気温36℃を超える猛暑のカタルニアGP。88,000人の大観衆が見守る中、レースがスタート。
リズラ・スズキのロリス・カピロッシは、過酷な25ラップを走り抜き価値ある5位を獲得した。クリス・バーミューレンは、苦しみながらも11位でフィニッシュしポイントを獲得した。
カピロッシは11番手からの好スタートをきめ、1周目の終了時には7番手に浮上、そして5周目には6番手まで浮上した。その後、D・ペドロサとバトルを繰り広げ、ついに17周目には彼をかわし、5番手に浮上した。このバトルで時間を費やしたカピロッシはそれ以上順位を上げることができず、前戦のイタリアGPに続き、5位でフィニッシュした。
クリス・バーミューレンは12番グリッドからのスタート。序盤に集団の中から抜けきれず、16番手まで順位を落とした。ここからバーミューレンは追い上げを見せ、少しずつ順位を上げて行き、11位でフィニッシュした。
ロリス・カピロッシ
「ムジェロと同じ5位だがハードなレースだった。すばらしい成績だ。チームのみんなのおかげだ。予選のあと、マシンのフィーリングがあまりいいとは感じなかったが、メカニック達が夜遅くまで働いて解決してくれた。ウォーミングアップのときに試して、非常にいいと感じた。決勝レースでは、好スタートのあとリズムをキープすることができた。ペドロサに近づいたとき時間をロスしてしまった。彼のマシンはとても速く、なかなかパスできなかった。彼に数周の間つかまっていなければもっと良い成績を残せたかもしれない。新しいエンジンを用意してくれたスズキには大いに感謝したい。チームの仲間にも。彼らなしでは今日の成績は残せなかった。」
クリス・バーミューレン
「困難なレースだった。いいスタートがきれたが集団に囲まれてしまった。フロント周りに加えた変更が良かったので、決勝では少しハードにプッシュできた。今日は少しポイントを稼ぐことができたが、満足できるものではない。ここ最近のシーズンでいい調子になってきているのであと少しの幸運がめぐって良い成績を得られればと思う。」