
2019 全日本モトクロス選手権
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2019年7月7日
全日本モトクロス選手権 第4戦 SUGO大会 会場:宮城県・スポーツランドSUGO
深谷広一が第1ヒートで3位表彰台を獲得
IA2は手操将志が表彰台こそ逃すも第2ヒートで4位入賞を果たす
2019全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦SUGO大会は、宮城県柴田郡のスポーツランドSUGOインターナショナルモトクロスコースで開催された。全8戦で行われる今シーズン。前半の締めくくりとなる大会は、梅雨の最中で間断的に小雨が降る中行われた。土曜日の練習走行開始からヘヴィマディのコンディションとなったコースは、表面の泥を取り除くなどの対策が取られたが、それでも随所でスタックや転倒が相次ぎライダーを苦しめた。このため日曜日の決勝レースは時間を5分短縮して実施された。観戦には生憎の空模様となったが、公式発表で土日合わせて3,800人の観客が訪れ、雨のレースを楽しんだ。
スズキのサポートライダーでは、IA1クラスに参戦するSRF Team SBEの深谷広一が第1ヒートでトップ争いに加わり、前回中国大会での優勝に続き3位表彰台を獲得。第2ヒートの深谷はスタート直後に他車と絡んで転倒を喫し、走行ラインが限られて追い上げにも苦戦したため追い上げも8位止まりとなってしまったが、それでも総合は4位で暫定のポイントランキングも4番手をキープした。SRMマウンテンライダースの小林秀真は、マディコンディションの攻略に苦しみヒート10-9位で総合11位。SRF関東オートスポーツ清水の川口尚希は15-14位で総合14位の結果を残した。 IA2クラスでは、SRMマウンテンライダースの手操将志が予選、決勝を通じてトップ争いに加わるアグレッシブな走りを見せた。手操は2番手の位置に付けていた第1ヒートはレース中盤の転倒で13位とポジションを下げたが、第2ヒートはしっかりとポジションをキープして4位でフィニッシュ。13-4位で総合6位の成績を残した。SRF Team SBEの髙原秋斗は19-7位で総合12位。Team SSCの内田篤基は第1ヒートスタート直後のマルチクラッシュに巻き込まれ、再スタートはしたもののdns。第2ヒートは手堅く走りきって6位入賞を果たし総合13位。SRMマウンテンライダースのルーキー池田 凌は第2ヒート9位でクラス初ポイントを獲得。SRF関東オートスポーツ清水の斉藤 嵩は17-19位、SRMマウンテンライダースの鴨田 翔は15-27位で、マディコンディションに翻弄されながらもポイントを獲得した。 深谷 広一(SRF Team SBE・IA1クラス・総合4位)
「前回優勝して調子を上げていたので、晴れのコンディションで勝負したかったですね。正直気分が乗らないレースでしたが、練習走行、予選のタイムから、普通に走ればTop3は行ける手応えがありました。第1ヒートでそれを確認できたのは良かったんですが、第2ヒートはスタート1コーナーで接触して転倒してしまいました。走りは悪くなかったけど、1本ラインで思うように順位を上げることはできませんでした。ひとまず両ヒート表彰台を目標に置いていましたが、それは次の藤沢に持ち越しですね。もちろんチャンスはあると思うので2勝目を狙います。」手操 将志(SRM マウンテンライダーズ・IA2クラス・総合6位)
「課題はスタートだと分かっていたので、今回はまずそこに集中しました。スタートが決まれば前を走れると思っていて、予選、ヒート1では実際そういう展開になったんですが、転倒してしまったこともあり、結果は思い通りになりませんでした。第2ヒートはスタートはそれほど良くはありませんでしたが、淡々と走りきって4位でした。それでも自分のポジションを確認できたし、練習のタイムが出せれば前を走れることは分かっているので、レースでそれをどう出すかですね。今年は結果にこだわり過ぎてリズムを崩していましたが、後半戦は上手くまとめながら自分の持っている走りを出せるようになりたいと思っています。」第4戦 SUGO大会 IA1 決勝第1ヒート結果
第4戦 SUGO大会 IA1 決勝第2ヒート結果
第4戦 SUGO大会 IA2 決勝第1ヒート結果
第4戦 SUGO大会 IA2 決勝第2ヒート結果
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