Team SUZUKI

GLOBAL SUZUKI RACING REPOT(海外レースレポートサイト) SUZUKI RACING REPORT

SUZUKI RACING REPORT WSB SUZUKI RACING REPORT WEC SUZUKI RACING REPORT ARJJ SUZUKI RACING REPORT MX1 SUZUKI RACING REPORT AJMX

WSB WEC 全日本ロードレース MX1 全日本モトクロス

WSB

ニュルブルクリンク

2013年9月1日 WSB第10戦、波乱含みの第1レース、キャミアがトップグループ走行から悔しいDNF。

波乱含みの第1レース、キャミアがトップグループ走行から悔しいDNF。

2013年9月1日 WSB第10戦、波乱含みの第1レース、キャミアがトップグループ走行から悔しいDNF。

 ドイツのニュルブルクリンクで開催されたeni FIMスーパーバイク世界選手権第10戦、チーム フィクシィ・クレセント・スズキはレオン・キャミアが第1レースを順調に走行していたもののクラッシュを喫してリタイア、病院に搬送され、キャミアは第2レースをキャンセルした。この日10番グリッドスタートのキャミアは、安定したスタートダッシュからオープニングラップを終えて9番手、さらにL・ハスラム(ホンダ)、D・ジュリアーノ(アプリリア)をパスすると6番手に浮上し、ポディウム目指して追い上げ態勢へと入った。そしてS・ギュントーリ(アプリリア)を捉え5番手に上がろうとした時、アクシデントは起きた。クラッシュして間もない他車から路面にオイルが漏れ出し、その上に乗ってしまったキャミアは一瞬にしてコントロールを失い、ハイスピードでの大クラッシュに見舞われてしまう。メディカルスタッフの敏速な判断により、キャミアはヘリで病院へ救急搬送された。頸部損傷が懸念されていたが、検査の結果は異常はなく、大クラッシュだったにもかかわらず幸い他の部位にも深刻なダメージはないと診断された。キャミアはすぐにも病院から戻りたい意思を示しており、次戦に向けて数日間の休養を取る予定。

 また、コース上のオイルによりキャミアと同じ場所でクラッシュしたJ・レイ(ホンダ)は搬送先の病院で左大腿骨の骨折が判明、フィクシィ・クレセント・スズキはレイに対し一日も早い復帰を祈るとコメントした。このアクシデントにより第1レースはレッドフラッグとなり、残念ながらクラッシュ後にピットインの叶わなかったキャミアはDNFとなった。

 チームメイトのジュエル・クルーゼルは、第1レース8位、続く第2レースも後半までトップ10をキープしていた。しかしながら16ラップ目にマシントラブルによるコースオフを余儀なくされ、再スタートはしたものの最後は14位、かろうじてポイント獲得圏内となったが、少々悔いの残るレース内容となった。

 ヨシムラによってチューンされたスズキGSX-R1000と共に、フィクシィ・クレセント・スズキは次戦に向けた準備に入る。WSB第11戦は9月13日~15日、WSB初会場となるトルコ・イスタンブールで開催される。

RIDER COMMENT

レオン・キャミア
レオン・キャミア
第1レース/DNF 第2レース/−

ジュエル・クルーゼル
ジュエル・クルーゼル
第1レース/8位 第2レース/14位

「苦しく厳しい週末でした。それでも第1レースでは多くの事を学んだので、第2レースで何とかしてそれらを走りに生かそうと思いました。第1レースの最初の4~5ラップはとても良い感触で走れましたが、タイヤが消耗するにつれて攻めることができなくなり、あの状況で8位の結果は上出来です。第2レースも第1レースと同様の状況で、さらにオープニングラップでハイサイドになり、第1レース以上にタイヤグリップには不安を感じましたが、とにかくベストを尽くすしかないと思いました。そんな中でもターン後半の安定性については多少の改善もできて、これが今回のレースの一番の収穫です。第2レースも8位か9位を狙えるところだったのですが、フィニッシュまであともう少しというところで電気系統のトラブルでストップしてしまいました。再スタートはできましたが、14位は不本意な結果です。それに今回はレオンの不運なクラッシュもあり、とても心配でしたが、レオンが一日も早くカムバックして、次の大会でまた一緒に良い成績を出すよう頑張りたいです。」

TEAM MANAGER COMMENT

Paul Denning ポール・デニング チーム代表
ポール・デニング チーム代表

「前回、8月最初のシルバーストーンではフィクシィ・クレセント・スズキらしさを発揮して好成績を出し、そして今回もレオンは確実にポディウムを狙っていけるペースを持っていました。しかしながら第1レースのラスト2ラップであの恐ろしいクラッシュがあり、とにかくレオンの怪我だけが心配でした。こういう場合、常に冷静を保つ事も重要ですが、レースディレクターはコース上にオイルの漏れたバイクがあることをピットやライダーに知らせて、悲惨なクラッシュが起こる前に速やかにレッドフラッグとする対処を考えてほしかったです。今回の状況の説明と今後のための改善策について、我々はレースディレクターと話し合うつもりです。レオンに大きな怪我がなかったのは不幸中の幸いでしたが、レイの怪我については本当に不運なことで心からお大事にと言いたい。ジュエルについては、次のイスタンブール・パーク・サーキットを2007年にGP250で走った経験があり、彼の好きなコースのひとつだということなので、期待できそうです。今回のタフな展開を教訓に、次はぜひトップ争いに食い込んでいってほしい。レオンの方はレースをするに充分な状態まで回復できるかどうか、確認でき次第お知らせしたい。GSX-Rのポテンシャルを知り尽くしているレオンにはぜひとも元気に走る姿を見せてほしいし、ライダーもチームも皆一丸となって取り組んでいる。」

RESULT FINAL 第一レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 T・サイクス カワサキ
32'38.184
2位 M・メランドリ BMW

0.269

3位 C・デイビス BMW
0.714
4位 S・ギュントーリ アプリリア
6.427
8位 ジュエル・クルーゼル スズキ
18.726
DNF レオン・キャミア スズキ
6.677

RESULT FINAL 第二レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 C・デイビス BMW
34'36.933
2位 E・ラバティ アプリリア
0.132
3位 M・メランドリ BMW
0.366
4位 T・サイクス カワサキ
1.189
5位 S・ギュントーリ アプリリア
1.621
14位 ジュエル・クルーゼル スズキ
1'05.331

OVERALL RESULT

順位 ライダー メーカー
ポイント
1位 T・サイクス カワサキ
287
2位 S・ギュントーリ アプリリア
286
3位 M・メランドリ BMW
257
4位 E・ラバティ アプリリア
247
5位 C・デイビス BMW
221
9位 ジュエル・クルーゼル スズキ
123
11位 レオン・キャミア スズキ
114

MANUFACTURER POINT

順位 マニュファクチャラー
ポイント
1位 アプリリア
369
2位 カワサキ

341

3位 BMW
321
4位 ホンダ
201
5位 スズキ
175
6位 ドゥカティ
144
7位 ヤマハ
4

WSB

  • 第1戦 2月24日 オーストラリア大会
  • 第2戦 4月14日 スペイン大会
  • 第3戦 4月28日 オランダ大会
  • 第4戦 5月12日 イタリア大会
  • 第5戦 5月26日 ヨーロッパ大会
  • 第6戦 6月9日 ポルトガル大会
  • 第7戦 6月30日 イタリア大会
  • 第8戦 7月21日 ロシア大会
  • 第9戦 8月4日 イギリス大会
  • 第10戦 9月1日 ドイツ大会
  • 第11戦 9月15日 ドルコ大会
  • 第12戦 9月29日 アメリカ大会
  • 第13戦 10月6日 フランス大会
  • 第14戦 10月20日 スペイン大会