ロリス・カピロッシはブリジストンのハードタイヤを選択。しかし最適な温度まで持っていくことができず、スズキGSV-Rのベストなフィーリングをなかなか引き出せなかったため、結局11位でフィニッシュ。ポイントランキングを1つ上げた。
クリス・バーミューレンは金曜日のフリー走行中に負った腰と肩のケガによる痛みに苦しんでいた。スタートこそ良かったが、序盤はハードにブレーキングする場面で苦しみ、最後尾まで後退してしまった。
しかし、ここから追い上げを見せ、途中コースアウトもしたが、10周目に1台パスすると、勢いをキープし、27周目でファステストラップを記録した。さらに最終ラップではM・カリオをパスし、13位でフィニッシュした。
ロリス・カピロッシ
「今日のウォーミングアップのときにいくつかの問題があって、午後になって天候が少し回復してきたように見えたときハードなタイヤを使うことに決めた。練習でこのタイヤを試す機会がなかったので、タイヤの温度を十分上げることができなかった。それが、このレースで苦しんだ理由の一つだが、他にも、このサーキットでうまくいかなかった部分を理解する必要があると思う。昨日のクラッシュで壊したマシンをクルーが頑張って作り直してくれた。体調は良かったわけではないが、一番悪かったのはフィーリング。ターンがうまく出来なかった。解決の糸口を見つけ、分析して次のレースに向けてベストを尽くしたい。」
クリス・バーミューレン
「練習走行でクラッシュしてしまって、きついレースウィークになってしまった。クラッシュのせいで貴重な走行時間とセットアップの時間を失ってしまった。それでもチームはきちんとマシンを用意してくれた。スタートは成功したし、序盤はいいスピードで走行できていたんだが、ブレーキングで苦労してパスされてしまった。ターン1でミスしてコースアウトしてしまって、時間を無駄にしてしまった。そのあとはとてもつまらないレースで、前にいたN・カネパをただ追うだけだった。最終ラップでM・カリオをパスすることができて、ポイントを少し稼ぐことができた。調子を上げて次のレースでハードに攻めることができればと思う。」
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