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全日本ロードレース選手権
2019年6月22・23日
全日本ロードレース選手権 第4戦 in 筑波
会場:茨城県・筑波サーキット

尾野弘樹、第2レースで5位入賞を果たす
全日本ロードレース選手権第4戦が6月22日・23日に茨城県の筑波サーキットで開催された。このレースにスズキ勢として、ミクニ テリー&カリーから尾野弘樹がGSX-R600で参戦した。

この第4戦はJSB1000クラスが開催されないことからJ-GP2、J-GP3、ST600の3クラスのみで、土曜日に予選と第1レース、さらに日曜日に第2レースが行われる。今年のJ-GP2クラスの全7レース中、2レースがこの二日間の中で行われるため、非常に重要となる。そのためにチームは、前戦SUGOのレース直後に筑波での合宿を敢行。一般のスポーツ走行をこなしながら、さらにはフィジカルトレーニングも行い、さらなるレベルアップを目指してトライを続けた。その甲斐があり、事前テストは順調にメニューをこなすことができ、良い流れの中でチームはレースウイーク入りすることができた。気になるのは天候で、今回のレースは梅雨の時期に行われることから雨の可能性が高いが、事前テストは好天に恵まれ、真夏日並みのコンディションで二日間の走行が行われた。レースウイークもその流れのままドライでできれば理想的だが、結果的に金曜日は晴れたが瞬間的なゲリラ豪雨に見舞われ、土曜日も予選はドライだったが第1レースは雨。日曜日の第2レースもスタート時はドライながら途中雨がパラパラと落ち出す微妙なコンディションとなってしまった。

尾野は金曜日のART合同テスト1本目は30周走り、最後に57.829のタイムで5番手となった。2本目も30周し、28周目に57.698のタイムで4番手。トップとの差も1本目は0.309あったが、2本目には0.285まで詰め、チームの準備したメニューを消化しながら順調にタイムを上げることができていた。

そうして迎えた土曜日の予選。空はどんより曇り空ながら、ドライコンディションで走行することができた。尾野は2周目に58.564をマークし、3周目58.621、4周目58.200とタイムを詰め、予定通りのペースでこのセッションを進めたが、ここでマシントラブルが発生。その修復のために時間を使ってしまい、その後はタイム更新が図れず。結局、4周目に出した58.200が第1レースの予選タイムとなり、11周目に出した58.212が第2レースの予選タイムとなった。このため両レースとも2列目6番グリッドから決勝を迎えることとなった。

土曜午後の決勝は、J-GP3クラスが途中で激しい雨に見舞われる展開となり、その後のJ-GP2クラスもフルウエットでのレースとなった。事前テスト、ART合同テスト、予選とここまでドライコンディションで行われているため、各ライダーとも手探りでの決勝となった。スタートでうまく飛び出したい尾野だったがうまくそれができず、8番手で序盤を走行。6周目に7位に上がり、この位置でチェッカーとなった。

日曜朝のウォームアップ走行は曇り空で路面温度が上がらない中、尾野は順調にペースを上げ、58.012のタイムで4番手となり、決勝での巻き返しが期待された。ドライで第2レースはスタート。第1レース同様、尾野はスタートでの大幅なジャンプアップが果たせず、序盤は6番手で周回。8周目に5番手に上がり、58秒前半でラップ。タイムが落ちる上位陣の中でラストラップに58.122と尻上がりのペースだった尾野だが、そのまま5位でゴールした。


ミクニ テリー&カリー No.392 尾野 弘樹
(J-GP2クラス 第1レース予選6番手・決勝7位/第2レース予選6番手・決勝5位)
「事前テスト前のプライベートテストからタイムが頭打ち状態で、苦しい状態となってしまいました。バイクのフィーリングが良くても悪くても、タイヤが新品でもユーズドでもその状態は変わらないため、それを打開するには自分の走り方で対応するしかないと、そのトライは結局第2レースが終わるまで続けることになりました。それでも頭打ちの状態はレースウイークに入って打開でき、今まで58.0秒から57秒台へ入ったところで足踏み状態だったのが、57.6秒までタイムを詰めることができ、昨年の自己ベストも更新できました。ただそれでもロングランするとアベレージが今ひとつで、結果的には非常に苦しいラウンドとなってしまいました。しかも第1レースは急に雨になってしまい、昨年の岡山、鈴鹿とウエット路面に苦しめられ、そこまで厳しくはなかったのですが、苦しいレースにはなってしまいました。第2レースもトップとの差が詰められず、苦しいレースでした。残りあと3レース。ウエットでの課題をクリアしたいですし、ドライでの速さもさらに磨きをかけられるよう、チームと相談して解決策を見つけ出したいと思います。」

ミクニ テリー&カリー 高橋 淳一郎 監督
「事前テスト前にライダーのトレーニング合宿とスポーツ走行を行い、調子自体は上向きでした。テストもチームで準備していたメニューをこなすこともでき、レースウイークに入っても初日に57.6秒までタイムを詰められたので、そこまではほぼ予定通りに進めることができました。ところが予選始まってすぐにシフターの部品にトラブルが出てしまい、しかも制御系センサーのパーツを含めたところが壊れてしまったことから車両を大きく分解する必要が出てしまい、そこで手間取り、残り8分でやっとライダーをコースに戻すような状況になってしまいました。最後にタイムを出すそのパッケージは、ある程度周回を重ねてライダーにフィーリングを掴んでもらって、という流れの中で設定したものだったので、そのプロセスを経ていない中でタイムを出していくのは非常に難しく、さらに時間がないという焦りからライダー側のミスも出てしまい、セカンドローという厳しいグリッドになってしまいました。トップグループのライダーたちとは異なるタイヤを使っているため、序盤の位置取りが非常に重要になってくるのですが、それが予選で果たせず、決勝ではやはりそれが致命傷となってしまいました。このあと全日本は長いインターバルに入ります。チームもライダーも鈴鹿8耐には参加しませんので、そこで予定していたテストに、さらにプラスして後半戦に備えたいと思います。」

第4戦 in 筑波 J-GP2 レース1決勝結果
順位No.ライダーチーム名マシンタイム/トップ差
171榎戸 育寛SDG Mistresa RT HARC-PROHP6-q21'06.016
2634名越 哲平MuSASHi RT HARC-PRO.HP6-q+9.748
34作本 輝介Team髙武 RSCMD600+15.110
470岩崎 哲朗OGURA CLUTCH with RIDE INZX-6R+15.416
514阿部 恵斗WebikeチームノリックヤマハYN6+18.833
622小谷 咲斗TEAM PLUSONE with TAROHP6q+18.950
7392尾野 弘樹ミクニ テリー&カリーGSX-R+31.946
836徳留 真紀マルマエMTRHP6+38.210
918豊島 怜SpeedHeart DOGFIGHTR YAMAHAYZF-R6+56.789
1019井手 翔太HITMAN RC甲子園ヤマハYZF-R6+1Lap
1179朝比奈 正アサヒナレーシングZ600+2Laps
第4戦 in 筑波 J-GP2 レース2決勝結果
順位No.ライダーチーム名マシンタイム/トップ差
1634名越 哲平MuSASHi RT HARC-PRO.HP6-q19'19.077
24作本 輝介Team髙武 RSCMD600+2.044
371榎戸 育寛SDG Mistresa RT HARC-PROHP6-q+2.745
422小谷 咲斗TEAM PLUSONE with TAROHP6q+5.69
5392尾野 弘樹ミクニ テリー&カリーGSX-R+14.303
670岩崎 哲朗OGURA CLUTCH with RIDE INZX-6R+14.87
714阿部 恵斗WebikeチームノリックヤマハYN6+15.373
836徳留 真紀マルマエMTRHP6+30.306
919井手 翔太HITMAN RC甲子園ヤマハYZF-R6+44.328
1018豊島 怜SpeedHeart DOGFIGHTR YAMAHAYZF-R6+52.693
DNS79朝比奈 正アサヒナレーシングZ600-