スズキ国内二輪公式
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●開催日/2024年8月4日(日) ●会場/鳥取県八頭郡八頭町 船岡竹林公園 ●主催/隼駅まつり実行委員会
真夏の祭典、隼の聖地に全国から隼ファンが集結!
2024年8月4日、鳥取県・八頭町の船岡竹林公園には、7時の開門に合わせて続々と隼ライダーが到着してきました。全国各地のナンバーを付けた新旧の隼たちは、駐輪場整理を担当するボランティアスタッフの誘導を受けながらきれいに車列を作ります。来場記念として配布される『隼オリジナルスタンドホルダー』。今年は鮮やかなイエローカラーで車体の安定に寄与します。
受付開始前には舗装エリアの駐輪場が早くも満車となり、芝生エリアの特設駐輪場へ入場したバイクが会場内を埋め尽くしていきます。昨年大きな話題を呼んだ25周年特別仕様モデルの隼も、今年は数多く見かけます。

そして隼駅まつりには隼オーナーだけではなく、隼ファン、スズキファン、そしてバイクファン、様々なライダーが一同に集結します。隼以外のライダー達も皆さん隼に魅せられ、隼の聖地に来場する、それもこのまつりの大きな特徴であり、魅力のひとつです。
到着したライダーは日陰で休む方、一年振りの再会を喜び合う方や、駐輪場が隣同士になった縁で顔見知りになる方など、あちこちで隼談義が始まります。スズキブース前に並んで限定販売のオリジナルTシャツやタオルなど隼駅まつりオリジナルグッズを購入する列に加わる方も増えて、列の最後尾を示す案内プレートが上がります。

スズキブースでは物販の他、隼最新モデル3台を展示。皆さん熱心に細部まで眺めたり写真を撮るなど、興味深く最新モデルを取り囲みます。また令和6年能登半島地震の災害義援金箱を設置、募金にご協力いただいた方に特製オリジナルバンダナを差し上げます。さらに暑さ対策として大型ミスト冷風扇を設置し、ロックアイスのプレゼントもおこないます。
まつり本部で受付が始まると、スズキブースでの物品販売をはじめ、会場を囲むように並ぶ多くの出展ブースもオープンしていきます。
そして午前10時の開会式典で『第14回 隼駅まつり』が華やかに開会します。
『隼駅まつり実行委員会』石谷優会長が「皆さん隼の地へ、おかえりなさい!」と高らかに開会宣言をおこない、続いて八頭町の吉田英人町長が「隼駅まつりはライダーの皆さんと地域の皆さんを結ぶ日本一のお祭りです、今日もどうぞ絆を深めてください」とご挨拶され、ライダー代表『隼駅を守る会・交通安全部』の永田正一隊長からは「パフォーマンス性能の高い隼で、ライダーの見本になるような運転を心がけましょう!」とのご挨拶が続きます。スズキからは田中強 二輪事業本部長が、鈴木俊宏社長よりのメッセージを代読したほか、「隼駅の駅名看板を、今年は隼駅まつり限定の特別仕様として皆様をお迎えしております。」と発表しました。式典の最後には『隼オリジナルフレーム切手 2024年版』の贈呈式が行われ、八頭郵便局長より田中二輪事業本部長に手渡されます。
開会式典に続いて、来場者全員で記念撮影タイムです。ステージ前の集合写真撮影、さらに芝生広場で『隼』の人文字を作りドローン空撮がおこなわれます。気温も湿度も高くなってきましたが、皆様それぞれに熱中症対策を施しながら、カメラに向かいお元気な笑顔で楽しみます。
芝生広場の出展エリアには、『隼駅を守る会』『八頭郵便局』など地元関連のブースや飲食ブースを始め、隼スペシャルマシン展示やタイヤ、ケミカル、ギア類などバイク関連ブースが並びました。初出展企業も増えて、ブースを訪れる楽しみもさらに広がります。
そしていよいよ隼ファンお待ちかね『ゲストライダートークショー』の開演です。ゲストには、世界耐久選手権元チャンピオンでレーシングアドバイザーの北川圭一さんと、全日本ロードレース選手権や鈴鹿8耐等で活躍中のプロレーサー津田拓也さん、お二人のスペシャルトークを聞き逃すまいとステージ前には大勢のお客様が集まります。
「本当に凄い数ですね、今日は日本中の隼がここに集まっている感じですね!」と北川さんも津田さんも驚きを隠せません。津田さんは2週間前に走った鈴鹿8耐の様子や、かつて開発を手掛けたスズキMotoGPマシンの技術が後に隼にもフィードバックされる話などを披露、京都から隼で会場入りした北川さんは、25年前の隼誕生からこれまでの技術進化をよく知る一人として貴重なエピソードの数々を披露しました。お二人の息の合った掛け合いに会場が笑いに包まれます。
続くステージは、地元婦人会『隼OND』の皆様、『水口傘踊り保存会』の皆様による郷土芸能の披露です。隼うちわを手に輪になって踊る隼音頭、そして重厚な唄と共に舞うきらびやかな水口傘踊りのひとときは、鳥取県八頭町への旅情を引き立てます。
同じ頃、駐車場特設スペースでは群家警察署による白バイ交通安全教室が開催されています。白バイとパトカーを身近に見ながら、小さなお子さんは白バイに跨ることもでき、警察官の説明を聞ける貴重な機会とあってこちらも盛況です。
2回目の集合写真撮影の後は、最後のプログラムである皆様お楽しみの『ライダー交流会』です。恒例の『遠くから来たで賞』、北は北海道釧路市、南は宮崎県日南市からのライダーが受賞し、今年から特別枠の『海外から来たで賞』には韓国ソウルから九州経由で4日間かけ自走来場したライダーが受賞。『私が一番元気だぞ賞』は73歳大阪府からの男性ライダーと60歳代の千葉県からの女性ライダーが受賞、お元気な姿に会場全体がパワーをいただきました。プログラムは抽選会、じゃんけん大会と続き、ゲストの北川さんと津田さん、バイクブロガーで隼乗りのRurikoさんが、じゃんけんをしたりプレゼンターとなって、豪華賞品の数々に会場は熱気にあふれます。
さらにまつりの最後には、八頭町出身の石破茂 衆議院議員がサプライズ登場!!「山や川、海のある風景を肌で感じながらバイクで走るのは人生最高に楽しいことでしょう。きれいな景色と美味しい食べ物があり、人情も豊かな鳥取県を八頭町をどうぞ好きなってください。」とご挨拶され、会場は大きな拍手と声援に包まれます。
こうして第14回隼駅まつりは、来年の再会を約束して閉会しました。来場数は昨年を上回る2,500台、2,700名にのぼり、あらためて皆様に愛されるイベントである事を実感しました。
駐輪場の出口では、八頭町長始め運営スタッフ陣、田中二輪事業本部長及びスズキスタッフ陣が手を振り「気をつけて」「ありがとう」と声をかけながら、ライダー一人一人をお見送りしました。帰路へとつくライダー達もまたお見送りに応えながら、夏の日の思い出を刻みました。
一方、まつり名となっている若桜鉄道・隼駅は、8月3日~4日の両日に渡り多くのライダーが訪れ賑わいました。隼駅まつり限定の特別仕様となった駅名看板をバックに記念撮影をするためライダー達が長い列を作りました。時折到着する『隼ラッピング列車』と一緒に写真を撮る方も沢山いらっしゃいました。

田中二輪事業本部長、北川さん、津田さん、Rurikoさんは、日曜日のまつり開会前に隼駅を訪れ、お客様との写真撮影に応じるなど交流を図りました。折しも隼ラッピング列車が到着し盛り上がりました。
  • 義援金送金報告
    第14回隼駅まつり会場内で募集しました令和6年能登半島震災害義援金、507,367円を日本赤十字に送金しましたのでご報告いたします。多くの皆様にご協力いただきまして誠にありがとうございました。