2019 MotoGP
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2019年6月29日
MotoGP 第8戦 オランダGP 予選 場所:オランダ TTサーキット・アッセン
オランダGP予選はリンスが3番手フロントローを獲得
• アレックス・リンスはQ1通過からフロントロー獲得
• ジョアン・ミルは自己最高の5番手ポジションを獲得 • チームスズキエクスターにとってはこれまでのシーズンベストグリッド
晴れ渡った青空の下、伝統のTTサーキット・アッセンで幕開けしたオランダGPの2日目午前のFP3は、セッション終盤まで前日からの順位の変動がほぼないまま淡々と進んでいるかのように見えたが、最後の数分で突然激しい順位変動が起こり、トップ10に名を留めていたアレックス・リンス、ジョアン・ミルは一瞬のうちにトップ10圏外に。しかしロッシ(ヤマハ)の最終ラップタイムがキャンセルとなり、11番手につけていたミルが1ポジションアップして10番手に。リンスも同様に1ポジション順位を上げるも、11番手に留まりQ1出場を強いられることになった。
午後のFP4は路面温度が上昇したが、リンス、ミルはどちらもうまくセッティングをまとめ3番手、6番手でセッションを終了。予選に向けての準備を備える。 Q2行きを賭けたリンスのQ1でのパフォーマンスは目を見張るもので、1周目のアタックラップでいきなり速いタイムを刻み、2番手以降を大きく引き離す。その後もリンスはさらにタイムを上げ、1'32.710でトップフィニッシュ。 ふたり揃って迎えたQ2セッションでは、リンス、ミル共に15分間の激しいタイム争いを繰り返し、リンス3番手、ミル5番手でセッションを締めくくる。ミルはMotoGPクラスでのこれまでのベストグリッドであり、チームスズキエクスターにとっても、フロントロー、セカンドロースタートは今シーズンのチームベストグリッドとなった。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「今日の結果は、今シーズンここまでの中でベストな予選だったと言えるでしょう。アレックスはQ1から這い上がってQ2でフロントローを獲得してくれましたし、ジョアンはストレートでQ2に行き、最終的に5番手という上位グリッドを獲得してくれました。チームのライダーふたりが揃ってトップ5入りできたことは本当に素晴らしいことですし、明日の決勝でのアドバンテージとなるでしょう。明日が本当に楽しみです。頑張ってくれたチームとライダーにまずはお礼を言いたいですね。」アレックス・リンス
「今日はQ1からのスタートだったから順風満帆ってわけじゃなかった。とにかくQ2に行くために全力で頑張ったよ。中古のリアタイヤでもラップタイムは悪くないから、決勝では強い走りができると思っている。明日はまたかなり大きなグループで接近戦になるだろうから、フロントローからスタートできるのは大きなアドバンテージになるはず。チームが皆素晴らしいサポートをしてくれているから、勝ちを狙いに行く準備はできているよ。」ジョアン・ミル
「この週末の僕らの頑張りが形として現れて、今日はとてもハッピーさ。トップとのギャップも縮めることができたし、自分自身もスピードが上がっている手応えを感じているよ。予選のアタックでは少しミスしてしまったから、それがなければもうちょっと良いタイムだったかもね。MotoGPクラスでセカンドローからスタートするのは初めてだから、決勝が楽しみで仕方ないよ。チームの皆の努力のお陰さ。」MotoGP 第8戦 オランダGP 予選結果
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