クリス・バーミューレンは15番グリッドからのスタートで10位フィニッシュ。ロリス・カピロッシは20周にリタイアで終わった。
カピロッシは好スタートを決め、序盤は6番手を走行していたが、ミスでクラッシュしそうになり順位を落としたが、すぐに追い上げを開始し、数名のライダーをパス。一時は6番手争いをしていたT・エリアスとA・ドビツィオーゾに追いつき、差を詰めいていた。しかし、20周目に突然のマシントラブルでピットに戻りリタイアを余儀なくされた。カピロッシとチームにとってリタイヤはとても残念な結果となった。
クリス・バーミューレンも5列目からの素晴らしいスタートを見せた。レース中盤では、R・ド・ピュニエと激しく順位が入れ替わるバトルを繰り広げ、17周目にファステストラップを刻み、ついに彼をパスして、11番手に浮上した。その後、カピロッシの不運のリタイアによりポジションを1つ上げ、10位でフィニッシュした。
クリス・バーミューレン
「スタートは良かったんだけど、いつものように5列目からのスタートではすべてが困難になってしまう。最初の数コーナーでは他のライダーにブロックされてしまって、なかなか前に出られなかった。レースの序盤が重要だから、ソフトなタイヤを選んでいたんだけど、8周目を過ぎてから、リアタイヤがソフトすぎてグリップが落ちるようになってしまった。今日の
自分の走りや、サーキットでの動きは良かったと思う。GSV-Rのパフォーマンスは確実に良くなっているので、次のフィリップアイランドにつなげて、良いレースをできることを期待している。」
ロリス・カピロッシ
「リタイヤするまでは、結構よかったので残念だ。スタートもばっちりで、上位グループにつけていたんだけど、ターン6でコントロールを失い、後退してしまった。自分のリズムを取り戻そうと必死で、数名のライダーをパスし、ついにはT・エリアスとA・ドビツィオーゾに追いついたんだ。彼らより自分は速いし、パスできると思っていたよ。その矢先、自分のマシンに何が起こったのかよくわからない状態に陥った。パワーがなくなって、ピットに戻るしかなかった。GSV-Rのいいパフォーマンスを引き出す為にとても奮起したし、レースウィーク中ずっと5~6番手で走行できていたんだから、このサーキットでのパフォーマンスとしては悪くなかったと同時に今はすべて改善されつつあるので、次のレースを楽しみにしている。」
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