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MotoGP 第11戦 チェコGP
2009年8月16日 チェコ・ブルノサーキット


ロリス・カピロッシ 惜しくも表彰台獲得ならず
 
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ロリス・カピロッシは昨年に続く3位表彰台獲得を目指し、激しいバトルを演じたものの、1秒以下の僅差で惜しくも表彰台を逃した。

カピロッシは9番グリッドから1周目には6番手へと、一気にジャンプアップする素晴らしいスタートを見せた。レース全般を通してT・エリアスとA・ドヴィツィオーゾと激しいバトルを繰り広げ、何度かパスしたが決定的なチャンスにはならなかった。前方にいたJ・ロレンソがクラッシュした際、この3人のライダーは表彰台圏内であることを知り、3位表彰台を目指して争った。最終周、カピロッシは経験を生かし前に出ようとしたが、わずかにラインを外してしまい、今シーズンベストタイの5位でフィニッシュ。

チームメイトのクリス・バーミューレンは、11番グリッドからのスタートで、集団に囲まれてしまい一周目で15位まで順位を落とした。数名のライダーをパスしながら、前にいた2名のライダーのクラッシュもあって11位まで追い上げてフィニッシュ。貴重なポイントを追加した。



ロリス・カピロッシ
「終わってみればいい結果だったと思う。レースウィークを通して戦い続けることができたし、ほぼ表彰台に近い所にいたから。チャタリングの問題があり、それを解決してレースに臨んだ。タイヤのチョイスは正解だったが、少しフィーリングが悪くてフロントのコントロールを失い、タイムをロスしてしまうことがあった。すこしアグレッシブに攻めるのを控えてタイヤをクリーンオフするようにした。それで立て直して、もう一度プッシュし最後まで攻めることができた。チームのみんなはすばらしく働いてくれて、本当にありがとうと言いたい。そして、すばらしいパッケージを用意してくれたスズキにも感謝していて、これは残りのシーズンにとっても、とてもいい方向につながると思う。」

クリス・バーミューレン

「すごく良いスタートを決められたが、ターン1で囲まれて数人にパスされてしまった。4列目からのスタートではこうなってしまうよね。それから一周目はさらに順位を落としてしまった。みんながとても速く、前にいたライダーをパスするのにかなりの周回数が必要で、パスできたころには上位グループははるか前方だった。僕自身のパフォーマンスには少しがっかりしている。ラップタイムを思ったように縮めることができなかった。最後までプッシュして、R・ド・プニエとJ.トーズランドに追い付くことができた。しかし追い抜くには十分な周回数が残っていなかった。今日は少しポイントを獲得できたけど、すばらしかったとは言えない。マシンに関してはかなり前進したし、明日のテストが非常に楽しみだ。」

 
 
決勝リザルト

順位 ライダー メーカー Time/Gap
1 V・ロッシ ヤマハ 43'08.991
2 D・ペドロサ ホンダ + 11.766
3 T・エリアス ホンダ + 20.756
4 A・ドビツィオーソ ホンダ + 21.418
5 ロリス・カピロッシ スズキ + 21.538
6 N・ヘイデン ドゥカティ + 25.544
7 C・エドワーズ ヤマハ + 25.676
8 A・デ・アンジェリス ホンダ + 34.109
9 J・トーズランド ヤマハ + 35.617
10 R・ド・プニエ ホンダ + 39.824
11 クリス・バーミューレン スズキ + 40.776

ポイントランキング

順位 ライダー メーカー ポイント
1 V・ロッシ ヤマハ 212
2 J・ロレンソ ヤマハ 162
3 C・ストーナー ドゥカティ 150
4 D・ペドロサ ホンダ 135
5 C・エドワーズ ヤマハ 112
6 A・ドビツィオーソ ホンダ 107
7 R・ド・プニエ ホンダ 80
8 M・メランドリ カワサキ 79
9 ロリス・カピロッシ スズキ 77
10 クリス・バーミューレン スズキ 72