朝、雷雨が鈴鹿市を襲い、午前中の4時間耐久レースはスタートがディレイ。雨雲が抜けたあと一気に青空が戻り、気温とともに湿度も上昇。鈴鹿の夏が一気にサーキットへやって来た。
今日は午後2時15分から45分のフリープラクティスが行われ、その後、午後3時半から一人ずつタイムアタックをするトップ10トライアルとなる。
フリープラクティスは気温32度、路面温度48度から50度へと上がっていく中で行われ、最後の10分を残したところで赤旗が提示されてこのセッションはそのまま終了となった。8耐らしい暑さとなった中で転倒車も出て、その中に#71Team KAGAYAMAの浦本修充、#95 S-PULSE DREAM RACING・IAIマーセル・シュロッターも含まれてしまった。ともにケガもなく、マシンの損傷も大きなものではなかったが、ピットをヒヤリとさせるシーンとなった。このセッションでは#12ヨシムラスズキMOTULレーシングが2'07.847で2番手に付け、6番手に#71Team KAGAYAMA、10番手#03MotoMapSUPPLY FutureAccess、11番手#95S-PULSE DREAM RACING・IAI、25番手#1SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMと続いた。
午後3時半から予選の最終章となる計時予選上位10チームによるトップ10トライアルが行われた。最初に、三人のラップタイムのアベレージが10番手から6番手の一人目が走り、その後に二人目のライダーが走行。その後、5番手からトップの一人目のライダーが走り、続いて二人目が走行する。スズキ勢ではまず#71加賀山就臣が4番手に登場。タイムアタック直後から微妙にマシンが動いていたが、ついにスプーン2個目の立ち上がりでリアタイヤがコースから外れ、車体を大きく暴れさせるダイナミックな走りを披露することとなった。サーキットを沸かしながら2'08.926とこの時点で2番手に付けて見せる。また加賀山のチームメイトであるハフィスが2番手のライダーとして登場。初のトップ10トライアルを2'08.616でクリアした。
続いて計時予選トップから5番手までのチームが登場。#12シルバンが4番手としてスタート。その時点でのトップタイムを東コースで短縮し、大幅なタイムアップが期待されたがややスピードが高すぎたようで、二輪専用シケインで転倒を喫してしまった。これを挽回すべく、津田が最後から二人目に登場。東コースでそれまでのトップタイムを0.2秒詰める速さを見せたが、トップタイムを超えることはできず。それでも2'06.382で2番手から明日の決勝をスタートすることになった。