2014年6月22日 スーパーバイク世界選手権
第7戦 ミサノ・サーキット
ユージン・ラバティが負傷にもかかわらず第2レース7位と健闘
6月22日、イタリア ミサノのマルコ・シモンチェリサーキットで開催された2014eni FIM世界スーパーバイク選手権シリーズ第7戦で、ボルトコム クレセント スズキのユージン・ラバティが負傷した足の痛みをこらえながら力走、第2レースで7位に入る健闘を見せた。第1レースは負傷の影響があり9位となったものの、ラバティは第2レースを棄権することなく、スタート直後は周囲のライバル達に囲まれ10番手争いを展開したが、その後7位まで順位を上げ、価値ある9ポイントを獲得した。 |
チームメイトのアレックス・ローズも好調な走りで、第1レースは9ラップ目に1分36秒621の好タイムをマークすると、J・レイ(ホンダ)の後方に迫り8番手争いに加わった。しかしながら13ラップ目の第5コーナーで無念の転倒を喫し、DNFとなった。第2レースはスタートでタイミングが合わず11番手につけるが、その後GSX-R1000と共に安定したペースで順位を上げ、やがて5番手争いに加わるまで追い上げ、その後14ラップ目にはラバティの後方から8位でフィニッシュ、8ポイントを獲得した。 |
「第1レースは調子が良かったのに自分のミスが原因で、悔いの残る内容になりました。第2レースは頑張って8位になり、そうは言っても決して満足はしていませんが、自分がこのサーキットでWSBレースを走るのは初めてということもあり、あれが精一杯でした。気温や路面温度が高い中でのレース経験をもっと積まなくてはと思います。様々な状況でのマシンセッティングについてもさらに詰めていかなくてはなりません。次のポルトガルは、シーズン前にテストをして良い感触がつかめているので、上手くセッティングを合わせて良い結果が出せるように頑張ります。」 |
「厳しいレースでした。第1レースは、スタート後の数ラップは第5コーナーのコーナーリングで足に力を入れるたびに骨がガクガクと鳴るような違和感を感じていました。痛みもあり、レース序盤は上手く乗れませんでしたが、諦めたくなかったので粘り強く走るうち、最後の5,6ラップは追い上げることもできました。第2レースは、症状も悪化していて走れるかどうかもわからない状態でした。歩くことは出来ても、バイクの上ではコーナーリングの荷重時にどうしても足に負担がかかるので、フットレストへの足の乗せ方を変えて乗り方を工夫してみました。次のポルティマオではぜひともベストの走りをしてトップ争いに加わりたいです。」 |
「すべてにタフなレースウィークでした。本当に完璧な走りをしなければ絶対勝てないというWSBの厳しさを痛感しています。ユージンもアレックスもよく頑張っているし、特に怪我を押して結果を出した第2レースのユージンは評価したい。2人ともスタートでのタイヤのグリップ感を気にしており、今のところはそれについての対応策が一番の課題です。」
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|