、皆さん真剣に聞き入っていました。

日本を代表する冒険家ライダー、賀曽利隆さんの登場です。
9月1日に70歳の誕生日を迎えた賀曽利さんにサプライズの花束贈呈があり、会場の全員で祝福しました。「年を取るごとに走っているときの見え方や感じ方が変わるんです」と人生の先輩ライダーらしい賀曽利さんの言葉に誰もが大きな刺激を受けます。タンデムスタイル誌の谷田貝編集長とMCの浜崎さんが聞き手となり、賀曽利さんはVストローム250と共にスタートした『日本一周70歳編』への抱負や展望を中心に、思い出話や旅の極意など元気一杯語ってくれました。

グッズ販売コーナーでは、オリジナルのTシャツやタオル、湯呑が限定数で販売され、入場時間の直後から“絶対に手に入れたい!”という熱心なお客様の長い列ができました。午前中の時間帯から例年同様に次々完売する人気です。早速Tシャツを着て楽しむお客様もいらっしゃいます。
オリジナル湯呑は今年7月の九州北部豪雨災害チャリティグッズで「きばろうや九州!」の文字入りで、売上金は全額、日本赤十字社を通じて被災地の方々に寄付させて頂きました。ブースエリアでは、ヨシムラジャパン、プロト、ブリヂストン、ツアラテックジャパン、タナックス、スズキビジネスオート事業部の各社が、スペシャルパーツやドレスアップの関連商品を展示。実際にVストロームに組み込まれた商品を前に詳しい説明を聞くことができるとあって終日賑わいました。さらにご当地グルメが美味しいケータリングカーコーナーも人気でした。

お馴染みとなった「遠くから来たで賞」の発表は、東は北海道・札幌市から、西は九州・長崎県からのお客様に決定しました。他にも東北や四国など遠方からのお客様も多く、本当に全国各地から参加くださっているのがよくわかります。そして最後は恒例、全員参加のじゃんけん大会です。ノアさんがじゃんけんを軽快に繰り出し、賀曽利さんがプレゼンターとなり、続々登場する豪華賞品に歓声が上がります。

株式会社スズキ二輪の濱本社長による閉会の挨拶に続き、社屋のSマークを背景に全員集合での記念撮影がおこなわれ、Vストロームミーティング2017は終了しました。今年も新たな仲間の輪ができ、再会を約束する笑顔があちこちにあふれます。鈴木社長、濱本社長はじめスズキスタッフが手を振りながらお見送りする中、Vストローム達はそれぞれの帰路についたのでした。