
2019 全日本モトクロス選手権
|
![]()
2019年10月27日
全日本モトクロス選手権 第8戦 MFJグランプリモトクロス大会 会場:宮城県・スポーツランドSUGO
IA1小林秀真が第1ヒート9位、川口尚希が総合10位。
IA2は手操将志が総合12位でシーズンを終える。
2019全日本モトクロス選手権シリーズ第8戦(最終戦)は、国際格式の「第57回MFJグランプリモトクロス大会」として宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOで開催された。会場のスポーツランドSUGOは、急なアップダウンや大小のコーナー、ジャンプが連続するダイナミックコース。大会期間中は土曜日が晴れ後曇り、日曜日は曇り時々晴れとまずまずの天候に恵まれたが、金曜日に降った大雨の影響で土曜日はコースを大幅にショートカット。その後入念なコース整備が行われ、日曜日はフルコース、ほぼベストのコンディションでレースが行われた。シーズンファイナル、IB Openクラス以外のタイトル争いが最終戦までもつれ込んだため、公式発表では土日合わせ5,200名の観客が会場を訪れ、今シーズン最後のレースを楽しんだ。
スズキのサポートライダーでは、IA1クラスに参戦するSRF Team SBEの深谷広一が表彰台でのシーズン締めくくりを目指して臨んだものの、日曜日朝に行われた公式練習走行の開始直後にジャンプの踏み切りでバランスを崩して激しく転倒。胸部にダメージを負って残念ながら決勝はリタイアとなった。また、SRMマウンテンライダースの小林秀真は、第1ヒートは中盤の混戦の中でしっかりとポジションをキープし9位。第2ヒート、更に上位進出を狙った小林は、オープニングラップの10番手から三つ順位を上げて7位でフィニッシュしたが、レースの終盤にマフラーにトラブルが発生し、レース後の最終検査の音量オーバーにより失格となった。SRF関東オートスポーツ清水の川口尚希は、自己ベストとなる両ヒート13位でまとめ、総合10位でシーズンを締めくくった。 IA2クラスでは、予選A組をトップで通過したTeam SSCの内田篤基が、第1ヒートは2度転倒を喫して24位と不本意な結果となったものの、第2ヒートはしっかりとスタートを決めて前半3番手を走行。後半やや順位を落して表彰台獲得は逃したが、スズキ勢のベストとなる5位でチェッカーを受けた。SRMマウンテンライダースの手操将志が第1ヒート15位、第2ヒートは13位で総合12位。SRMマウンテンライダースの鴨田 翔は20-17位で総合20位。SRF関東オートスポーツ清水の斉藤 嵩が荒れたコンディションの中ベテランらしい走りを見せ第1ヒート18位で総合23位。 小林 秀真(SRMマウンテンライダース・IA1クラス・総合18位)
「IA1クラス1年目でチームも移籍し環境が大きく変わったシーズンでした。本当にいい環境を与えてもらって、1戦毎に成長を実感することができました。正直最初はトップが見えないどころか背中を追うこともできなかったのが、後半の数戦は上位を走れたしバトルに加わることができました。もちろん今の自分に何が足りないのかも明確になっています。来シーズンは開幕からトップ争いに加われるように、このオフに一から鍛え直すつもりです。」内田 篤基(Team SSC・IA2クラス・総合16位)
「シーズンオフにしっかりと準備して、開幕からトップ争いに加わることができたし表彰台も獲得できました。ところが優勝も狙えると自信を持って臨んだ第5戦で転倒してしまい、怪我は治ったんですがシーズン後半はなかなかリズムが戻りませんでした。でも今回、予選トップ通過を果たせたし、ヒート1は自分のミスでダメにしてしまいましたが、ヒート2はようやく自分らしい走りができたと思っています。このイメージを持ったまま開発と練習にしっかり取り組んで、来年は更にレベルアップして開幕を迎えたいと思っています。」第8戦 MFJグランプリモトクロス大会 IA1 決勝第1ヒート結果
第8戦 MFJグランプリモトクロス大会 IA1 決勝第2ヒート結果
第8戦 MFJグランプリモトクロス大会 IA2 決勝第1ヒート結果
第8戦 MFJグランプリモトクロス大会 IA2 決勝第2ヒート結果
|