新緑の4月には似つかわしくないどしゃぶりの雨。
その冷たさに大きく身震いしながらも心だけは熱く期待に満ちあふれました。今年もたくさんの人の夢と希望を乗せGSV−Rがツインリンクもてぎを駆け抜ける。
- (雨の中スズキブースにも多くのお客様にご来場いただきました)
- (2人の移動中のオフショット)
ツインリンクもてぎで4月24日から3日間開催された『2009 MotoGP世界選手権ロードレース 第2戦日本グランプリ』
今年もリズラスズキからはロリス・カピロッシ選手、クリス・バーミューレン選手が出場しました。
決勝戦当日、会場には…悪天候にもかかわらず早朝からたくさんのファンの方が。
どんよりとした空の下、リズラブルーがなんともまぶしい。
- (茨城県在住の八木さん)
早速、私は開園前からゲート前に並んでいらした茨城県在住の八木さんにお声かけしました。
「MotoGP観戦は今年で7回目。毎年、レースに合わせて会社を休んでいます。MotoGP休暇ですね。今年は初日の朝から茂木に来ています。」
スズキファン歴17年の八木さんは、この後、スズキブースで行われた様々なイベントにも参加してくださいました。
- (神奈川県在住の森下さん)
そして、こちらもMotoGP観戦は7回目とおっしゃる神奈川県在住の森下さん。
「例年は、バイクで会場まで来ているのですが、今年は大雨の予報でしたので、予定を変更して車で来ました。バーミューレン選手のファンなので今日は精一杯応援したいと思います。」
- (もてぎ内にあるレストラン「ハローウッズ」)
開園後1時間もすると、お昼にはまだ早いのにもかかわらず、屋台には行列ができていました。
今日は様々なイベントが目白押し。私も今のうちにお腹を満たしておこうと思います。
雨がぽつぽつと降っているので、室内でゆっくり食事を摂るためにハローウッズに移動します。
ハローウッズ内には、ヘルシー思考の方には嬉しい、新鮮な野菜を使った料理を提供している『カフェどんぐり』があります。定番のカレーやオムライスのほかに、素材のうまみを堪能できる「キャベツのそのまんまサラダ」やりんごジュースベースの「生しぼり人参ジュース」などといったちょっとめずらしいメニューもあります。
お腹がいっぱいになったところで、スズキブースに向かうと雨にもかかわらずたくさんのファンの方が集まっています。そして、ブース内で一番の注目を集めていたのはステージに置かれている『MotoGPマシンGSV−R』。
- (茨城県在住の飯田さん。
またがり撮影も行われました)
“GS”は伝統的にスズキの4サイクルエンジン搭載車を、“V”はV型エンジン、“R” はレースをあらわします。まさしくこのレースのために生まれたマシン。今年はどの ような走りを見せてくれるのでしょうか。
ファンの方、待望のイベント『北川圭一が新型マシンと語る』が始まります。
2003年JSBクラスチャンピオン、2005、2006年世界耐久チャンピオンである北川さん。なんと、先週、実際に2009年モデルのGSVRテストマシン乗られたそうです。
北川さん:「2007年からMotoGPマシンの排気量が800ccになったのですが、その時点で990ccの時と比べて非常に乗りやすくはなっていた。2009年モデルでは電子制御技術が進化して、さらに乗りやすくなった。スタートはアクセルを全開キープしてクラッチをコントロールするだけ。ライダーはクラッチのことだけを考えれば良いので、その分、ライン取りとか他のことに集中して操作できるんですよ。」
前日のライダートークショーでも、選手の2人が今年のマシンは電子制御が進化したとおっしゃっていたのですが、北川さんもやはり同じことを感じたようです。
実は今回、スズキブースにはもう一人、ステキなゲストが遊びに来てくれました。
そのゲストとは、俳優、映画監督でもありオートバイ雑誌にコラムを掲載していらっしゃる大鶴義丹さんです。
- Q.現在乗られているバイクについて
- 大鶴さん:スズキの大ファンで、以前はハヤブサにも乗っていましたが、現在はGSX−R750 2008年モデルですね。
- 北川さん:大鶴さんもハヤブサに乗られていたみたいですが、実は、僕も先日ハヤブサが納車されたばかりなんですよ。レースに出場していた時は、プライベートで乗ることはほとんどなかったのですが、引退して少し時間が経ち、バイクに乗りたいなと思って。
- Q.お二人とも峠によく行かれていたようですが。
- 北川さん:免許を取ってからは、日課のように地元(京都)の峠に行ってましたね。
- 大鶴さん:通学している高校(町田)の裏が有名な峠だったので、放課後は、毎日クラブ活動のようにそこで走っていました。当時は、空き缶をつぶして膝につけて走っていましたよ。
北川さん:プラスチック製のまな板も使っていましたね。なんとか工夫してお金がかからないようにって。
同じ年代に峠を走られていたお二人。和気あいあいとした雰囲気の中、思い出話しに花が咲きました。
これらのイベントが終わったころ、スズキ応援席には続々とファンの方が集まってきました。