2019 全日本モトクロス選手権
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2019年5月12日
全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会 会場:埼玉県・オフロードヴィレッジ
深谷広一が第1ヒートで3位表彰台に登壇
IA2は内田篤基が第2ヒートで自身初2位表彰台を獲得して総合3位
2019全日本モトクロス選手権シリーズの第2戦関東大会は、埼玉県の川越、上尾両市にまたがるウエストポイント・オフロードヴィレッジで開催された。河川敷の限られたスペースに展開するコースは、タイトコーナーと大小のジャンプが連続するコンパクトなレイアウトが特徴。タイム差が出難くパッシングポイントも少ないことから、スタートの良し悪しが勝敗の大きなポイントとなる。今大会に合わせフィニッシュラインの移設を含めたジャンプの形状変更が行われたほか、観戦スタンドを新設するなどしてライダー、ファンを出迎えた。これまでの4月開催から5月に変更したことで大会期間中は土日とも好天に恵まれ、首都圏からのアクセスの良さもあり、土日合わせて9,200名の観客がレースを楽しんだ。
スズキのサポートライダーでは、IA1クラスの予選1位で決勝に臨んだSRF Team SBEの深谷広一が、第1ヒートのオープニングラップを5番手でクリアすると2周目に大塚豪太(ホンダ)、中盤には小島庸平(ホンダ)をパスし3番手に浮上。後半もハイペースで周回を重ねた深谷はこのポジションをしっかりと守り切って3位でフィニッシュし、今季初の表彰台を獲得した。深谷は第2ヒートも好スタートから4番手を走行。ダブル表彰台を狙った深谷だったが、後半、マシンに不調を来して立て続けに2度エンストを喫し7位までポジションダウン。それでもワークス勢に割って入る総合5位のリザルトをマークした。SRMマウンテンライダーズの小林秀真は14-13位で総合14位。SRF関東オートスポーツ清水の川口尚希は16-18位、総合18位で今大会を終えた。 IA2クラスでは、スズキの開発ライダーで新型RM-Z250に乗るTeam SSCの内田篤基が両ヒートとも好スタートからトップ争いを展開。第1ヒートはミスで5位に終わったものの、第2ヒートでは19ラップに渡って3番手をキープし続け、最終ラップに石浦 諒(ホンダ)をパスしてクラス初表彰台、自己ベストのリザルトとなる2位でチェッカーを受けた。大会総合成績でも内田は3位。スズキのサポートライダーでは、SRMマウンテンライダーズの鴨田 翔が地元で総合8位。同じくSRMマウンテンライダーズの手操将志が総合10位。オートスポーツ清水から参戦したスズキユーザーの斉藤 嵩が総合12位。SRF Team SBEの髙原秋斗が総合21位。SRF関東オートスポーツ清水のルーキー齋藤健太が総合23位のリザルトを残した。 また土曜日に行われたIB OPENの第1ヒートでは、SRF関東オートスポーツ清水の西元気が2位表彰台を獲得した。 深谷広一(SRF Team SBE・IA1クラス・総合5位)
「開幕戦を終えた段階で課題は明確になっていたので、約1カ月のインターバルをレースモードでの乗り込みに集中してきました。結果、予選から調子が良くて、第1ヒートでは久し振りの表彰台に立つことが出来ました。第2ヒートはもっと上を狙えるチャンスがあったんですが、マシンにマイナートラブルが発生してしまい、後半ペースを上げられず、しかも2度エンストして逆に順位を落としてしまいました。でも、今回のレースで十分にワークス勢とも戦える手応えを掴んだので、次の広島でも今回以上の成績を狙っていきます。」内田篤基(Team SSC・IA2クラス・総合3位)
「ヒート1はホールショットを決めて絶対に勝てるチャンスがあったのに、自分のミスで順位を下げてしまいとにかく悔しかったです。ヒート2の前に気持ちを切り換えて、再びスタートを決めることが出来ました。前のペースが少し速かったので、後半まで抑えて最後に勝負するという作戦で、最後逆転で2位にはなれたのですが、もうちょっとで勝てるレースだったので、初めて表彰台に立てたとはいえ満足はしていません。あとは実力ですね。自分は開発ライダーとしてスタンダードのマシンで参戦しています。今回どちらもスタートで前に出れたし、モディファイしたマシンを相手にトップ争いが出来たことで、新型RM-Z250のポテンシャルをアピールすることが出来たと思っています。」第2戦 関東大会 IA1 決勝第1ヒート結果
第2戦 関東大会 IA1 決勝第2ヒート結果
第2戦 関東大会 IA2 決勝第1ヒート結果
第2戦 関東大会 IA2 決勝第2ヒート結果
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