
2019 全日本モトクロス選手権
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2019年7月21日
全日本モトクロス選手権 第5戦 東北大会 会場:岩手県・藤沢スポーツランド
深谷広一は転倒を喫するも総合7位、小林秀真が自己ベストの総合8位
IA2は手操将志が両ヒート5位で総合5位
2019全日本モトクロス選手権シリーズ第5戦東北大会は、岩手県一関市の藤沢スポーツランドで開催された。全8戦で行われるシリーズはこの大会から後半戦に突入した。会場の藤沢スポーツランドは市が管理する国内でも珍しい公営のサーキット。サンド路面のダイナミックな走りと観客席からコースのほぼ全体を見渡せるロケーションの良さで、選手観客の双方から高い人気を得ている。例年梅雨明けの時期に開催されるため、雨に見舞われたことも少なくなく、晴れれば猛暑との戦いになっていた。今年は土曜日が晴れて一気に気温が上昇。日曜日は曇りとなったが、気温、湿度共に高く、ライダーにとってはタフな戦いとなった。この週末、公式発表で土日合わせて3,100人の観客が訪れ、白熱するバトルを楽しんだ。
スズキのサポートライダーでは、IA1クラスに参戦するSRF Team SBEの深谷広一が第1ヒートで好スタートを決めレース後半まで3番手を走行。終盤追い上げてきたライダーとの攻防で腕上りを起こした深谷は、やや順位を落としたものの最後まで辛抱強く走りきって5位でフィニッシュ。続く第2ヒート、4戦連続での表彰台を狙った深谷だったが、スタート直後に転倒を喫し、最後尾からの追い上げを強いられる。再スタート後必死に挽回を図ったものの、集団に追いつくのに時間を要したため、深谷の追い上げは8位止まり、総合では7位の結果に留まった。一方SRMマウンテンライダースの小林秀真は、第1ヒートが8位で自己最上位のリザルトをマークすると、第2ヒートは序盤の16番手から6位まで追い上げて自己ベストを更新して、深谷に続く総合8位の成績を残した。SRF関東オートスポーツ清水の川口尚希は17-15位で総合15位。 IA2クラスでは、SRMマウンテンライダースの手操将志が予選から好スタートを連発し、決勝でもトップ争いを展開。レース後半のスタミナに課題を残す手操は惜しくも表彰台獲得はならず、両ヒート5位で総合も5位。同じくSRMマウンテンライダースの鴨田 翔は7-16位で総合10位。SRF Team SBEの髙原秋斗が18-19位で両ヒートポイントを獲得した。一方前半戦をランキング4番手で折り返したTeam SSCの内田篤基は、土曜日の練習走行中に転倒し、ダメージを負ったため、大事をとって今大会は欠場となった。 深谷 広一(SRF Team SBE・IA1クラス・総合7位)
「シーズンの後半戦も表彰台に立ち続けることが目標でしたが、ここに来て今年最悪のレースをしてしまいました。ヒート1はスタートが決まったのに腕上りでポジションダウンしてしまい、ヒート2はスタート直後に転倒し、上り坂でマシンが逆を向いてしまい再スタートに大きく手間取ったため、追い上げも届きませんでした。マシンもライディングも調子が良かっただけに悔しいですね。残り3戦しかありませんが、表彰台はもちろん、優勝を目標に据えて、夏のインターバルに自分を鍛え直します。」手操 将志(SRM マウンテンライダーズ・IA2クラス・総合5位)
「スタートをしっかり決められたことが何よりの収穫です。そういう意味で今回は自分らしいレースができたと思います。結果は追い下がってしまいましたが、そこはスタミナやペース配分に関する課題を克服していくだけなので、やるべきことは分かっています。1周でも多く逃げて、最後に勝負できるようになるためには、まだまだやるべきことは沢山あります。それが自分のスタイルだと思うので、しっかりと取り組んでいくつもりです。次は地元で得意な名阪。2度目の表彰台はもちろんですが、1番高いところに立てるよう頑張ります。」第5戦 東北大会 IA1 決勝第1ヒート結果
第5戦 東北大会 IA1 決勝第2ヒート結果
第5戦 東北大会 IA2 決勝第1ヒート結果
第5戦 東北大会 IA2 決勝第2ヒート結果
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