ついに始まった、2013年鈴鹿８時間耐久ロードレース。第36回を迎えた今大会は、ヨシムラスズキやスズキエンデュランスレーシングチーム（S.E.R.T.）をはじめ、全日本選手権でも活躍するチームカガヤマが初出場。全63チーム中、13台のスズキGSX-R1000が出場する。好天に恵まれた鈴鹿サーキットでは25日木曜日からフリー走行が行なわれ、きょう26日金曜日から公式スケジュールがスタート。金曜日には公式計時予選が行なわれ、明日土曜日のトップ10トライアル出場の10チームが決定し、11番手以下のスターティンググリッドが決定することになる。

　午前9時から行なわれたフリー走行を皮切りに、午前11時から公式予選がスタート。計時予選のシステムは、各チームの第1ライダー、第2ライダー、第3ライダーがそれぞれ2回ずつの走行を行ない、チームのベストタイム順に暫定順位が決定。上位10チームがトップ10トライアルに進出することになる。

　第1ライダーの公式予選1回目では、まずヨシムラスズキの津田拓也がグループトップタイムをマーク。チームカガヤマの加賀山就臣が5番手、S.E.R.T.のヴァンサン･フィリップが8番手、モトマップサプライの今野由寛が12番手の暫定ポジションにつける。

　第2ライダーの予選1回目では、ヨシムラスズキの青木宣篤が3番手、S.E.R.T.のアンソニー･デルハールが5番手、モトマップサプライの寺本幸司が10番手タイムをマーク。そして、1992年以来、実に21年ぶりに鈴鹿8耐にカムバックを果たしたチームカガヤマのケビン･シュワンツが13番手につけてみせた。

　第3ライダーの予選1回目では、ヨシムラスズキのジョシュ･ブルックスが2番手、さらに初めてのスズキGSX-R1000で鈴鹿8耐に出場することになったチームカガヤマの芳賀紀行が6番手、S.E.R.T.のジュリアン･ダコスタが7番手、モトマップサプライの中本群が18番手タイムをマークした。

　さらに気温、路面温度が上がった公式予選2回目では、ヨシムラスズキの第2ライダー･青木と第3ライダー･ブルックス、モトマップサプライの第2ライダー･寺本、チームカガヤマの第2ライダー･シュワンツと第3ライダー･芳賀が午前のタイムを更新。最終的に、ヨシムラスズキが総合2番手、チームカガヤマが5番手、S.E.R.T.が8番手と、計3チームのGSX-Rユーザーが明日27日土曜日のトップ10トライアルに進出することになった。