空に届け 熱き応援 スペシャルレポート

大会の様子

前日の公式予選に続き、決勝戦前のウォームアップ走行までもが豪雨に見舞われ、十分に観戦が楽しめなかった分、決勝戦への期待が高まります。

天候も安定し、路面もドライコンディションに。応援席もゆっくり座って観戦ができる状態。 15時の決勝戦スタートを前に会場に集まったお客様一人一人が主役となれる応援合戦の始まりました。今年のスズキ応援グッズは、Tシャツ、フラッグに加え、スティックバルーンも登場。

(東京都からお越しいただいた斉藤さん、高橋さん)
(東京都からお越しいただいた斉藤さん、高橋さん)
(中国から応援に駆けつけていただいたお客様も)
(中国から応援に駆けつけていただいたお客様も)

場内放送の合図で一斉に2本のバルーンを打ち付けリズラスズキチームと我ら応援団をアピール。そのうちに応援団全体に一体感が生まれさらに熱気が上げます。
そして、スタートの直前、なんと分厚い雲が風に飛ばされ、応援席のリズラブルーが空の色に溶け込みました。会場の上は青空。

大会の様子

爽快な天候の中、スタートを切ります。
2列目スタートである、カピロッシ選手とバーミューレン選手。バーミューレン選手の絶好のスタートに応援団は大興奮。エアホーンを鳴らし、スティックバルーンを叩きビックフラッグは宙を華麗に舞います。

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ところが、スタートして間もなく『5コーナーで転倒』との場内放送が入りました。
どの選手が転倒したのかと賑わっていた応援席は一瞬にして静まり返り、祈るような気持ちで次の場内放送を待ちます。30秒ほどの沈黙が続き、転倒したのが今年からMotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、高橋選手だと分かると、スズキの応援席でもため息と落胆の声が聞こえてきました。残念な気持ちを抱えつつ、気を取り直して、カピロッシ選手とバーミューレン選手を応援します。

パラソルガールの原さんと横部さんも応援団席に駆けつけました
(パラソルガールの原さんと横部さんも応援団席に駆けつけました)

カピロッシ選手はレース中盤から順位を上げ、バーミューレン選手は途中、カピロッシ選手に先行を許します。

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その後もバーミューレン選手はスタート時のような走りを見せることができず苦戦。カピロッシ選手も先頭集団との距離を詰めることができず、7位でゴール。バーミューレン選手は遅れを取り戻すことが出来ず10位。
最後の1秒まで声援を送っていた応援席では、両選手の健闘を讃えスティックバルーンを大きく打ち鳴らします。長く続くその音はやがて名残を惜しむかのようにも聞こえてきました。

大会の様子

日本グランプリを終え、私の心にはお祭りが終わった時のような寂しさが残りました。
どしゃぶりの雨から一転、青空の下で行われた決勝戦や応援合戦は一生忘れない思い出となりそうです。応援団の皆様はどのような思い出が出来ましたでしょうか?

2009MotoGP世界選手権ロードレースは第1戦がカタール、第2戦が日本、そしてスペイン、フランスと続きラストである第17戦はバレンシアで行われます。
開幕されたばかりのこのレース。今後も目が離せません。

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