ロリス・カピロッシがすばらしいパフォーマンスで5位を獲得した。
10番グリッドから好スタートを決めたカピロッシは、2コーナーで3人のライダーによるクラッシュに巻き込まれることもなかった。レースの序盤からスムーズなリズムに乗ることができ、最初の10周までは単独での走行であったが、追い上げ続け、14周目にはT・エリアスをパスした。それからA・ドビツィオーソ と4番手を争い、25周目にはついに彼をパスしたが、ラストラップで再び彼にかわされてしまい5位となった。
クリス・バーミューレンにとってもいいレースとなった。2コーナーのクラッシュの混乱の中から抜け出し、9位でフィニッシュ。レース中のペースは上位6位に相当するもので、1周目のタイムロスがなければ、チームメイトのカピロッシとバトルできる位置にいたかもしれない。
ロリス・カピロッシ
「ラストラップで4番手を逃したことが悔しい。スズキや、スポンサー、チーム全体にとってすばらしい結果だっただろうに。A・ドビツィオーソがほんの少しだけ速くて、もう少しのところでパスされてしまった。抜き返そうとしたがダメだった。4位になっていれば今シーズンの最高順位であるから、それを逃したことが本当に悔やまれるけど、毎回ベストに近づいているし、もうすぐにそこに行けると思う。」
クリス・バーミューレン
「スタートがよくて、ロリスも含め、自分の前にいた列のライダーをみんな抜かすことができた。だけどそのあと2コーナーでのクラッシュの時に際どいところにいて、突然みんながスピードを落とした。1速を選択し、そのあとニュートラルにした。それで本当にスローになってしまった。コーリンの泥よけに乗り上げてしまってタイムロスし、その間にたくさんのライダーにパスされた。A・エスパガロが僕の前にいていい走りをしていたので、パスするのが難しく、ラップタイムが安定しなかった。彼をパスしたらスピードが上がり、トップ5に匹敵するくらいだった。いつものことだけど、予選をもっとうまくやってフロントローに近づかないと。そうすればもっと決勝が楽になるよ。チームのみんながよくやってくれていいパッケージで走れた。」
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